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カフェにいった。

以前から少し気になっていたカフェがあったのでいってみた。

大きな通りの脇でひっそりとやっている感じが「ええやん」と思ってはいたんだけど、なんとなくスルーしていた。

通りからは建物の一部しか見えなかったが、中に入ると意外と広い。僕がみていたのは通りに面した静かな席だけであったようで、2Fには座敷もあった。

一人で来ていたので、座敷はちょっとなと思い、通りに面した静かな部屋に通してもらった。先客が2人いて、それぞれが部屋の隅で本を読んでいた。ほどよい緊張感があってよし。

縦長の部屋の2面に窓があり、カウンター席から通りを見渡せるようになっている。窓からは後楽園へとつながる鶴見橋がよく見えた。今日は岡山ではめずらしく、どんよりとした曇り空だ。先客の2人と距離をとることを優先した結果、一番出入り口に近いテーブル席に座ることにした。

窓に面したカウンター席の反対の壁には、古本がきれいに並べられていた。本の種類には統一感がないように見えたがそれがこの古民家カフェにはあっているようには思えた。

本棚から、沢木耕太郎の深夜特急を見つけ、読んだ。ちなみに飲み物はアイスコーヒーを頼んだ。

深夜特急のように、バックパッカーの旅はしておけばよかったな、と少し感じた。仕事を始めると時間が取れないだろうから。

パラパラとめくっただけであるが、深夜特急では東南アジアの人とのやりとりが描かれていた。私はこれまで、どちらかというと「行くことが目的」の旅をしてきたため、今後機会があれば、その町の人とのコミュニケーションをとれるようなゆっくりとした旅がしたいな、と感じた。

1時間ほどカフェにいた。また来るかもね。

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