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コロナウイルスの不安に押しつぶされないためのメモ~3.11の経験から~

昨日、「不安に押しつぶされないために、できることをしたい」というnoteを書きました。

1日経って、ひとまず、「3.11の経験をもとに、不安な時にどうやって心を落ち着けるか、自分なりの対策を書く」ことにします。
数日前のnoteにも少し書きましたが、今日はもっと詳しく書いていきます。

〇まず、はじめに

まず、はじめにやってほしいことは、2つあります。

・コロナウイルスに関する報道をしているテレビやラジオを消す
・もやもやを吐き出す
・よく寝る

「テレビやラジオを消す」って、そんなことしていいの?と思うかもしれません。
いいんです。ひとまず全部消してください。

不安な時ほど、とにかく情報を得たい!なんでもいいから最新の状況を知りたい!と思いますよね。よくわかります。
でも、そう思うなら、ひとまずテレビもラジオも消してください

なぜなら、テレビとラジオは、つけっぱなしにしているだけで、受動的に情報を受け取ってしまうから。
受け取る情報を取捨選択することが、とっても難しいんですね。

私は3.11の直後、つけっぱなしにしたテレビで何度も津波の映像を見ました。
発生2日後には現地の人を取材したドキュメンタリーが流れ、「仕事早いな…」と思ったのを覚えています。

画面いっぱいに映る津波の映像を見続けていたら、どんどんネガティブになり、暗ーい気持ちになりました
寝る前にもテレビの映像や音声が思い出されて、なかなか寝付けなくなっていきました。

情報を得るのは、正しく価値ある情報を判別できる状態になってからです。
冷静でない頭で情報に触れても、どんどん脳みその容量が消費され、疲れてしまうだけです。
だからひとまず、ニュースを見ないで、静かで落ち着いた環境を作るといいと思います。

もやもやした不満や不安が溜まっているようなら、なんとかして吐き出してみてください。
人に話すと相手を巻き込んでしまうので、紙に書き出したり、単純作業に没頭したりするといいと思います。

そして、よく寝てください
きっと寝てる場合じゃない方々もいることと思いますが、それでも、できる限り睡眠時間を確保してください。

普段と違う生活で、そうとは気づかなくても確実に疲れがたまっています。
体力的な疲れとはまた別のものです。
とにかくできるだけ睡眠の量・質をあげて、心身共に元気を回復させてください。

〇少し元気になったら

少し元気になってからおすすめしたいことは、3つあります。

・ウェブニュースや新聞に触れる
・人と話す(ゆっくりめに)
・好きなことをする

ここで大切にしたいのは、「自分を疲れさせない」こと。

テレビやラジオを消す代わりに、ウェブニュースや新聞といった、自分で能動的に読む・読まないを決められるメディアから情報に触れていくといいと思います。
私はTwitterを流し読みして、気になるトピックがあればウェブ検索して、新聞各社の記事を読むようにしています。

※Twitterには良くも悪くもありとあらゆる情報が渦巻いているので、長居は禁物です。めぼしい情報だけ得たら、さっさと閉じるのがいいでしょう。

ただ、ここでもまだ、政府の対応や感染者数など、事実のみが淡々と述べられているものを選んで読んでください。
「〇〇の政策について議論」とか、「〇〇はなぜ起こるのか?」みたいなタイトルの、意見や考えを述べているものは、まだ触れないで。
そういうのは後回しでいいです。

そして、家族や友人、パートナー、仕事仲間など、気心の知れた人と話してみて下さい。
普段通りの、どうでもいいことを話して、ゆっくり笑ってみて下さい。
不安なことがあれば、口論にならない程度に共有してみるといいかもしれません。
もしもそこで「不安が強い」と思ったら、カウンセリングを受けてみるのも手です。

「自分を疲れさせない」ために、好きなことをする時間を増やしてみるのも有効です。
楽しくて、つい時間を忘れてしまうような、自分を癒してくれるようなものに触れてください。
わたしのおすすめは漫画や本を読むことですが、まあ好きなことならなんでもいいです。
家にこもりっきりだからできること、たとえばアロマを焚くとか、時間のかかる料理を作ってみるとか、そういったことをやってみるのもいいですね。

〇もう元気だぜ!と思ったら

もう元気!復活!な時におすすめしたいのは、この3つ。

・積極的に情報収集する
・散歩にいく
・人と話す(つよめに)

ここまで来たら、「〇〇の政策について議論」とか、「〇〇はなぜ起こるのか?」みたいなタイトルの記事も読んで大丈夫だと思います。
ブログやnoteなんかで、他の人がどう過ごしているのかを知るのもよさそうですね。
デマに気をつけてと言いたいところですが、ここまで回復していればデマに流されることもあまりないのではないかな…。
デマをデマと見抜いて回避することもできるようになっている気がします。

いろんな人が言っていますが、散歩はとてもおすすめです。
家にこもりっきりなので、日光を浴びましょう。
感染予防の観点から見ても、帰宅後の手洗い・うがいを守れば、ひとまずは安全そうです。

そして、他の人ともどんどん話してリフレッシュしましょう。
ニュースの感想とか、意見を交換するのもいいですね。
見すぎは禁物ですが、そろそろテレビを見ながらだらだら喋ってみてもいいんじゃないでしょうか。

〇まとめ

大雑把にまとめると、気をつける点は次の3点です。

・自分の状態に合わせて、情報を受け取り方を調整しよう
・他の人と話す時間を大切にしよう
・体調に合わせて楽しみを見つけ、できることを楽しもう

特に気をつけたいのは、情報の受け取り方です。
不安な時に舞い込んでくるネガティブな情報が、どんなに不安を煽るか、よくわかります。
わたしは3.11のとき、どこからか回ってきた放射能についてのうさんくさいメールを拡散してしまいました。
「こんなのばかげてる」と頭ではわかっていても、万一ほんとうだったら…と思ってしまうのですね。

もしかすると、これから、コロナウイルスに係るうさんくさい情報が(もっとたくさん)出回るかもしれません。
そんな時、流されない人がひとりでも多くいるといいな、と思います。
ネガティブな上にうそっぱちの情報が蔓延したら、それによって傷つく人、また不安になる人もいるでしょうから、なんとか避けたいものです。

個人的な経験に基づいて書いているので、ズレていることもあるかもしれませんが、その辺は見逃してください。
読んでくださったあなたが心穏やかに過ごせることを願っています。

最後までお読みいただきありがとうございます。 これからもたくさん書いていきますので、また会えますように。