ベンチャー系新社会人・1年目初日の感想をつらつらと
4月1日、入社式。いよいよ社会人生活が始まった。
人生に1度しかない「新卒」の入社式。長期間悩みに悩み、やっと決めたベンチャー企業で、社長や副社長、その他お世話になった皆様に見守られながら厳粛に執り行われた。
といってもオンラインで、かつ同期も少ないため一瞬で終わり、その後すぐにオンラインによる研修がスタートしたが。
ベンチャー企業ならではの「スピード感」、「無駄を排除した感」、そして「即戦力への期待」を強く実感する。
説明会、最終面接、内定式。
3度聞いてきた社長のことばは、やはり今回も力強かった。
リーダーとして威厳があり、事業への前向きな熱意もある社長。
僕を含め、やりたいこと、方向性が決まっている人にとって、やはりこうした社長のもとで働くことができる環境こそ、ベンチャーの大きな強み、醍醐味だろう。さすがに気が引けるが、社長と日常的に話すことができれば、なんならチャットを送ることも可能と言えば可能だ。こうした環境で成長できることに、極度のプレッシャーを感じる一方、期待する気持ちも大きい。
副社長からは「魅力的な営業マン」として、会社のストーリーも語れる人間であると教わった。実際副社長は会社の創業者。僕もそのストーリーに惹かれて入社した。そうした人が集まって、組織に、会社になっている。そうした思い、熱意に共感して協力してくださる方を増やしていきたいし、そうした方に仲間になってもらいたいと僕も心から思う。
こうした話を聞き、ワークショップなどを通して会社のミッションやクレドを自らの姿勢に落とし込むうち、気付けばいつの間にか1日が終わっていた。そんな研修1日目だった。
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大手企業に入社した友人は、大ホールで入社式があったり、東京での研修中はホテルで過ごしたりしているようだ。エンジニアの友人はリモートでずっと研修らしい。僕よりもさらにスタートアップ・ベンチャー寄りの企業に入社した人はそんな研修はすでに内定者インターン時代に身に着けており、早速業務、と言う人もいるらしい。
大学までは比較的一様だった人キャリアがそれぞれの道へと分かれていく。
それは仕方ないことだし、素晴らしいことでもある。
それぞれの道にはメリットもあればデメリットもあり、それを受け止めて自分を正解にしていくことが理想。
そんなことはわかってるけど、どうしても人と比べてしまう自分がいる。
たしかに大手の待遇はいいし、ホテル暮らしもしてみたい。
同期がたくさんいると多様な価値観に触れられるし、大きなことができるかもしれない。
ただ、今の会社のやり方にはやや疑問を感じる部分もあるものの、方針には大きく共感している。同じ方向性を持った仲間と働けることに対してわくわくする自分がいる。
研修中のワークショップでも、ちょっとガツガツしすぎじゃないかと思うほど熱心で、そしてたまにユーモアもあって(笑)、バックグラウンドは異なるけど、それぞれ多様な経験をしてきて。一緒に長い時間を過ごしていくからこそ、頼れ助け合えるような、そんな顔の見える関係。先輩も含め、顔と名前がすぐに覚えられる人数規模と人間関係。全員分のスケジュールやストレングスファインダーが共有され、強みを生かし弱みを補い合う組織文化。
そうした会社で働けることに、安心感と誇りを感じる。
そして悩んだ時には、社内にも社外にも、相談できる同期・先輩がいて。
いつでも頼っていいよって、社交辞令ではない本音で語ってくださって。
そして、つらいときにも受け止めて、絶対大丈夫だよって言ってくれる大切な人がいて。これがほんとにありがたい、心の拠り所。
不安なんて誰もが感じるもので、それが自然。
自分はまだ、「悩む余裕」がある。
だからこそ、前へと進んでいける。
とはいえ、1日パソコンの前で過ごすことは苦痛だし、来週からは出社も始まるから早起きもせねばならない。
大学生の生活と「本当に」変わるのは、来週以降だ。
その変化に耐えられるだろうか。
適度に自分をご自愛しつつ、継続できる形で仕事に慣れていきたいな。
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