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コロナ禍、無職のあなた。今なら、生活費を貰いながらスキルつけれますよ【教育訓練給付制度】

新型コロナ、全く収束する気配ないですね。2021年いっぱいは、今のような状況が続くんじゃないかなぁと個人的には思っています。

雇用情勢も悪くなっていて、大変な状況です。

さて、そんな最中、僕はというと晴れて無職です。

心配してくださった、そこのあなた。ご心配ありがとうございます。

でも、安心してください。僕はそれなりに、元気です。むしろ、コロナ禍をそれなりにEnjoyしているコロナEnjoy勢だと思います。

今回は、無職になって知った、”お得情報” をみなさんにも共有したいと思いこの記事を書いています。

僕のようにコロナ禍に無職になって困っている方や、今は職があるけど今後不安という方のお役に立てば幸いです。

教育訓練給付制度とは

無職のクセに僕が元気なのは、今後の計画が決まっているからです。教育訓練給付制度を利用して、専門学校に通おうと思っています。教育訓練給付制度は下記のような制度です。

働く方の主体的な能力開発の取組み又は中長期的なキャリア形成を支援するため、教育訓練受講に支払った費用の一部を支給するとともに、専門実践教育訓練を受講する45歳未満の離職者の方に対しては、基本手当が支給されない期間について、受講に伴う諸経費の負担についても支援を行うことにより、雇用の安定と再就職の促進を図ることを目的とする雇用保険の給付制度です。(引用元

簡単に言うと、雇用保険を払っている方なら、学校に通うお金を国が一部負担してあげるよ、という制度です。

雇用保険を3年(初めて制度を利用する場合は1年)以上、払っている方なら誰でも利用できます。※期間は通算なので、離職期間が1年以内ならば合算できる。詳しくはリンク先の<支給要件期間>を参照。

僕みたいに無職じゃなくて、現在、会社勤めされている方でも使える制度なので、雇用保険に加入しているなら、使わなきゃ損ですよ。

コロナの影響でテレワークが増えて、自由な時間が増えた方も多いんじゃないでしょうか。そんな今だからこそ、勉強に時間を使うチャンスです。

どんなことが学べるの?

じゃあ、どんなことが具体的に学べるの?って、気になってきた方も多いでしょ。教育訓練制度は、大きく2つに別れています。

・特定一般教育訓練

・専門実践教育訓練

それぞれで、対象となっている講座が異なり、支給されるお金も変わってきます。

・特定一般教育訓練

特定一般教育訓練に指定されている講座の一覧から、気になるものをピックアップすると

税理士, 宅地建物取引士資格試験, 大型自動車第一種免許, 社会保険労務士, 保育士, 情報処理技術者試験

などがあります。

対象の講座を受講した場合、支払った金額の40%が支給されます。ただし、最大20万円までです。

・ 専門実践教育訓練

専門実践教育訓練に指定されている講座の一覧からも、気になるものをピックアップすると

看護師, 美容師, 保育士, 調理士, はり師, 理学療法士, 建築士, パティシエ, トリマー, 情報技術関連, 公認会計士, MBA, 法科大学院

などがあります。

特定一般教育訓練の対象講座と比べると学習期間が長く、より專門的な内容の講座が多い印象です。なかでも法科大学院を含む大学院までが、制度の対象となっていることには驚きました。大学からストレートで進学するより、この制度を活用して大学院に進学した方が、学費的にはお得ですね。

専門実践教育訓練の講座を受講した場合、支払った金額の50%が支給されます。ただし、最大120万円までです。※訓練期間が3年の最大金額で、1年の場合は40万円、2年の場合80万円が上限額。

また、訓練を終了してから1年以内に再就職して、雇用保険に加入した場合、追加で支払った金額の20%が支給され合計70%を支援してもらえます。ただし、最大168万円までです。※訓練期間が3年の最大金額で、1年の場合は56万円、2年の場合112万円が上限額。

特定一般教育訓練よりも、支給してもらえる金額が大きく、よりお得な感じがします。僕はこの制度を利用して、専門実践教育訓練の対象講座である専門学校に通う予定です。

最新の対象講座一覧については、厚生労働省のこちらのページに載っているので、チェックしてみてください。

そして、専門実践教育訓練には、さらに ”お得情報” があるんです。

今なら生活費が貰える!

実は、専門実践教育訓練に指定されている昼間通学制の講座を受講する、無職の方は失業手当の80%のお金を支給してもらえます。※受講開始時に45歳未満

これは「教育訓練支援給付金」制度というものになります。

専門実践教育訓練の教育訓練給付金を受給される方のうち、昼間通学制の専門実践教育訓練を受講しているなど、一定の要件を満たした方が失業状態にある場合に、訓練受講をさらに支援するため、雇用保険の基本手当の日額の80%に相当するがくをハローワークから支給する制度です。(引用元

これで、在学中の生活費を賄うことができます。なので、無職の僕もお金の心配をせず、安心して専門学校に通えるというわけです。

ただし、教育訓練支援給付金制度は期間限定の制度で、2022年3月31日までに専門実践教育訓練を受講開始しないと貰うことができません。

だから、僕みたいに無職の方や、今は働いているけれど会社を辞めて、専門実践教育訓練を利用して、学び直そうと考えている方は急いだ方が良いです!

実際に受講するには

教育訓練制度を利用する場合、ハローワーク(実際にはハロワから委託されている企業のコンサルタント)にてキャリアコンサルティングを受けなければなりません。※特定一般教育訓練、専門実践教育訓練どちらであっても。

キャリアコンサルティングの内容は、キャリアプランシート、職務経歴書、(免許・資格)シート、(学習歴・訓練歴)シートを持参して、コンサルタントの方の面談を受けることになります。

時間は30分くらいで、なぜその講座を受講したいか、受講後の将来設計などを聞かれました。

僕は、去年(2020年)の11月にキャリアコンサルティングを受けましたが、現在、制度の認知度が上がってきていて、予約がたくさん入っていると、ハローワークの職員の方が言われていました。受講を考えている方は、余裕を持って予約を取られた方が良いと思います。

お金が入るのはいつなの?

訓練期間中は、6ヶ月ごとに支給申請を行います。訓練を受講して、6ヶ月が終わった翌日から1ヶ月以内に、必要書類をハローワークへと提出します。

【支給申請に必要なもの】

・ 教育訓練給付金及び教育訓練支援給付金受給資格者証
・筆記用具、印鑑
・教育訓練給付支給申請書
・受講証明書
・領収書
・専門実践教育訓練給付最終受給時報告(最後の支給単位期間について申請する場合)

専門実践教育訓練の追加支給については、一般被保険者として雇用された日の翌日から1ヶ月以内(会社に雇用されたまま受講した方は、訓練を終了し、かつ、資格取得した日の翌日から1ヶ月以内)に、資格取得等を証明する書類とともに申請手続きを行います。

支給申請後、2~3週間で振り込まれるそうです。

生活費を賄うための教育訓練支援給付金については、失業手当の受給のように認定日が設定されています。訓練期間中、2ヶ月ごとに指定された認定日にハローワークに行く必要があります。

【認定日に必要なもの】

 ・教育訓練給付金及び教育訓練支援給付金受給資格者証
 ・筆記用具、印鑑
 ・教育訓練支援給付金受講証明書

こちらも認定後、2~3週間で振り込まれるそうです。

職業訓練という選択肢もある

ここまで、教育訓練給付制度について書いてきましたが、学費を一部負担してあげるよと言われても、一部じゃ困る、自分で支払わなきゃいけない学費にあてるお金なんて一切ないんだよという方も、おられることでしょう。

そんな方は、職業訓練を検討するのが良いのではないでしょうか。職業訓練は、テキスト代等をのぞいて受講費用は基本無料です。さらに、訓練期間中は失業手当の延長ができます。

失業手当の受給資格がなく、職業訓練が受けれない人には求職者支援訓練という選択もあります。

こちらも、テキスト代等をのぞいて受講費用は無料です。また受講手当として、月額10万円が支給されます。


日本社会は再チャレンジしにくいなどと言われるけど、こうやってみると学び直しの制度って、充実している気がします。人生100年時代、僕ら世代は生涯現役で、働くことが求められることになるでしょう。

長い人生、たまには、立ち止まって、学び直すのも悪くないと思います。

コロナ禍を充実したものにするため、みなさんも僕と一緒に、なにか学びませんか?

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