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[Vtuber‌]好きだったし、苦手だった磁富モノエの思い出

磁富モノエは、はじめて好きになったVtuberで、そしてはじめて苦手になったVtuberだった。

この記事では彼女の思い出を語りながら、ぼくの印象に残った動画を紹介する。彼女の代名詞でもあるTRPG関連は全く追っていないから、ぼくの知らない沢山の素晴らしい動画があることだろう。興味を持った方がおられたらそちらも漁ってほしい。


ぼくが彼女を見るようになったのはたしか2020の夏頃。
仕事ながらに見る動画を漁っていたころ、GYARIさんの一連のボカロにぶつかり、ハマった。中毒性があるのは御存知の通り。そして自然と3人のデビュー動画を見た。

Vtuberは勿論知っていたが、それこそ知識は四天王止まりでそれもググって知る程度の知識。LVE2Dとかそこらの技術でYoutuberがゲーム配信その他を行うもの、という程度。youtuberのアメコミ紹介動画とかが好きで見ていたので、そういう動画勢というイメージで、生放送という形式もろくに認識していなかった。
ゲームをしながら派手なリアクションを取って、視聴者はそれを笑う。そういったものという感覚。

モノエの過剰に感情の入らないデビュー動画を見て、好感を持った。容姿も好きなタイプ。それから色々見るようになっていった。特にその頃に見たAmongUs。モノエは飛び抜けた推理力で存在感を見せつけた。推理力を持ちながらおっかなびっくり行動していて、応援したくなる姿だった。そしてぼくの中で数あるAmongUs配信で一番笑ったラストシーン。手を叩いて大笑いしながらミルちゃんの意図を考える彼女の視点は独特で面白くて、何度も見たのを覚えている。

2:26:36-のシーン。

見ているうちにVOMS3人のそれぞれの魅力に気づきはじめ、みんなを見るようになって。
そしてVOMSを通して野良猫やミルちゃん、兎鞠まりに伊東ライフ、その他色々なVtuberを知り、見る幅が増えていった。興味を持ったぼくは友人に勧められホロライブにもハマっていった。もういわゆる沼。
その頃好きだったのはまり・ライフ・モノエ・トモシカのこの動画。トモシカとモノエ二人の掛け合いは最高で、まりに勝とうとするモノエの頑張りも楽しい。…と思ったら消えてる動画だった。似た雰囲気のこれも見ていたので。


・・・そんな中、だんだんと磁富モノエを見なくなっていった。苦手だな、と思ったことが何度かあった。AmongUsでタスク初体験で戸惑っていた木緒なちを墓場にいるメンバー達がいじったことがあった。それは気心のしれた仲間たちゆえの談笑だったのだが、色々なことが下手くそなぼくには苦手なシーンだった。
沼にハマって無数の動画を見る中だと、ちょっと苦手なことがあったらどんどん他の動画にうつっていく…それでモノエの動画をぼくは見なくなった。

けれどVOMSは好きだったので他の二人と関わるときは見ていた。あらゆるゲームを引っ張る存在だった彼女はこのグループに必要な人間だったし、冷静ななかで喜んだりする姿はそのギャップもあってか印象に残るシーンが何度もあった。

この文章のイラストにもしたマイクラでエンドシップを見つけたシーン。モノエはGYARIさんへの応募動画もマイクラだったらしい大のマイクラ好き。みんなと見るエンドシップは格別の喜びがあったのではないだろうか。彼女の喜ぶシーンを見て、ぼくも嬉しかった。

2:00:52-

コラボの時のモノエは好きだったから、いつかまた機会があれば彼女を見るようになるんだろうな、と軽い気持ちでいた。そしてモノエは消えた。

彼女と仲良し、いや仲間と言ったほうが近い人達がその日に動画を出した。


夢咲刻夜が語るモノエの真面目な姿と、それを象徴するような最後の地図。
木緒なちの語る彼女のコンプレックス、そしてVOMS二人の凄さを語る姿。
思っていた彼女の姿と知らなかった姿、そしてその理由を教えてもらって、色々とぼくの腑に落ちた気がした。すごく人間くさくて、それゆえにぼくはモノエが苦手だったのかもしれないなと思った。

これからも彼女の存在はぼくの中で溶け切らないダマのように残り続けそうだ。自分の中の色々なことに気づかせてくれた、それが僕にとっての磁富モノエというVtuberだ。

また、どこかで。


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