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短歌5首 3/5


滅びとは諦めでなく華やかな誰かの始まり生まれゆくひと

以前、抒情詩で書いたが、母が生まれ変わってどこかでまあまあ幸せに暮らしているのと、夢であった。滅びとは終わりではなくて、どこかへの始まりであると信じている。時間はわたしから離れて、それぞれの律で現れるだろうけれど、想像とつながる夢の中で、四次元に繋がりえる。たとえどれほどに痛みを伴う滅びであっても、いつか誰かの幸せに繋がっていれば、それは救いになるのではないかと思う。