前のカード14日の中日戦から前日のDeNA戦にこの日と阪神は3試合続けて雨中での試合。コールドゲームがあるから5回までに点を取っておかないと思うと気がせいた。3試合目のこの日、その5回、無死先発の伊藤将が中前安打。DeNAのマウンドは浜口、先発して4回まで得点を与えなかったが、この回強くなった雨が影響したのか近本四球で1、2塁、中野1ゴロで近本2塁でアウトになったが1、3塁に走者が残り、森下四球で満塁、大山１塁ファールフライに倒れた後ノイジー四球で押し出しの1点が入った。

　4回までDeNAを1四球無安打に抑えた阪神の先発伊藤、その裏も1死後四球の走者を出したが山本を3ゴロ併殺。6回からDeNAは浜口に代わり中川颯、マウンドに上がり練習を始めたとき雨が一層強くなり7時21分に試合中断。再開したのは50分後。

　これが調子を狂わせたのか伊藤、中川が再開後の6回を0に抑えたその裏、無死石上に四球、犠打で2進のピンチは後続を打ち取ったが、7回先頭の佐野に右前に初ヒット。1死後宮崎に中前安打で1、2塁。楠本の1ゴロで2、3進のあと山本に中前タイムリー、2者が帰り逆転。続く石上のヒットを右翼森下が後ろにそらし山本が1塁からホームイン、3点目が入った。

　2点リードのDeNAは8回森原。佐藤からはじまった阪神の攻撃、148kmの直球に佐藤以下梅野、木浪が3者三振。後1回のDeNA、9回は引き分けた前日9回に出てきて全球直球では大山、佐藤、前川を打ち取った山崎。もっともこの日は変化球を多投。阪神はその変化球を狙い無死代打糸原が左前安打、近本、中野が連続安打で続き満塁。

　強烈なお返しにたじたじの山崎、森下の1－1後の内角球がユニホームの袖をかすり死球になり押し出し。3－2と1点差になりDeNA、山崎に代わり徳山。大阪桐蔭高、早大からDeNAに入って3年目、中継ぎで力をつけてきたがこの場面は、大山に中前に打ち返され同点。ノイジー、梅野に四球で押し出しで勝ち推され後木浪に左前に打たれ4点目、5－3にされた。

　阪神はその裏ゲラ。内野安打と四球で2死1、2塁にされたがいきがって笑って打席に入った新人渡会にプロの鉄槌、1－2後の7球目、フォークで空振りの三振に仕留めた。

　この試合観客は31,912人、青色は強い雨に試合途中に多くは席を立ったが左翼席の黄色は大多数最後まで残り声援を送っていた。このファンあっての阪神だ。

令和6年4月25日