西宮竜二郎

「元新聞記者×コミュニケーター」による野球ネタ。 (日本プロ野球/セントラルリーグ/パ…

西宮竜二郎

「元新聞記者×コミュニケーター」による野球ネタ。 (日本プロ野球/セントラルリーグ/パシフィックリーグ/大リーグ) 独自の角度からゆる~くお送りします。2023.12.09

最近の記事

悩める未完の大器

信用が持てないというか平たく言うと正体不明が1番当たっていると思えるのが阪神の佐藤輝だ。21日の中日戦の7回右翼席ぎりぎりだったが3ランで試合を決めた。ところが1日置いて移動、横浜でのDeNA戦、23日は三振、三振、中飛、3塁ファールフライ、三振。24日は三振、三振、三振、三振だ。  長距離打者には三振は避けられないが今年4年目の佐藤は長距離打者とは言えない。1年目こそバットの芯に当たればフェンスを越した。3年目の昨年もそういう状態だったが今年は違う。打球が飛ばない。現時点

    • 昨年の優勝は伊達ではない

      前のカード14日の中日戦から前日のDeNA戦にこの日と阪神は3試合続けて雨中での試合。コールドゲームがあるから5回までに点を取っておかないと思うと気がせいた。3試合目のこの日、その5回、無死先発の伊藤将が中前安打。DeNAのマウンドは浜口、先発して4回まで得点を与えなかったが、この回強くなった雨が影響したのか近本四球で1、2塁、中野1ゴロで近本2塁でアウトになったが1、3塁に走者が残り、森下四球で満塁、大山1塁ファールフライに倒れた後ノイジー四球で押し出しの1点が入った。

      • くたびれもうけ

        首位の阪神は1回無死DeNA先発ジャクソンから近本が遊撃内野安打でたが打者中野の2球目に2盗失敗、中野中飛のあと森下、大山が連続安打したが佐藤輝2-2後空振りの三振。3安打しながら点が取れなかった。  阪神は村上が先発。2回DeNA先頭牧に左前安打、宮崎の1-1後の3球目暴投で2塁に進まれ、楠本2ゴロで3進の後山本に右前にタイムリーされ1点を先取された。1回3安打で無得点の阪神、2回から5回まで2回坂本の内野安打1本だったが、6回1死後中野が四球、森下が2-2後ジャクソンの

        • 打てば響き日本人最多

          ドジャースの大谷が、21(日本時間22)日、ロサンゼルスでのメッツ戦の3回、8試合、38打席ぶりに右翼に5号先制2ランを打ち込み、松井秀喜選手の持つ日本人メジャー歴代1位の175本を抜く176本に到達「早く打ちたいと思っていた。安心と喜びがある」と話した。  この大谷、前日の試合後日本人選手最多について「個人の記録です。気にしていない」と取り合わなかった。前日の試合といえば3点差で負けていたメッツ戦の6回1死満塁で打席に立ちカウント2-2で内角ボールゾーンのカットボールをの

        悩める未完の大器

          雨中、満員のスタンドに送る勝利

          19日から甲子園球場での中日戦は3試合続けて前売り券完売、21日は朝から雨だったが試合開始2時間前の正午に開門すると球場全部の入り口からファンが入りたちまちスタンドは埋まった。マネジャーからの報告でこの事を知った岡田監督は「雨の中でも試合はやる、そして勝とう」と選手に伝え、グランド整備の部署にも連絡した。  土を入れたりで定刻2時より53分遅れで試合強行。阪神は才木が先発。岡田監督によると天気予報が悪いといわれた前日から「明日は投げたい」と言っていたそうでその気持ちが雨中の

          雨中、満員のスタンドに送る勝利

          2点にまつわる話

          18日からの対阪神3連戦まで12試合連続で相手チームを2失点以下に抑えていた中日がその阪神戦19日の7点取られての敗北に続き20日は15点取られ大敗した。この試合大野が先発。1回先頭の近本を3-1後四球。中野2ゴロで2塁に進まれた後大山を0-2と追い込みなら3球目を中前にタイムリーされ1点を先取された。  ところでここまで1勝2敗の阪神先発大竹、緩い球で勝負しているのが原因と自己判断、この試合速い球多投にかえた。結果としてこれが裏目に出て2回無死細川に左翼線2塁打の後山本に

          2点にまつわる話

          白いスタンド

          前のカード、巨人との3連戦に勝ち越し勝率を5割にした阪神、この先早急に求めるのはエース青柳の勝ち星、これまで2試合に先発しているが0勝1敗。その青柳が19日の中日戦に先発、2回無死細川、宇佐見に連続安打され1、2塁。  このピンチに中日ベンチ。積極的休養とかで先発を外れた中田に代わって6番1塁のカリステに犠打。カリステ指示通り投前に転がし2、3塁に進めたが7番村松三振、続く8番ロドリゲス遊ゴロ。青柳中日の采配に助けられ点を取られなかった。  その裏阪神も無死中日の先発メヒ

          白いスタンド

          岡田采配の勝利

          評論家の大野豊氏によると昨年4勝に終わった巨人の菅野はキャンプで変化球のキレを良くするのに必死だったという。その菅野がここまで2試合に先発して2勝、13イニング失点0。武器はキャンプでものにした変化球。その変化球、18日の阪神戦もさえ1回1死後中野に左翼線ぎりぎりに落ちる2塁打、森下四球で1、2塁にされたが大山中飛、佐藤輝三振。  阪神は西勇が先発。2回1死後丸に左前安打、泉口の2ゴロで2進。次打者は今季菅野が投げる試合マスクをかぶっている小林。控えに回っていたのを復活させ

          岡田采配の勝利

          あの3連発の日、今年は3安打で勝利

          17日の巨人戦に先発した阪神の伊藤将は前に投げた10日の広島戦では2回までに6点を取られ早々に降板した。それから1週間立ち直り策を考えたというが、依然本来の投球ではなく1回1死後佐々木、門脇に連続安打。後岡本左飛、坂本2直で得点されなかったが、2回も無死丸に1球目直球が真ん中に入り右中間に3塁打された。  後続3人を打ち取り0に抑えたが、こんな伊藤をテレビ解説の掛布雅之氏は「今日もし前のマウンドの2の舞をやるようだと明日はない。門別と入れ替えになる」と話した。  この試合

          あの3連発の日、今年は3安打で勝利

          雨、おおきに

          球場創設100周年の甲子園球場での今年初の巨人戦、2日前の中日戦で解体的先発メンバーを組み連敗を脱した阪神、近本1番から始まる元の打順に戻した。代えて良かった事があったわけでなく変わりなしで相変わらずの打線、1回先頭近本が巨人先発山崎伊から2-1の後ボール3つで四球で出たが中野2ゴロで近本2塁でアウト。森下が左前安打で1、2塁としたが4番大山中飛、佐藤輝2-2後空振りの三振。  阪神は村上が3度目の先発。3回無死岸田に右中間に2塁打。吉川尚の中飛で3進の後右投げ左打ちで打撃

          雨、おおきに

          楷書のサイン

          阪神の岡田彰布監督が14日の中日戦に勝ち阪神の監督として484勝目を記録OB吉田義男氏と並び球団歴代2位になった。この事に吉田さんは「感慨を覚えます。私自身の勝ち星などあくまでも通過点にしかすぎません。球団初のセリーグ連続優勝に挑戦するチームは岡田監督のもとで全員結束し、1戦必勝の姿勢で勝ち抜いてくれると信じています」とコメントした。  阪神の監督は3度経験、2度目の昭和60年にリーグ優勝、日本シリーズで西武を破り球団初の日本一になっている。その年は監督として輝いたが、この

          楷書のサイン

          勝ったらええ

          3連敗の阪神、14日の中日戦、ここまで打線を牽引してきた近本、中野の1、2番をばらし先発メンバーを組んだ。1番木浪、2番に梅野、近本は3番、ついでに大山、佐藤輝の4、5番を入れかえ3番の森下は7番に下げその後ろに中野を置いた。  解体新打線、1回は中日の先発梅津に木浪2ゴロの後梅野、近本連続三振。2回は1死後大山が四球ででたが前川2ゴロ併殺。  阪神は才木が先発。その裏中日、1死後細川が右前安打、2死後木下拓が左前に打ち1、2塁。中日の8番は前日の試合を決める1点を入れる

          勝ったらええ

          中日になめられてどうする

          13日の中日戦、阪神は1回、1死後中野が中日先発メヒアから3-2後四球、森下右飛の後大山も4球ファールで粘り3-2後の9球目のボールを選び1、2塁とした後佐藤輝が1-2後5球目を右中間を破る2塁打、2者を帰した。  今季14試合目にして1回にあげた先制点、当然意気上がり先発の大竹はそれを受け3回まで危なげない投球を見せたが、4回の攻撃で1死後右前安打の佐藤がノイジーの時2盗に失敗、追加点のチャンスを潰してからちぐはぐ阪神に戻った。  4回無死木浪が1塁内野安打。大竹3-1

          中日になめられてどうする

          低い次元での妥協が寂しい

          3年ぶりの5連勝、そのうえで8年ぶり首位の中日に対し前のカード広島に負け越し5位阪神の対決、4回、中日無死田中が阪神先発青柳から右翼線に2塁打、高橋周の当たり損ねの打球が左前に落ち、1、3塁。続く中田は3ゴロ、併殺崩れの間に3塁走者が帰った。  打線の中軸に元気がない阪神、この日も相変わらずで中日先発柳に2回1死後5番佐藤輝が珍しく右翼フェンスに直撃の2塁打を打ったが6番前川2塁ファールフライ、坂本三振。柳の直球にバットが合わず、クリーンアップからの7回も森下投ゴロ、大山中

          低い次元での妥協が寂しい

          信じられなくなってきた

          広島との3連戦、前日までの2試合、1回の得点機をものに出来なかった阪神は11日の3戦目も無死近本が広島先発大瀬良の2-2後の5球目を左翼線に2塁打で出たが、中野2-1後の4球目を左飛、ノイジー三振、大山の左翼越えの飛球は広島の左翼秋山の美技に阻まれ点にならなかった。  阪神は西勇が先発。右打者の内角を突くシュートに威力があって広島は4回無死小園の当たり損ねの打球が阪神遊撃木浪の頭上を越す2塁打になったが後続が凡退。  1回に先制出来なかった阪神は3回無死木浪が右前安打で出

          信じられなくなってきた

          バントせえと言うてるわけやないで

          4試合連続完封負けで36イニング得点があげられない広島は10日の阪神戦、打撃不振で8番に下げていた菊池をいつもの2番に戻した。阪神・伊藤将の先発で始まった対戦、広島は1回無死野間が右翼線に2塁打。広島ベンチ2番に入れた菊池に犠打のサイン、菊池は1球目を伊藤の前に転がし、野間を3塁に送り、3番小園が定位置に守る阪神遊撃木浪の前にゴロを転がし野間がホームイン、広島は37イングぶりに1点をいれた。  この試合ラジオで解説の評論家関本賢太郎氏は「これで広島は気分が軽くなった」と話し

          バントせえと言うてるわけやないで