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【たくさん歩いて街を知る・ポー川沿いでただ景色を眺める午後】イタリア一人旅🇮🇹2023/10/7 スクラップ日記

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蚤の市とヨーロッパ最大のメルカート

グラン・バロン・トリノ

トリノの情報を検索していると、どうやら毎月第二日曜に「グラン・バロン・トリノ」という大きな蚤の市があるらしい。

毎週土曜日は、同じ場所でグラン・デル・サバトとして開催されているそうなので行ってみることにした。

この日も徒歩で行動。

普段から歩くのは好きだが、一人旅は自分さえ頑張ることができれば誰にも気を遣う必要はないので、ツーリスト用の乗り放題券が逆に高くつくのでは?というくらい歩く。

その方が、Googleマップを眺めるだけでは見つけられないものがあったりして、
子供に戻った気分でワクワクできるからだ。

グラン・デル・サバト正面入口

ヨーロッパでは街のあちこちで蚤の市が開催されているが、こちらは特に人が多くなかなかの広さ。

出店数も多かったので、何かいいものあれば買いたいな〜とうろついていたが、特に目ぼしいものはなかった。

テレビなどで蚤の市を見ていると、
楽しそう〜♪掘り出し物探したい〜♪と思うのだが、歳を重ねる内に少々潔癖になった私は、

「一体これらは、今日までどのように保管されていたのだろう…。」

などと考えてしまって、
なかなか買うに至らない。ただし古着はお店の雰囲気による。(わがまま笑)


人混みはスリに要注意

ワイワイした雰囲気が夏祭りの縁日みたいで楽しかったが、このような場所に行く時は手荷物に要注意。

雑多に置かれた品々に目を奪われている間に、
スマホや財布をスられちゃったりする。

海外旅行において、あまりにもありふれた注意事項かもしれないが、これは本当に気をつけた方がいい。

ちなみに私は、今のところスリにあった経験は無いが、

・お金を持ってそうな格好をしない。
・私のことは狙わせないよ!という雰囲気で歩く。
・両手が塞がっている状態にしない。

を初めてイタリアに来た時から、自分なりのルールとして徹底している。

さらに、最近は体力や体調に自信が無い日も増えたので、

・疲れそうな気がした時点で休憩する。
・暑い時はすぐ休む。
・楽しい!おいしい!もう一杯飲める!と思ってもやめとく。
・眠い…かも?くらいで帰る。
・あれやこれやと予定を詰め込まない。

と、この辺りも追加して、より気をつける様にしている。

旅行に限らず、なんとなく調子が悪くて注意が散漫している時に無理をすると、大抵良いことは起きないからだ。


ポルタ・パラッツォの巨大バーガー

グラン・デル・サバトをぐるりと回って道を少し出ると、ヨーロッパ最大の青空市場であるポルタ・パラッツォの目の前に出た。

この日の予定には入れていなかったが、
朝から歩き回ってお腹も空いてきたので、中央市場のフードコートで食事をした。

観光で人気なフィレンツェの中央市場と比べると、店舗数は少ないがフロアは広く、席数も多いので座る場所には困らない。

ぐるっと一周して、トスカーナ牛を使ったハンバーガーを食べることに。

これがかなり大きい!

いけると思ってポテト付きのセットにしてしまった。


バンズはカリっと焼いてあって軽めだったので、肉肉しいパティはボリューミーだったが食べやすく、味もおいしい。

とは言ってもさすがに大きすぎて、全部食べ終わるまで40分くらいかかってしまった。

バーガーが出来上がるまでの間、テーブルに置いてあったメニューを見ていると、
ハンディを持った女性スタッフが「注文いかがですか?」と声をかけてきた。

せっかくなのでビールを頼むと、
その場で会計を済ませ(カード・現金共に可)このままテーブルで待っていていいとのこと。

えええ!?私の知ってるイタリアって、こんな日本のようなサービス受けられたっけ?幻!?

会計をした女性と入れ替わりで、注文したビールを持った男性スタッフがやって来た。

ええええ!?イリュージョンか何かですか?
私の知ってるイタリアの市場は、目の前で頼んだビール以外、そう簡単に私の元へは届かないはずなんですけど??


ドリンクカウンターで直接注文し、
その場で会計をして受け取り、自分でテーブルに持っていくものだと思っていた私は、本当に度肝を抜かれた。

もしかしたら、今はフィレンツェの中央市場のフードコートもそのような仕組みになっているのだろうか?

知っている人いたら情報ください。


ポー川沿いを歩く

食事をした後、ポルタ・パラッツォの生鮮市場も歩いて回ったが、週末なのでかなり本当に人が多かった。

お腹もいっぱいなので、買い物は諦めて川沿いでのんびりすることにした。

イタリア北部を横断するポー川は、
アルプス山脈を源流にアドリア海まで繋がる総延長650キロメートルを超える国内最長の川だ。

ローマの街中を通るテヴェレ川や、
ポンテヴェッキオが架かるフィレンツェのアルノ川もいいけれど、ポー川の方が流れが早く水が透明なので、水面がキラキラしていてすごく綺麗だ。

もしイタリアで生活するなら、これくらいの雰囲気の街が暮らしやすいだろうな。

何軒かお酒を飲めるレストランもあって、
夜になったらアペリティーボを楽しむ人で賑わうんだろう。

私はベンチに座ってしばらくボーッとした。

本当はグラン・デル・サバトだけ見て一回アパートに帰ろうと思っていたけど、まあいいか。

この日はとても天気が良くて、川沿いを歩くだけで健康になって、さっきのハンバーガーのカロリーが帳消しになるような気分だった。

…ならないけど。

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