2月28日

朝は8時過ぎに妻に起こされたのもあって暖かかった。

たぶんもう春だなと思ってから数週間は経つような気がする。正直、早いと思っていた2月が最後20日くらいを過ぎてから長かった。理由はわからない。時間はただの感覚で実在しない。時間に比べれば春とか午後とかあの頃とかのほうがよほど実在している。よほど実在している、というのはおかしい表現だが、自分がそう感じているとか考えているとか思っているとかよりも、自分の外に置いておくような言い方をして、感じているとか考えているとか思っているとかを言いたいときがある。ほとんどはそういう感じのような気がする。これは明白にそんな「気がする」。

2月の最後の日だが、日付はリアリティが無い。春はある。どちらも人間が決めたことなのに、季節はリアリティがある。たぶんいつからか、季節のほうは自分で「今日から春だな」とか思うというか決めるようになったのに対して、日付は外からの一種の押しつけだからだ。べつにどっちが良いとか悪いとかではない。

2月も最後なので今日から日記を書く。

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