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【残念なレンタル彼女】ソープで童貞捨ててきました!の巻

モデル/レンタル彼女PREMIUM/心理カウンセラー/結婚相談所助手/イラストレーター/西岡まゆ(@mayu_rkp)です。

「まゆ姉さん!僕…初めてのソープランドに行ってきました!」

土曜の昼下がり、おしゃれな高島屋のカフェでなんつー事を言うんだチミは!ブランチのマダムたちに勘違いされたらどうするんだ!
と、まゆ姉、珍しく思いっきり動揺してしまいました。

その方は出会って4回程。普通にお勤めもしていて気配りもできる、見た目だって悪くない男性でした。
ただ、女性に対する苦手意識が非常に強く「女性は怖いけれどいずれは女性と幸せになれたら」と思い、まずはレンタル彼女をということでご利用いただいた経緯があります。
直前のメールでも正直とてもおどおどとした雰囲気が感じられ「女性に嫌われたら大変なことになる!」と無意識に思っているように感じました。

そんな彼、まさかのソープランドで童貞卒業!
びっくりな告白を前に、率直に出たひと言は「よぉやった!!すごい!最高にかっこいいよ!」でした。
これをオフィスで同僚男性にいきなり言われたらセクハラ!と騒ぎ立てていてもおかしくなく自分でも不思議ですが、本当になんだかかっこよかったんですよね。

これは彼本人の許可を経て形にしているのですが、彼は幼いころから女性からとても理不尽な思いをさせられてきたようです。
中高生にありがちの「やっていいことと悪いことの区別がつかない」年代の餌食になってしまったとでも言いましょうか、女子を含むグループから暴力を受けたり、からかいが度を越えてウソの告白で笑いものにされたり…と、女性が怖くなって当然の学生時代、辛酸を舐めて舐めて舐めさせられて育ったのです。
そんな状態で大人になり、まともに女性とやりとりができるはずありませんよね。

女性とのトラウマになる過去(いじめ、騙され、モテなすぎる等を含む)がある人をたくさん見てきた中ではここで二つ。大きな分岐点がありまして
「もう女なんて敵だ!」と牙をむき、それでも女性をどこか求めていることにも気づこうとせず女性叩きをする悲しき狼になるパターン
そしてもう一つは
女性は怖い、あの時のことは許せない!けどやっぱり女性に受け入れてもらいたい!という気持ちをまるっと肯定して希望を持つパターン
彼の場合は後者でした。

正直ね、私が男性で上記のような状態だったら…私は自分に甘々の甘ったれ根性なので、「へっ、女なんてみんなクソだ!今日もSNSで叩きまくってやるぞー」なんて言っているひねくれ男子になっていたかもしれません。
それだけ、やっぱり異性に受け入れられなかったという事実は残酷だからです。
彼は初めてのレンタル彼女利用から私西岡まゆという異端児のキレキレ姉さんを選び、自分を鍛えようとしたわけです。もう、拍手ものでしょう。
彼の中ではソープランドでもいいから、男性として心も体も受け入れられるというのがきっと大きな一つの目標であり扉であったことは想像にかたくありません。
少しでも鍛えたいとレンタル彼女を指名したことも、風俗店を選ぶことも、そこに行くまでのお金を貯めることも、きっとものすごい勇気がいったでしょう。

仮に私が学生時代男子からいじめを受けまくって男性恐怖があって、それでも女性として認められたい!と思ったとして、同じことができるか…と問われるとすごく怖いだろうなと思うからです。

中には「風俗ならお金出せば誰でもエッチなことができるし…」という人もいます。「レンタル彼女ってウソの彼女じゃん」と言われたことも1度や2度じゃありません。
ですが、「まずはお金で買ったサービスでもいいから、自分の殻を破りたい」と思えるって、メチャクチャかっこいいと思いませんか?
自分の中の弱さを認めて行動するって、何よりも強いことなんですよね。

「まゆ姉さんが寄り添ってくれたから勇気が持てました。本当によかったよ!」と何度も語る彼はデートに慣れたこともあるかもしれないけど、いつもよりいきいきと自信がついたように見え、最後にこう言いました。

「正直初めての経験は全然うまくいかなかった。思い描いていたものとは違ってかっこ悪かったかも。でも初めていま、僕は女性を心底尊敬しています。」

まゆ姉さん、負けを認めた瞬間でした。
女性恐怖症でナヨナヨしていた彼はもうそこにはいませんでした。母の背を大きく超えた息子を見るような気持ちなんでしょうか…男としてたくましくなった彼に心の中で完敗宣言をしつつ、今度彼はどんな人生を展開していくのか…楽しみで仕方ありません!

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