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朗読:太宰治・作「燈籠」

clubhouseの朗読会でこの作品を読ませていただきました。

最初に読んだ時(黙読)、主人公を好きになれなかった。
このまま声に出して読んでも、その思いが声に乗ってしまう…どうしよう。それが第一印象。

生きるためでも、食べるためでもなく、
一目ぼれした相手に貢ぐために盗みを働く。
貧乏のせい、母親のせい、容姿のせいだとか、保身が強すぎる。

うーん。感情的にならずに、俯瞰して読まなければ…。

うーん。うーーん。考えすぎて疲れた。

ちょっと横道に逸れて太宰の事を調べたりして、
この作品と向き合うのを先延ばしに。

けれど、いつまでも向き合わない訳にもいかない。
どこかに寄り添える部分はないかと、
何度も読んで無理やり見つけたのが”親子の絆”。

そこに焦点を当てて、最後に穏やかな気持ちで終える。
すべてそのラストに繋げていくことにした。
それが朗読会の前日。

基本的には感情を入れすぎずに淡々と読む方が好きだけど、
20分を超える作品を、淡々と読むと…聞いている人はどうなのだろう。

とりあえず一度録音してみようと、収録して聞いてみました。
…長い。長すぎる。
聞く人の想像力に任せるには長すぎる。

次は、少し感情を乗せてみよう。
…悪くないけど、やっぱりもっとメリハリが欲しい。

じゃあ、感情爆発で読んでみたら?
…勢いに圧倒されて一瞬凄い!と思うかもしれないけれど、
それしか残らないのも違う気がする。

というわけで、原稿に様々なメモや記号を書き込み、
そこに充てていく方法で読んでみることに。

その場の雰囲気や感情に任せて読むのも”あり”だけどね。

皆に好きになってもらうのは無理だから、(好みはどうしようもない!)
誰かひとりでも好きと言ってもらえらばいいか!!

*数名の方から、”心を動かされた” ”素晴らしい”と言っていただけました。
素直に嬉しい🍀

この動画は、朗読会(LIVE)当日にリハーサルを兼ねて収録したものです。
(追記:読み間違い見つけた…。さてどこでしょう?)


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