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起業してエンジェル投資家からもらって嬉しかった言葉【4選】

2020年、去年の夏。

・もっと知名度をあげて、いろんな事に挑戦したい。
・分かりやすい成功体験を作って、もっとできる幅を広げたい。
・そろそろ有名になりたい。

そんなことを真剣に思って、お世話になっているデジタルハリウッド大学大学院の教授(会社創業して東証一部上場まで持っていった元社長さん)に相談しにその人の六本木のオフィスに通いました。

「上場を目指すなら、チームでやった方がよい」

早くやりたいなら1人で。遠くに行きたいならみんなで。今回は遠くに行きたいチャレンジだったので、TSfCM第1期生の講師を担当してくれた方とTSfCMをサポートしてくれていた理系大学生とで、3人で均等に株を持ち合って3人代表で会社を創業しました。

それから(実は)色々あって、その1年後の2021年7月の株主総会をもちまして、わたし(仲条高幸)は辞任することとなりました。応援して頂いたステークホルダーの方々にはもう直接お伝えしましたが、何か漏れていたらすみません。辞任に関しては、様々な角度で今回の事業も混沌を話せると思うのですが、そういうのをネットで流すのは個人的にやりたくないので、ここでは起業して良かったメリットを話せれば良いなと思い、「起業して投資家からもらった嬉しい言葉4選」を紹介したいと思います。

第4位 「いいよ」

この言葉は、3人の投資家から、別々のシチュエーションでもらいました。

1人目は、会社を創業する前、まだ何もない時。

「挑戦したいんですけど。」

冒頭でも書きましたが、まず上場するための起業に関して声をかけに行った、デジタルハリウッド大学大学院の教授で、エンジェル投資家の鬼とも呼ばれている方。この方と3回ほど1on1で話して、会う度に宿題を渡されたので、そのプロトタイプを作って見せに行きました。

そんなに大したものは作ってないけど

「いいじゃん」

と仰ってくれて、全てが始まりました。また、創業メンバーの顧問として活動して頂き、多くのことを学ばせて頂きました。

2人目は、会社を創業するために、メンバーを集めていた時。

この方もデジタルハリウッド大学大学院の教授で、わたしの大学院の修了課題(TSfCMの名付け親)も面倒を見てくれて、恩師すぎてとてもお世話になっている方。投資をもらいにいく時

「断られたり、嫌な顔されたらどうしよう...」

とか思っていましたが、Zoom始まって

「投資してください」

の質問に

「いいよ。いくら?」

で即答してくれました。あんなにインパクトのある数秒で終わってしまったZoom会議は、今後一生ないだろうなぁ。また、創業メンバーの顧問としても活動して頂き、多くのことを学ばせて頂きました。

3人目は、会社を創業して、エンジェル投資にピッチした時。

一般人の年収の10倍ほどの投資金額を、3回のプレゼンの後に

「いいよ」

と言ってもらえました。この3文字の後、会議に参加していた10人弱のメンバーや関係者の瞳孔が5秒くらい開いた状態での沈黙が続きました。明らかに全員何かを堪えているのが分かったし、Zoomが終わった瞬間に喜びの嵐が包まれました。

スタートアップで働くことの醍醐味の一つを当事者として経験できたことは、とても貴重な経験をしました。

第3位 「週一で話そう」

エンジェル投資家からの「いいよ」の後、もっと事業のことを知りたいし、メンバーのことも知りたいから、定期的に話そうってなりました。

しくじり先生的に考えると、この辺から、お金に関わる話も増えてきたからか、それぞれのやるべき仕事に対してお互い干渉したり干渉されたりするようにもなりました。でも、それを察知するかのように

「週一で話そう」

とエンジェル投資家の方から、実績も無いし実力もまだ証明できてないわたしたちに、前向きに向き合ってくれました。いよいよ攻めの戦いが始まるんだなぁ、と思えてとても嬉しかったです。

第2位 「期待してるのは、スキルとか、そういうのじゃないから」

わたしは、プロトタイプをすぐに作ったり、IT系に関することの知識や技術が、それなりに頑張って勉強したので、多少はあるつもりです。でも、どうやらわたしに期待してくれている部分は、そのような技術や学んで努力すれば身に付くスキルではなく、人の懐に入る力とか、チャームな所で、そこに投資してるんだよって、何回も言われました。

とても尊敬していて、名実ともに明らかに自分の何倍もスゴい人から

「わたしが一生かけても身につかないものを持っているよ」

と言ってくれたのは、自己肯定感MAXでした。特に、割と人間不信になりかけた時にこの言葉をもらえていたので、前に進むことができたし混沌を楽しむことができたと思います。今は、その期待には絶対に応えたい気持ちです。

第1位 「また挑戦するときは言ってね」

今回は、会社としては辞任ということになり投資をもらえている立場ではもう無くなりました。しかし、「株」という分かりやすく数字で表せる指標は無くなったものの、目には見えないけど応援は引き続きしてもらえてる感覚はハッキリとあるので、必ずまた挑戦したいと思っています。

「今後のことでも落ち着いたら聞かせてください。」

このように声をかけてくれた大学院の元事務局長さんの言葉も、嬉しかったです。

最後に

これからは、見つけてもらう時代らしく、自分の能力ややってきたことにハッシュタグをざっくりつけてみました。

今は、YouTubeやったりUdemy講師やったりTSfCMやったり企業のGAS研修やったりしてて、講師業ばかりですが、他にももっと、世界を変えるような大きな活動をもっと主体的に違う仲間とガンガンチャレンジして、投資してくれていた方々を裏切らずにやっていきたいので、今後とも応援していただけると嬉しいです!

2021年7月17日(土)

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