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1986 勉強の歌、でも起死回生ならず

高3の時、難関大学向けの有機化学の講習を代ゼミでとっていて、それが18時過ぎの開講でした。どっぷり日が暮れた秋空の中、ポールマッカートニーのPress To Playをウォークマンで聴きながら校舎の外で並んで教室が空くのを待っていました。焦りと諦め感が半々。

ずいぶんと前に、ダラケというクイズ番組(司会の米田弥央のファンだった)で森林原人というAV男優を知り、私はその人のAVは見たことないんですが、Youtubeの街録チャンネル(これもまた好き)で去年ぐらいに彼が出演していました。

で、彼の半生を聴いている中で、1か所だけ私と彼の似ているところがあるな、と思う点がありました。彼は中学受験で国立大の付属中学に行き、周りや先輩を観て、高3になってから勉強すれば間に合うだろうと思ったようでした(記憶で書いています、そうじゃなかったらごめんなさい)。で、結局、周りはぐんぐん成績をのばして帳尻を合わせるも自分だけその波にのれないという。

今でもPress To Playを聴くと、私も森林原人と同じように波に乗れなかったことを思い出します。

中学に入ってからの5年間で、限りになく偏差値50、いや科目によっては平均以下にまで落ちてしまい、高3になって何故か浮上していく同級生をしり目にいつまでも浮上できないでいる自分。

そうそう、限りなく偏差値50になった日本も、もう浮上することはないでしょう。だから私は、この国や社会や政治に対し、SNSに嫌味は書いても辛辣なことを書かないようにしています。それは、「起死回生して、東大に合格しろ」とPress To Playを聴きながら代ゼミの校舎の前で並んでいる私を焚きつけたって致し方ないのと同じ理屈です。

そう思うとPress To Playから起死回生でFlowers In The Dirtを出したポールマッカートニーさん、やっぱりすごい!

さて話は戻り、もう私は勉強しても成績は伸びないし、もう勉強は私にはできないことをあの時、悟りました。

僕の勉強の歌は、Press To Play

でも実は最近、ちゃんと勉強して資格を取ってみようと思うものができましたので、ちょっとやってみようとアマゾンで参考書を買ったところです。出来るかな?



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