鍼灸院に通ってみると案外自分に合っていた話

2017年1月、年が明け、前々から鍼灸に興味があり、通ってみる事にしました。

私も卵子も39歳になっていました。

普段から職業柄、肩こりがひどく時々頭痛があったので、鍼灸でどうなるか試して見たかったのと、家の近くに不妊を専門とした鍼灸院があったのでそこに通う事にしました。

鍼灸治療で最初に全身の状態をみてもらい、言われたのが瘀血(おけつ)体質であると。
一言でいうと血の流れが悪いということ。
それによる、冷え、肩こり、頭痛などの症状がでているとのこと。
また下腹部の弾力がなく、腰の筋肉が硬く、子宮周りの血流が滞っていると言われました。(妊娠する下腹部は弾力があるらしい。)

そして1週間に1回のペースで治療に通うことになりました。
治療は全身に針を刺し、深い部分の筋肉の緊張をとって血の流れを良くすることと、自律神経を整えるというものでした。

鍼灸治療は私の体質にあっていたのか、しばらくすると身体の変化がでてきました。

ガチガチに固まっていた腰の筋肉が緩み、下腹部に弾力がうまれ、悩まされていた肩こり、頭痛の頻度が格段に少なくなりました。

それでも時々頭痛がある時は治療に行き、院長先生に肩、首周りに針を刺してもらうと嘘みたいに痛みがとれました。
これにはいつも驚かされました。

鍼灸治療では鍼灸師さんとのお喋りも気分転換になり、なによりも針自体が気持ちよく、身体も楽になったので、通うことは全く苦にはなりませんでした。

よく痛くないの?と聞かれますが、
チクッとい痛いこともありますが、針自体は凄く細いので、注射などの痛みなんかよりは全然痛くないし、針を筋肉に刺す感覚が私には気持ちよく感じました。(ここは好き嫌いが別れるそう)

そしてある日、鍼灸院で開催されている勉強会に参加してこんな話を聞きました。

1本の木が美しい花を咲かせて実がなるまでには、根から栄養分や水分を吸って、幹、枝を通って花を咲かせ実ができる。どこか1つが機能しなくなっても花を咲かすことができない。

妊娠して赤ちゃんを授かるのも同じこと。

幹は身体、枝は子宮、卵巣などの臓器
質の良い栄養分・水分を(食事)を
根から枝まで届ける経路(血管、神経、精神状態)

全てのバランスがとれて
美しい花が咲き(受精)
実がなる(赤ちゃん)

なるほど(涙)
心と身体、全てはつながっているんだ!

そして食べたもので身体は作られる。
質の高い食事をする事、安定した精神状態でいる事、そうすれば自ずと健康な身体、赤ちゃんを授かる身体が作られる。
全てはバランスが大事だなと思うようになりました。

鍼灸院では色々な事に気づかせてくれ、妊娠するまで通い続けることになります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?