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【トリノで食べるおいしい牛肉麺・夜散歩と締めジェラート】イタリア一人旅🇮🇹 2023/10/20 スクラップ日記

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弾丸ニース旅行から帰ってきたのが朝の6時。

イタリア警察の怠惰な仕事ぶりに振り回されて、
思っていたより移動中の睡眠をとることができなかったので、アパートに戻ってから昼までしっかり寝た。

昼ごはんに食べきれずに残しておいたカルツォーネを食べてから、2日後に迫るアパートのチェックアウトに備えて、パッキングの準備や部屋の掃除を始めた。

23日から出発するチェコへはeasy jetを利用する。

手荷物はリュックのみで、メインのキャリーケースはマルペンサ空港に預ける予定なので、チェコ旅行に必要ないものをどんどん詰め込んでいく。

今回とても便利だったマルペンサ空港での荷物預けサービスについては、ミラノ中央駅で利用した同様のサービスとまとめてnoteにしたいと思う。

残り2日となると、下手に自炊用の買い出しをするのはもったいない。日中はアパートでのんびりしていたので、夕食は外食にした。

前日に、こってり重めのラビオリとビーフシチューのプレートを食べていたので、この日の胃袋はアジアを欲していた。


ヨーロッパとアジアの味の違い

今更ながら今回の旅で食事について気付いたことがある。

普段の私の食事とイタリアでの食事を比べた時に、「辛味」「コク」が突出して不足しているということだ。

なぜか、無性に「辛いものが食べたい!」という日が何度もあった。

特にカレーやキムチなど、香辛料がガッツリ効いたあいつ。これらに代替えできるものにイタリアではまだ出会ったことがない。

今までは、長期でヨーロッパに滞在していてもあまり気にしたことがなかったのだが、寒い季節のイタリアに来るのが初めてだったことや、
2023年前半に初めてアジア圏を旅行したことで比較対象ができ、より食文化の違いを感じるようになったのかもしれない。

結局、3週間の内でアジア料理を食べたのは2回だけなのだが、この日食べに行った中華料理屋がおいしかったので紹介しようと思う。


LAO 老

今までもイタリアの中華料理屋に行ったことは何度もあるが、一番清潔感がありおしゃれな店だった。

白・ベージュ・食器の藍色と木製のイスで店内に統一感があって、最近流行りのナチュラル系のカフェのような雰囲気。

LAO 老
食器かわいい。

オープン直後に入店したのですぐに座ることができたが、私が食事を始める頃にはほとんどの席が埋まっていた。

店のおすすめメニューの小籠包も気になったが、メインは麺にして、ビールも飲みたかったのできゅうりの前菜をおつまみに頼んだ。

イタリアのきゅうりは日本に比べて大きいので、中の種の部分が多くて皮が硬い。

あまりおいしいきゅうりではないが、調味料とニンニクとパクチーの組み合わせで、とてもアジアを感じることができる。

青島と、きゅうりのにんにく醤油和え

メインには川味牛肉麺(チュアンウェイニュウロウメン)を頼んだ。

川味とは「四川」のことで、四川がルーツで台湾でよく食べられるピリ辛の麺料理らしい。

川味牛肉麺。

メニューに唐辛子マークが1個ついていたが、辛党の私はほとんど辛さを感じなかった。

牛肉がたっぷり入っているが全然油っぽくないし、大きな白菜が入っているのもすごくいい。
少しシャキッとした白菜を食べて、うわー!これこれー!とテンションが上がった。

そして久しぶりの醤油味に感動!

元々私は、海外旅行中に日本食必須なタイプではないのだが、長期滞在時には自炊用にサトウのごはんを持参する。

今回は、ごはんに合わせてインスタントみそ汁も追加して持ってきたのだが、本当に必要なのは醤油だったな。と川味牛肉麺を食べて確信した。

醤油は本当に素晴らしい。
同じ塩味でも、ただの塩では日本人の欲求は満たされない。

ありがとう大豆。発酵調味料万歳。

大正解の組み合わせだった。

他の麺も色々種類があったし、野菜炒めや点心もあった。

今まで行った中華料理屋と比べると多少割高なのがデメリットだが、個人的には少し前に食べに行った日本のラーメン屋よりこちらの方が満足度は高かった。

旅行中の食事に限界が来た方や、トリノ在住の方にぜひおすすめしたい。


トリノの夜散歩

食事が終わっても20時前。
サマータイムが終わりかけの10月と言えど、イタリアの夜はこれからだ。

この日は金曜で通りに出るとたくさんの人がいたので、夜散歩をしてから帰ることにした。

昼間に何度も歩いた場所も、夜になるとまた違った景色になる。

シンボルタワーのモーレ・アントネリアーナがライトアップされていてとても綺麗だった。

夜のモーレ・アントネリアーナ。


調べてみると、様々な国際デーや啓発運動に合わせてライトアップしているようで、この日は紫。

医療用語が難しかったので正確ではないかもしれないが、マスト細胞関連の啓発デーに合わせたライトアップだったようだ。

飲み物でも飲もうかと思ってふらふら歩いていたが、勢いでヴィットリオ・ヴェネト広場まで来てしまったので、前に食べておいしかったジェラテリアのGasprinに行ってから、バスで帰ることにした。

Cioccolato fondanteとFior di latte。

相変わらずおいしいGasprinのジェラートをテラス席で食べながら、楽しそうに通り過ぎていく人達を見ていると、とても穏やかな気分になった。

何もないけどいい1日だった。

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