フリーランスの庭師です。

昨年新たにギターを購入して以降、次々と機材が欲しくなってしまい、徐々に購入していったという話を以前書きました。今回はその続編です。

前回の話は下記をご覧下さい。

前回の話は、ギター (Taylar 214ce Rosewood) を購入後にギターアンプ (YAMAHA THR10Ⅱ)、プリアンプ (ZOOM AC2) を購入し、更に ZOOM R4 MultiTrak というマルチトラックレコーダー (以下 MTR) を注文したという話でした。

その MTR が前回投稿の数日後に届いたので、その後の話を綴ります。

待ちに待った MTR だったので、直ぐにギターを接続しヘッドフォンを付け録音してみました。(使い方は事前にYouTubeで調べてました)

MTR にはイコライザー機能、エフェクター機能が付いていますし、ドラムパターンを備えたリズムセクションも付いているので、そこそこ良い感じでギターの録音ができました。

そして、録音したギター&ドラムパターンの上に重ねるように歌も録音してみることにしました。

私はバンドのボーカルをやっているのですが、マイクにこだわる程歌が上手くはないので、マイ・マイクは持っていません。購入した MTR は内臓マイクが備わっているので内臓マイクで歌を録音してみました。

ちょっと難しい話になりますが、この MTR は32bitフロート録音に対応しているので音割れがしません。またゲインの調整が必要ないので簡単に綺麗に録音できます。

そして歌も録音はできたのですが…

我が家には防音設備はありません。歌を録音していた時に、たまたま近所で工事をしていたので、微かですがその音まで録音されてしまいました。

この MTR の内臓マイクは無指向性なので、周りの音も拾ってしまうのです。

やはり歌を録音するには単一指向性のボーカル用マイクが必要だな…と思うようになりました。

ちなみに、無指向性と単一指向性の違いをざっくり言うと、無指向性というのは周りの音を広く拾う特性で、単一指向性というのはマイクの前の音だけを拾う特性です。なので、ボーカルマイクはたいてい単一指向性です。

マイクには大きく分けてコンデンサーマイクとダイナミックマイクがあることは知っていましたが、詳しいことを知らなかったので YouTube で調べてみました。

コンデンサーマイクは高感度のため、微細な音まで集音できます。そのため、プロ、アマを問わず録音に使うのはコンデンサーマイクのようです。ただし、高感度のため防音設備が整った場所でないと他の音も拾ってしまいます。また別途電源が必要です。(ファンタム電源)
そして衝撃や湿気にも弱いためライブには向きません。録音やポットキャスト向きです。

一方ダイナミックマイクはシンプルな作りのため頑丈で衝撃に強いです。コンデンサーマイク程には感度が高くなく指向性のため、周りの音を拾いづらくハウリングも少ないようです。なのでライブ向きと言えます。

ちなみに値段はブランドによって様々ですが、コンデンサーマイクの方がダイナミックマイクより高価な場合が多いようです。

ここまで理解を深めたので、さて私はどのようなマイクを買おうかと…。

元々は録音のために購入を検討し始めたわけですが、先にも書いたように我が家には防音室がありません。コンデンサーマイクを買っても十分なパフォーマンスは出せません。それにバンドをやっているので、バンド練習やライブにもマイ・マイクを使いたい。となるとダイナミックマイク一択です。

そしてどのダイナミックマイクが良いのか調べ始めました。

音楽スタジオにあるマイクは、ほぼ SHURE の SM58 です。マイクの定番で『ゴッパー』と呼ばれています。これくらいは私も知っていました。

初めはこれで良いかな…と思っていたのですが、YouTubeでダイナミックマイクのお勧めを検索すると色々と出てきます。

SHURE、SENNHEISER、AKG、audio-technica、beyerdynamic、AUDIX 等々。

価格もまちまちです。5千円以下の安価なマイクから5万円を越える高価なマイクまで様々。

初めてマイクを買うわけですが、たぶんこれが最初で最後のような気がするので、そこそこの物を選ぼうと思いました。

そして迷いに迷った結果、SENNHEISER の E935 を買うことに決めました。価格はネットで2万円弱で、ゴッパーよりはちょっと高価です。

とは言え、現在仕事が閑散期で稼ぎが少ないので、GW明けの繁忙期に買おうと思っていました。

ところが、「あ～マイク欲しいけどお金が無い～。」とぼやいていたら、妻が「誕生日プレゼントに買ってあげようか？還暦祝いも含めてね。 」と言ってくれました。嬉しすぎる。

と言うことで妻がプレゼントしてくれました。

そしてマイクスタンドも必要なので購入しました。さすがに「マイクスタンドも一緒に！」とは妻に言えなかったので、これは自分で買いました。自宅で録音するときにしか使わないので、こだわらず安価な物にしました。

こうして準備は整ったので、MTRにアコギとマイクを接続し、ヘッドフォンを付けて音を確認しながら録音してみました。

やはりマイクを前にして歌うと気分が良いです。しかも周りの雑音は入りません。(ほぼ)

今後はどんどん録音していこうと思います。