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ヘルプのモノとラバソのステレオの考察

audibleの深夜特急5、6の公開日が今年の12/31で落胆。なので帰路には赤盤青盤のイベント音源を聴きながら帰りました。

で、赤盤のヘルプ、ラバソ音源を聴いてて、「あ!」と思ったこと。月末の赤盤青盤イベントは、若手超大物youtuberのご協力をいただいているのですが、彼の動画の中で、以下のことがラバーソウルのwikiに書いてあったと言うことで確認しました。

「しかし本作の頃には、ビートルズは4トラック・テープで録音していて、『ビートルズ・フォー・セール』、『ヘルプ!』で実際行われていたようにヴォーカルを中央に置き、楽器を左右に振り分ける形でステレオ・マスターを作れるようになっていた。だがマーティンは、ステレオ・アルバムをモノラル・プレーヤーにかけた時に良い音が出るような方法を模索していた。彼は実験し、4トラックのマスターをヴォーカルを右に、楽器を左に、中央には何も置かない状態でステレオにミックス・ダウンが行われた。」

で、そういえば、ヘルプのモノ盤A面のモコモコ感について、パラレコの永山さんとSasasanが以前、youtubeで鋭い指摘をしていたのを思い出しました。

「ヘルプのモノは、ステレオから変換した偽モノなのではないだろうか?」

最近、ヘルプについては、このパラレコ説が正しい気がしています。A面オープニング曲のヘルプだけは真性モノミックス、そこに時間がないから残りのA面曲はステレオミックスをくっつけて、切りはりしたテープを単純にモノラルに変換しちゃったんじゃないかと。そう考えると、B面がなんとなくマシに聴こえるのも納得できるのです(B面は真性モノミックスじゃないかと)。

そこで、ジョージ・マーティンは、ヘルプのモノの反省も踏まえ、ラバソモノをステレオミックスからどうにかしてうまく作れないかと言う考えから、ラバソのステレオをあんな風にミックスしちゃったんじゃないだろうか? でも、結局、作った偽モノだと迫力が出ないので、真性モノでリリースしたんじゃなかろうかと。

どうでしょうか、この推察?

ヘルプのモノの1桁スタンパーを何回か安く購入できるチャンスがあったんですが、やっぱり買おうという気になりませんでした。私のヘルプモノの一番若いスタンパーはPP/TLで、今、聴いていますが、A面はやっぱり今ひとつな音であります。

イタリアンなヘルプモノは、A面も素晴らしいと言うことなので、イタリアだけA面も真性モノミックスがカッティングマスターだったのか?聴いてみないとわかりませんね。


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