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少年院卒の人生哲学マガジン

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少年院を出た人間が思う、人生についてまとめてあります。
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2019年4月の記事一覧

医療少年院卒の恋愛観は大変歪んでいる

以前お話したように、育った環境は性格よりも性癖に出る。私は性癖異常だという自覚があるが、これは性癖に限った話ではない。 私の場合、どちらかというと恋愛観自体が狂っているので、性癖は付随して狂っていても仕方ないという感じだ。 男を見る目がない、女を見る目がないと言われる人は、大抵、相手ではなく自分に原因がある。私も長らく相手に原因があると思ってきたが、夫に出会って自分に原因があるとはっきり分かった。 それが狂った性癖に気付いたきっかけでもあるが、少年院に入るような子どもが

医療少年院送致された私は精神病なのか

そもそも疾患の疑いがあるから医療少年院に送致されるわけで、そんな私も精神病じゃないかと疑惑を持つことは自然なことである。 しかし、残念ながら私は精神病ではない。ろくに風邪も引かない健康優良児そのもので、基本的になんとかなるさのお気楽主義である。 なんともならなかった結果、少年院送致になったのは笑えないが、私が医療少年院で精神科医とどのようなやり取りをしていたかご紹介しよう。 私は医療少年院で乖離性障害だと診断された なにをアホなと思ったが、実際に私にはそう診断が下され

頭が良すぎるから医療少年院送致

私は暴行致傷、窃盗、監禁の罪で19歳のときに逮捕された。 所謂、オヤジ狩りというやつだ。 事件を起こしたのは18歳のときだったが、住所不定でフラフラしていたため「居場所を特定するのに時間を要した」と刑事は言っていた。 事件の内容からして警察は当初、男子の犯行だと思ったらしい。 私の名前は男女にあり得る名前のため、警察は家宅捜索に来た際「こんなに華奢な女の子だったのか」と驚いていた。 私は昔から内向的で、親に何を聞かれても「大丈夫」と答えていた。友人を積極的に作るタイ