見出し画像

『さよならたりないふたり』見た:天才山里亮太の人間味の部分

『さよならたりないふたり』のライブビューイング見てきた~~~!!!

【結論】最&高

最&高でした! まぁ多くは語らないようにしておく! 何故ならなんか近いうちに短縮版をテレビで放送するらしいから……(見たい人は『たりふた』公式Twitterをチェックしておこう! もしかしたらTVerとかHuluでの配信や完全版DVDの発売もあるかも!?)

なのでこの先はかなり個人的な驚きを記録していく。私のnoteはいつもそんな感じなので詳細なレポート的なものを期待している方には申し訳ない!

ってな感じの前置きも終えて早速本題なんですけど、南海キャンディーズの山里亮太さんって、ごく控え目に言っても天才じゃないですか?

こんなタイトルの本を出したことでむしろ、より天才っぷりを際立たせた人じゃないですか? その上、蒼井優さんと結婚までブチカマして、もう日本中をびっくりさせて格差婚だ~って言われたり、いや格差婚って何やねん!? 山里さんはめちゃくちゃ仕事もできるしレギュラーだって大量にある売れっ子だし努力家だし足も長いし、両親とも仲が良くて育ちの良さが滲み出てて非モテキャラかと思いきや紳士的で実はずっとモテてていて、顔もよく見りゃ男前やねんぞ格差どころかお似合い婚やないかい今すぐ訂正しろォ!!!! みたいな論争にまで発展してた、まぁ、すごい人です本当に。

私はどっちかっていうとオードリーANNリスナーなので「ボス!!」って感じではないんですけど(※山里さんの冠ラジオ『不毛な議論』においてリスナーは山里さんをボスと呼ぶ)たぶん、テレビ見なくてラジオも聞かなくて山里さんのこと全然知らね~って人でも、日本語を理解してお笑いが好きなら『さよならたりないふたり』での活躍ぶりを見るだけで「うわ、天才だ」ってたぶん分かったと思う。だってあの2時間近い漫才、即興なんでしょ? SMプレイと同じジャズなんでしょ? マジの打ち合わせなし、5年ぶりの『たりふた』で、ライブ前から繰り返していた「俺は男性アナウンサーみたいな仕事ばっかりやらされてる」っていう鬱憤を爆発させるようにボケ倒す若林さんにフリースタイルで合わせていく姿、もうスゴゴ……!! って感じでしたからね。もちろん若林さんの”まんざいだいすき”っぷりが極まって発されてる狂気オーラも凄まじかったんだけど、まぁそれは今回の本題から離れるのでちょっと置いておいて……。

とにかく山里さんっていうのはめちゃスゴの天才なんですよ。だから私は「この人、全部分かっててやってるんだろうな」って思ってた。

例えば、私のようなリアリティーショー好きからすると、山里さんのラジオ以外で最も身近な仕事ってテラスハウスの見守り役(住人の行動を見てやいのやいの言う仕事)なんですけど、ご結婚されて以降、「いやアナタ、本当にそんな些細なことでムカプンなの!? 家に蒼井優いるんでしょ? お金持ちでしょ? こんな若い子らの、未熟さ故にポロっとこぼれちゃっただけの罪のない言動に本気でそんなに怒ることあります……???」って、ず~~~っと、ず~~~っと疑問だった! 気になってた!! 正直!!!! 

支離滅裂

私からは↑こんな風に見えてた山里さんが……。いや、分かるんですよ。自分が結婚できたからって、今幸せだからって、若い頃に培ったルサンチマンって消えないもんね。そこを突っつき出したら伊集院さんにステキな奥さんいるんだからもう童貞ネタやんなし! って話になるし、エレ片だって全員既婚者のクセに非モテラジオみたいなノリ標榜するなし! ってなっちゃうもんね。(それによく考えたらエレ片はかなり昔に自称非モテはやめてるし)だからそこは理解できる。しかし……さすがに現状のスペックで、”弱者”側のスタンスを取り続けるのは無理じゃね……? と……。

(若林さんもこう言ってたし、ライブ中も似たやりとりがあった)

ちょっと話戻りま~す! だから私は山里さんが、「世間からそう見られる(いやお前がそれ言うのはおかしいだろって思われる)ことは重々承知の上で、それでも尚、かつての芸風を貫いている」と考えてたんですよ。私は真意を理解できてないけど、彼がクレバーな人なのは今日まで積み上げてきた実績で証明されているから、結婚前のスタンスを貫くことに何かしらの勝算を見出しているんだな~、みたいな。(なんか嫌味みたいに聞こえたら誤解なので出来れば言葉通りに受け取ってもらえると嬉しい)

でも『さよならたりないふたり』参加者の皆さんよォ、なんかそうじゃなかったみたいだよね!!!??? そもそも結婚して幸せを手にすることによって、自分がこれまで研ぎ澄ませてきた自虐の刃がナマクラになるんじゃないかと山里さんはずっと不安で、だからこそ、そんなことが気にならないくらい好きな人ができたら結婚しよう! と決めていたそうなんですが、(あと結婚発表後の『不毛』で話してたように、リスナーに「幸せになれるチャンスがあったら俺らに遠慮しないでくださいね!」って背中を押されたことでだいぶ心境が変わったみたいなお話をされていましたが)そんで今回、めでたくゴールインされたワケですが、たぶん、別に、結婚する! って決めて3日で結婚したワケじゃないでしょ!? しかもこの『さよならたりないふたり』の開催日、2019年の11月3日ですよ。山里さん&蒼井さんが結婚したの、同じく2019年の6月5日ですよ。5ヶ月経ってんの!!!

いや実際のとこは分からないんですけど、私のイメージの中での山里亮太さんという方は、結婚後の自分がどう立ち振舞ったら100面白いか完ッ全に計算して、例のノートに沢山ネタの準備しておくような人だと、勝手に思い込んでいたんだよね。

(例のノート)

(反省ノートもある このインタビューいい記事だよね~)

けど実際は、(ここからはフワッと『さよならたりないふたり』で山里さん自身がお話されていた言葉を引用させてもらうが)「なんか今まで通りにやってもウケないなあ。どうしたらいいんだろうな」みたいな悩みをビミョ~~~に抱えながら仕事をして、何なら「今までの武器が十分使えない状態で、この『たりないふたり』をやって、ちゃんと面白くなるのかな? 大丈夫かな?」みたいな不安さえ抱えながら、今日このライブの会場に来たって言うじゃありませんか。

……マジかい?(弱さや人間味を演出して、蒼井優やお茶の間の皆さんだけでなく、私たちお笑いファンの心にまで潜り込もうという作戦かい?)

という気持ち半分、

激エモダイナマイト(完璧天才にしか見えない山里亮太でさえ、自分を客観的に見ることは難しいんだ。そしてこの人は決して器用な人じゃなくて、本当に”天才になりたくて”トライ&エラーを繰り返した結果が今なんだ。それってめっちゃカッケェじゃん!!!!)

という気持ち半分の5:5になった。ファンの方、もし気分を害されたらすみません!!! マジで悪口や皮肉っぽいニュアンスはないんです!! でもホントに、「え、それマジで言ってる!?」って疑いと、「もしマジだったとしたら今日の参加者、山里亮太が次のステージに行く超記念すべき日に立ち会えたことになるじゃん!!」って感動、二つの間で揺れた。揺れに揺れた。何なら今も揺れてる。だから今、このnote書いてる。

なんか私たちって、っていうか私って一般人だからさ、芸人さんとしての(アイドルとか、アーティストとか俳優モデルさんでもいいんだけどさ)プロの御技を画面越しに見させてもらっているうち、同じ人間だ~って感覚が薄れてるのよね。私は自覚なく山里さんに対してそれが発動してしまっていたワケですが、今回の『さよならたりないふたり』でお笑いとしてメッチャ笑えて楽しい! ってだけじゃなく、山里さんのヒトとしての柔らかく無防備なところを晒してもらえたお陰で、うわ、なんか凄いもの見た……!! って感想がマシマシになりました。もしかしたら、ドキュメンタリーじゃなくてプロの御技だったのかもしれないけど! 山里さんと若林さんの手のひらの上だったのかもしれないけど!(いや出来ることなら”山里さんはあの日デリケートゾーンを開帳してくれたんだ”って私も100%信じたいよ!? 信じたいけど、それはそれでプロのお仕事へ敬意が足りないような、作品に書いてることって全部作者さんの実体験なんですよね~? って言ってくる読者的な厚かましさを自分に感じちゃうというか、それで心理的ブレーキかかっちゃうの! だからもし私の穿ちすぎだったらそこはごめんなさい!)

「今の自分の状態はドラクエで言う転職したようなもの。また1からレベルを上げたい。そんな風にもっと成長して行きたいと思える人と出会えたから、結婚して良かったと思ってる」……みたいなことを言ってた山里さん!(うろ覚えなので、真実は放送やDVDを駆使してキミの目で確かめよう!)切れ味抜群の自虐の刀はちょっと脇において、これからどんな武器で戦って魅せてくれるのか超超楽しみになった『さよならたりないふたり』でした!

っていうか、山里さんでさえこんなに苦労するんだから、山里さんくらい頑張ってもなくて凡人のウチら(※巻き込んですみません)が、自分を客観的に見れないのなんてト~ゼンのことだな! 前向きに頑張っていきまっしょい👍👍👍

(ジョブチェン後の山チャンネルの進化、早く見たいな~~!)

「スキ」を押すとめちゃめちゃ面白くてオススメな小説の名前が飛び出すよ!