3月2日にグラフィックデザイナーの原田泰治さんが無くなっていたことを今朝の紙面で知った。私の祖父と同じ命日。全然関係ないことだがなにか私にとってはより強く記憶に残る日になった。
　長野県諏訪市の原田泰治美術館には2回おじゃましたことがある。小学生の時、そしておとなになってから。長野県で一番大きなうみ、諏訪湖。その岸辺に建つかわいい美術館だった。
　原田泰治さんの描く植物に囲まれた風景が好きだ。暖かく、強い。一方で人の表情は見る者の想像に任せられている作品が多い、絵の中の独特の遠近感にも引き込まれる。鳥の目、虫の目を持つ彼の作品には想像と視点をたくさんもらう。
　また美術館を訪れて力をいただきたいと思います。
　ありがとうございます。いまは安らかに。