仕事の自動化
たまにはITっぽいことを書いてみます。
ここ2、3年でよく聞くようになった「RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)」にとても興味を抱いています。
人間がパソコン上で行っている、日々の煩雑な仕事をロボットが代わりにやってくれるという待ちに待ったツールです。
多くの企業が導入または検討していて手探りながらもRPAそのものが市民権を得ようとしてます。
というのが一般的な見方。
大枠で見るところの「自動化」は、IT業界では何十年も前から言われていることであり、それを実現出来る技術者は神扱いされていました。
サーバやネットワーク、Webシステムやアプリケーションなどデータの横連携は必須であり、それを人の手で行うことの無駄さは技術者の誰しもが気付いていたところです。
そこに端を発していたのが、マクロやスクリプトと呼ばれるものです。
1時間掛かっていた作業が、Enter1発でほんの数秒で完了する様は感動に値します。
そうこうしているうちに、沢山の作業が自動化されて、またそれぞれをタイマーによって自動的に実行されるという仕組みも出来ました。
技術者はその進行状況を見ていればいいだけ。
という流れがRPAを通じて”遅ればせながら”一般社会に降りてきて話題になっています。
これまで、手でやっていた仕事がITシステム化されて便利な世の中になっていきましたが、あらゆるものがシステム化されたことで、システム間でデータ連携させる必要が出て、ここにまた人間の手が加えられるという、ある意味で退化した形になっているわけです。
ここを解決するのがRPA。
こんな時代の流れを振り返ってみると、人間の仕事がAIに取られるという議論は無駄なような気もしています。
便利な何かが増えれば、そのうえで新たな面倒な仕事が増え、そこに人が介在していく。
職種や業務単位では人がいらなくなるものもあると思いますが、その代わりに増えるであろう仕事は今のうちから目を付けておくべきと思います。
5年後は何をしようかな。
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