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TSfCM1期生の6ヶ月間の振り返り

TSfCM(Tech School for Change Makers)という「SDGsにコードで挑むスクール」を2020年2月に大学院の修了課題で発表して、そのままGoogle広告とか使って1期生を集め、2020年3月に開校しました。それが8月末で区切りが付いたので、これまでの6ヶ月間をnoteに書きます。

開校前

まず、簡単に自己紹介も兼ねて、TSfCM開校前の私の2年間の大学院生活の活動について。

大学院1年目は、教授のプログラミングを教える手伝いをしたり、NPO支援に特化したWebサービスの開発をしたり、100人の村の1人を助けるVRアプリを開発したり、しました。
大学院2年目は、毎週大学院の教室を借りてプログラミング勉強会をやって延べ400人以上の優秀なエンジニアと出会ったり、使われていないプロトタイプを売買できるWebサービスの開発をしたり、地方に行って課題を見つけてアイディアを形にして提案するみたいな事してたらフジテレビから取材されたり、しました。

これらの活動が「点と点が線になれば良いな」と思い、TSfCMを開校しました。詳しくは、noteに大学院生活のマガジンを作って活動を残してあるので、よければご覧ください!

3月

最初の1ヶ月間で1期生の全員がWebサイトとLINE BOTを作れる技術を身に付け、富士吉田に2泊3日のハッケーション(ハッカソン×バケーション)を行いました。

ハッカソンは、作って終わりのイベントになりがち、という問題点があります。なので、スクールの初期にハッカソンを楽しく無理なく実施して、スクール期間に学びながら制作したプロトタイプをブラッシュアップしてより良くしていくことで、プロトタイプをプロトタイプで終わらせない! という想いも込めて、この時期に開催しました。

開催するにあたり、何度も富士吉田を訪れてご迷惑をお掛けしながらも、何とか成功させることができました。協賛として、地元の企業や宿泊先、それから松竹ナビとデジタルハリウッドから支援を頂けたことが、とても嬉しかったし感謝しております。審査員には地元のフリーランスの方や企業の方だけでなく、「アイカサ」と言う日本を代表するSDGsサービスを運営している会社のCTO増田さんにもお越し頂き、熱いフィードバックも頂くことができました。来年も、コロナが落ち着いたら必ずやりたい。

4月

東京都のコロナ陽性者数が大幅に増加をして、緊急事態宣言が出されてしまい、活動の全てをオンラインに移行しました。

講師を勤めてくれた信州大学でもPythonを教えていたトップエンジニアのもっちー先生(毎週やってた勉強会で出会った方🙇‍♂️)も

「オンラインでの講師は、やったことないので楽しみですね〜」
と仰って頂けたので、とても嬉しかったし、めちゃめちゃ感謝です。

また、この頃から

「何かできることある?」
みたいに声をかけてくれる方が増えてきた気がします。

「エンジニアの内定もらったので、TSfCM手伝わせてください」
と言ってくれた、TikTokのフォロワー7万人越えのガチインフルエンサーでもある、めちゃんこ優秀な工学部の大学4年生のRheiくんや

「良い活動だから、ブログ書いてあげる」
って言ってくれた長崎在住の子を持つ母親の晃子さんも、この時にオンラインでたまたま出会いました。

ブログは現在2つ、晃子さんがTSfCM1期生にインタビューしてくれて、記事を公開しています。実際に記事を見ると、参加者のバックグラウンド、悩み、やりがいや成長を見れることができます。

コロナでみんな大変だろうに、それでも外に目を向けて適切な手を貸してくれる人は、本当に信頼できる関係だと思うし、これからも大切にしていきたいと思います。本当にありがとうございます。私も何かできないかなと思い、コロナに負けるな企画として、緊急事態宣言のこの期間は、YouTubeに毎週「初心者向けのプログラミングが学べる動画」をアップロードしていました。(あと、オンライン治療のVR関係のサービスを手伝ったりしました)

5月

TSfCMの5月はAIを学ぶ期間。講師のカズちゃんは、Kaggle(AIのコンペティションサービス)で世界上位3%に入っている方です。カズちゃんは見た目が金髪だったので心配していたのですが(笑)、内容がめっちゃ濃く準備されていて、参加者も実践的に学べたと思っています。

私の尊敬する師匠の一人、のびすけさんというプロトタイプ制作のスペシャリストがいて(彼も20代でスクール開校していたので、その背中を見て自分も20代のうちに開校したいと思ったところも少しあります)、彼の会社の忘年会に遊びに行った時に出会った人です。本当に頭が上がりません。そんな、のびすけさんから

「イベントを一緒にやらないか」
とお誘いがあり、テーマも自由に決めて良いとのことでしたので、「ワイのSDGs」というイベントに決めて5月21日に開催しました。

LT(ライトニングトーク)登壇者には、TSfCM1期生にも参加してもらって、ハッケーションを広めることもできました。本当に頭が上がりません。

6月

それぞれの独自のサービス開発期間にTSfCMは入って少し落ち着いてきたので、TSfCMのAI講師カズちゃん、それから常にサポートしてくれたインフルエンサー系エンジニアRheiくんと、「新しいこの時代に革命を与えるサービス」を開発し始めました。このサービスに関しては、次回のnoteで改めて書きたいと思っています。

その他にも、応援している大学時代(約10年前)の頃の友人ヒラテツさんが運営しているオンライン経営者マッチングフォーム「オンリーストーリー」が、3億ちょいの資金調達を成功させました。毎週毎月のように、優秀な新しい人が採用され、初めまして! って自己紹介してる会社の中の環境を見れているのが、とても居心地が良いし、勉強になっています。

エンジニア系ではなくても、採用は幅広く強化しているみたいなので、興味ある方は繋げられます。

7月

全ての活動をオンラインに変えた当初は、じっとしているのが耐えられなくて1日1回は散歩していたのですが、この頃から外も暑いし1週間一歩も外に出ない週が続いてきました。TSfCMの1期生(人生の大先輩)も仰っていたけれど、

「四季を感じないで、日々が過ぎ去っていく」

まさにそんな感じで、日付だけが物凄いスピードで変わっていきました。TSfCM1期生のオンラインでのモチベーションを保つのも難しさを感じ、参加率も落ちてしまい、とても反省しています。

そんな中、ロゴを作ってくれたイラストレーターのまみさんから

「私のブログに、ロゴ制作の実績として使って良い?」

と来て、励まされました。オンラインでも「人の暖かさ」は、しっかりと感じられました。

8月

諸事情でTSfCMを離脱してしまった方もいましたが、何とか最後までTSfCMの6ヶ月間、毎週土曜日+α でやり続けました。本当に素晴らしいアウトプットが参加者から出てきていて、TSfCM内で留めるのはもったいなさすぎるので、しっかり外部にも改めて別途、発信したいと思っています。

それから、#オンライン講師チャレンジ の企画で、Udemyに動画を出しました。日本人が最も検索しているプログラミング系のワード検索が

1位:Web APIの使い方
2位:スクレイピングのやり方
3位:LINE Botの作り方

らしくて、全て盛り込んだ動画にしてみました。目指せ、ベストセラー!

クーポンコード:NJN0TE_FIRST_UDEMY
クーポン期限:2020年9月26日

今後に関して

新しく2期生を募るのも大切ですが、6ヶ月前と今とでは外部環境も自分自身の考え方も仕事もだいぶ変わっているので、まずは1期生のフォローアップと、この活動で出会った方々と新しく進めるプロジェクトに集中したいと考えています。

直近だと、9月3日(木)に「コロナ時代のセールステックLT」というイベントを開催するので、お時間が合えばオンラインなので是非ご参加ください!

最後に

TSfCMは、誰一人取りこぼさずに行えていたかと聞かれると、取りこぼしてしまった部分が多々あると思っています。開校前からも、6ヶ月の期間中も、多くの後悔と葛藤がありました(楽しかった)。プロトタイプは、デプロイすることよりも開発を続けることの方が大事な気がするので、2期生は来年の3月に再スタートにして、自分もTSfCMもアップデートして来期を迎えていきます。

また、社会に良いことだけでなく、経済や環境もセットで考えて、相手のふところに入り込むこと(パートナーシップ)がSDGsを詠うからには重要そうなので、 たまに空回りしたり、よく分からない嫌いって思われたりするとは思いますが、引き続き温かい目でいてくれたら嬉しいです!

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2020年8月31日 @新島

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