妻の氏を選択するのは自由である。

だって婿養子制度は廃止されたからねえ。

平成の時代にもたとえば「東京家付娘」なんてことがあって、女子しかいない財産のある家族をどうするかと言う問題でも婿養子という制度がないから表面上はその女性が嫁に行って夫側の姓に変えて、けれども財産は女性の家のものだから、という訳のわからん状態が頻発したわけである。

相続財産だからその女性が稼いだ財産ではない。先祖から受け継いだだけのものである。

こういう矛盾を解決することができなかったのでフェミニストたちも夫婦別姓と言い出して、つまりは夫の姓、妻の姓を強調することで家制度を復活させたがっているということであろう。

まあ、妻の姓と言っても子供が夫の姓を継ぐならば妻側の姓は妻が死ぬと消えることには変わらないので根本的な解決にはなっていないわけである。

そういうことを言うとフェミさんは「シャラップ!男に人権などないのだから黙れ!女性は実に美しいメフィストフェレスの美しさを見よ!」と叫ぶことになる。

彼女たちはもう無茶な理屈を無理やり押し通してわがまま放題を言えば男は無茶な要求でも黙って飲むべき、としか考えていないわけであるから、まあ、男の方がご無理ごもっともと言ってそれを受け入れても当然ながら問題は何も解決しない。

結局は「離婚後単独親権だ!男に人権などあるか、男女平等なんてクソ喰らえ!女性は実に美しい!全ての権利は女性のものだ!男はひたすら金を支払う機械になれ!」と叫ぶことになるのである。

多分間抜けな男はそれでも結婚して妻が突然子連れ別居して離婚され、親権を奪われて養育費だけガンガン払わされることになって人生の無情を嘆くことになるし、その過去の先輩たちの不幸を見た若い世代の男たちは結婚のリスクと男への利益のなさを自覚して結婚から撤退することであろう。何しろ結婚しなければ離婚はないのである。

無論、大金持ちの遊び人だけは若い女性と結婚しては慰謝料や養育費など安いものとさっさと離婚してまた別よ若くて美人な女性と結婚するかもしれない。

女性の方も誠実だけれど貧乏な男よりも金持ちの方がいいかもしれないのでこういう未来の方がむしろお互いに幸せなのかもしれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?