バントせえと言うてるわけやないで

4試合連続完封負けで36イニング得点があげられない広島は10日の阪神戦、打撃不振で8番に下げていた菊池をいつもの2番に戻した。阪神・伊藤将の先発で始まった対戦、広島は1回無死野間が右翼線に2塁打。広島ベンチ2番に入れた菊池に犠打のサイン、菊池は1球目を伊藤の前に転がし、野間を3塁に送り、3番小園が定位置に守る阪神遊撃木浪の前にゴロを転がし野間がホームイン、広島は37イングぶりに1点をいれた。

 この試合ラジオで解説の評論家関本賢太郎氏は「これで広島は気分が軽くなった」と話し、2回に入れた一挙5点もこれが関連したと続けた。

 もっとも逆から見ると伊藤の出来が悪かったという事で直球が軸で変化球を交えていくいつもの投球と違いこの日は変化球が多かった。1回1点を取った広島はこの変化球を狙い1死後上本が右翼線に落とし、続く会沢の左翼線2塁打で一挙ホームイン。2死後投手のアドウアが2塁内野安打で1、3塁。この後野間、菊池、小園が3連打で5点、6-0にした。

 その裏阪神は広島の先発アドゥアから無死森下が左翼越え2塁打、梅野四球で無死1、2塁にしたが木浪に打たせ2ゴロ併殺、伊藤の代打小野寺は三振に倒れた。

 阪神は伊藤が下りた3回から継投、3回から3イニングは漆原、6回は浜地、7回島本、8、9回はは岡留が力投、追加点を与えなかったが打線が4回森下の左翼への本塁打、6回には無死中野が左前安打、2死後佐藤に左中間2塁打が出て1点、2-6としたが、佐藤の2塁打の後アドゥアをリリーフした益田から森下四球、梅野右前安打の2死満塁も代打ノイジーが3ゴロ。8回広島4人目の島内から2死後佐藤、森下が連続四球でたが梅野三振。矢崎が出てきた9回無死代打糸原が四球で出たが後が続かなかった。勝てば一つ勝ち越しがまた借金生活。始まったばかり気にする事は無いと関係者はおっしゃるが4番いつまで辛抱するつもりか。陰気でいかん。

令和6年4月11日

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