辞書のできごと(2024年1月)
先月の辞書に関する出来事をまとめます。コメントはあったりなかったりします。
1/2 📺テレ東「辞書で呑む」が放映
〈三省堂国語辞典〉〈新明解国語辞典〉を引き引き辞書を読むという信じられないような特番。大変面白かったです。謎のドラマパート以外は。
1/9 📺ゆる言語学ラジオで〈現国例〉回が公開
〈現国例〉回ではなく日本語コーパスシリーズに関する雑談の回なのですが、「類語対比表」などの特色がある小学館〈現代国語例解辞典〉の話題が相当の分量を占めています。
1/9 📺ゆうせかで〈消えたことば辞典〉回が公開
山本さん絶好調回です。
1/10 📕〈ラルース百科事典〉の挿絵を集めた書籍が発売
19世紀フランスの百科辞書のイラストをまとめているようです。
中身を見ていないのですが、出元は何でしょうね。〈ラルース〉初版(Grand dictionnaire universel du XIXe siècle, 1866)を見ると、底本ではなさそう。これはBnF Gallica(フランス国立博物館の電子図書館)などで閲覧できます。
1/19 📺NHK高松放送局で飯間浩明さんの特集が公開
「今年の新語」、生い立ち、〈三国〉への思いというテーマ。
1/27 📺毎日ことばplusで漢和辞書編集者と校閲記者の対談が開催
出演はフリーの漢和辞典編集者・円満字二郎さん、毎日新聞校閲センターの平山泉さん。今回も有料会員はアーカイブが2か月ほど見られます。
漢和辞書は分析するのではなく、集める・繋げるのが大事なのだ、ということでした。よくわからない。漢字の使い分けに関する話題などで、用例に先行して字に「イメージ」なるものがあるとの論を展開しているのも気になります。
今月は以上です。
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