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衝撃の電話


ある人と会う前と後とで人生が変わってしまったり、

その人と出逢った時、"あぁ、これで私のこれからの人生はもう大丈夫だ" と直感で思うようなことが何度かある。




私が大学卒業後にアンサンブルディプロマというところで手引きして頂いた、今は亡き恩師がその1人でした。

大学の先生にご紹介頂き、室内楽クラスでお世話になることになり、初めてお電話したときの衝撃は、忘れることができません


"アナタ、わたくしの所で何がなさりたいの?"

と言われたのです。




"何が?って




デュオとかトリオとか、、ですけれど。。。"

面食らう私に

"アナタ、ものごとには順序というものがありますから、いきなりデュオでなく、まずはベートーヴェンのピアノソナタをお持ちになったら?"

と。

初めての室内楽レッスンは、ソロで、ベートーヴェンのピアノソナタ。最初の8小節だったのでした。


自分で見つけなければならないと思って必死に探した室内楽パートナーと行こうとすると、"あら、アタクシの紹介ではなく?"という感じで、なぜかあまり良い顔をなさらなかった。

結果的に彼らとの室内楽も喜んで教えては下さったけれど、それほど相手を選ぶことは重要だということだったのかなと今は思います。



そして、物事には順番というものがあって、と勧められた初期のベートーヴェンのピアノソロを学ぶことが、いかに重要なのかということも、今なら痛いほどわかる。。

なので、9月のアンサンブル講座も、いきなりブラームスやクロイツェルから始めるのではなく、今回はベートーヴェンのソナタ(一応ヴァイオリンとのソナタです。😂)をメインに、皆さんで一緒に取り組むことにしました。


この趣旨を誰よりもご理解下さるゲスト講師のヴァイオリンの山田百子さんと受講生の皆さんとの音楽時間が、今回もとても楽しみです💐

受講、聴講お申し込みお待ちしております!



ご支援下さいましたら経費に充てさせていただき、仕事に繋がるピアノ共演法のワークショップをどしどし提供してゆきたいと思います。