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文学フリマありがとうございました

 11/11日(土)、文学フリマ東京37にsasakiさんと参加しました。ブースにお越しいただいたみなさま、お買い上げいただいたみなさま、本当にありがとうございました。  今回わたしは、気さくさや愛嬌、あるいは上限のある傲慢さなどの対人能力を引き上げて臨んだわけですが、それでもブースに来ていただいた方と上手くやりとりができないタイミングがあったと省みています。たとえばイベントが開場してすぐ早足で来て一部くださいと言ってくれた方を見て、すごい、売れたぞ、という自身のオーラが膨

    • マッチングアプリ

       マッチングアプリを始めた。正確には数ヶ月前からインストールだけはしていたのだが「無料いいね」「いいねを購入する」などの概念や、単純に人の写真をフリックして横に飛ばす(勢いをつけてフリックすると遠くに飛ぶ)という傲慢なUIに強いストレスを感じ触らずにいた。でもまあやるかと思い始めた。でもまあやるかという言葉はいつも私に元気を与えてくれる。  しかしながらいざアプリを前にしてどんなことができるのか調べてみると不可解な点がいくつも散見される。まず、いいねをし合うことでメッセージ

      • 帰省

         実家に帰省している。何度か書いたが、私の地元は分家の人間が本家の人間を殺害したかと思いきや本家の給仕が犯人でしたという事件が密室で起こるほどには寂れておらず、かといってコンビニが二軒並んで立っていてダサい奴はこちらのコンビニを使う傾向があるという文化があるほど栄えてもおらず、端的によくある車道の強い田舎と言えると思う。  高校生の頃まで仲がよかった幼馴染は地元でちゃんとしており(この『ちゃんと』に一切揶揄はない)、しかしながらというかそれ故にというか、私が県外でだらだらし

        • 鮮明でないものについて

           鮮明でない状態のほうが好ましく思う。学生服を着ていたぐらい遠い昔、友人が「『ブラジル』というタイトルで、内容は全然意味がわからないけどとにかく凄い映画を見た」と興奮しながら教えてくれたことがある。国名をタイトルにするのはなんだか面白いし、そのうえで全然意味がわからない展開って、夢をテープに焼くことに成功したようにも感じてそれはたしかに凄いものだぞと思った。しかし私は当時なんでかその『ブラジル』を観なかった。それから数年経ち、『ブラジル』が『未来世紀ブラジル』であることがわか

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        文学フリマありがとうございました

          昔ツイッターにアップした漫画3

           うつ病の余波で洒落になんない不眠症の頃に描いた漫画。そこに抗うつ剤の副作用だかでさらに神経質になっていたので私の人生が年表になったらこの時期の項目だけ明朝体になっていると思う。

          昔ツイッターにアップした漫画3

          昔ツイッターにアップした漫画2

           コロナが流行り始めてズルをする人が増えてでもそうでもないとやってらんないよという時勢の頃に描いた社会的な漫画。私にもっと根本的な自治体に関する知識とかあればもっと楽しく描けたのでは。

          昔ツイッターにアップした漫画2

          昔ツイッターにアップした漫画1

           いついきなり無くなるのかわからないので、自分のメディア欄をさかのぼって昔自分が描いた漫画をこっちにもアップする。昔から自分が作った漫画とかアニメーションを残しとくのが面倒くさくてローカルのファイルがどこにいってるかわからない。  これはGitというプログラマーとかコーダーがよく人とやりとりする時に使う管理システムがよくわからないという漫画です。個人で小規模な仕事ばかりだと別に使わないので今でも使えと言われたら同じような対応をすると思う。題字が結構気に入ってる。

          昔ツイッターにアップした漫画1

          クリスマスが来るぞ!!

           先月から楽しみにしていたことだがクリスマスがやってくる。未来は待ち構えているものではなく我々が進んだ先にあるものなわけだから、正確にはクリスマスが来るのではなくクリスマスに近く到達する。別にクリスマスだからといってなにか個人的な予定があるわけではないのでニンテンドースイッチのストアページを見るかドラゴンボールのことを思い出すか新しい漢方薬を検索するかぐらいしかしないと思うのだが、かといって街のイルミネーションを見ようという気にもならない。なんといっても街は恋人たちや家族のも

          クリスマスが来るぞ!!

          額縁買うぜ

           先日部屋の模様替えに凝っているというようなことを書いたが、ありがたいことにその熱は微熱を保って今も続いている。流行というものは世間ではなく自身で完結すべきものであって、いま私のなかでは模様替えと小説が流行っている。私のなかの高校生は部屋のテーブルを移動させてその上にのせた原稿用紙に向かって何かを書いている動画をTikTokにあげて30kいいねを貰って、いいねを貰ったからそれがなんなんだと思いながらうつむく程ではない水色の諦観と闘っている(彼は純文学作家なのだ)。  私の話

          額縁買うぜ

          パソコンロボット

           マジのエンジニアのマジの視線を掻い潜って今エンジニアを名乗っているわけだが、時にはマジのデザイナーのマジの視線を掻い潜ってデザインをやる仕事もしている。要は私は今フロントエンドエンジニア寄りのWebデザイナーと呼ばれる職種で男一匹走れば狼、私人逮捕に一矢報いて爪剥がすの精神でこのくだらない暮らしを維持している。エンジニアと書いたがエンジニアとプログラマーの違いもよくわかっていない。このまま一生調べるつもりはない。  先日小説を書いてみたわけだが、小説に限らずあらゆる文章は

          パソコンロボット

          そもそも車自体ないほうがいい

           深夜、横断歩道を渡る際に車が来ていないことを確認したうえで赤信号を無視して渡ったのだが、少し細かく記述しようと思う。なんでそんなことするのと聞かれればまあまあまあね、とニヤニヤするほかない。  周りには私のほかに中高年の女性、死神のような猫背の男性、白髪で身体の大きい男性がおり、アクションRPGなら死神を選ぶ(投げナイフと鎌)わけだがその時は私を含めみんな自転車に乗っていた。本稿では私と彼らをチームと呼ぶ。横断歩道の信号は押しボタン式で、この押しボタンというやつは交通マナ

          そもそも車自体ないほうがいい

          仕事について(AIへの炎)

           公共広告機構のCMで「AI技術が発展しており今後我々の仕事はAIが担う時代となります。不安もあるかもしれませんが未来には可能性があるとも言えます。子どもたちの未来の仕事はまだ見ぬ白紙です(なにか光に包まれるエフェクト)」みたいなことを言っているのを見て本当に勘弁してくれと思う。子どもがYouTuberを目指してはいけない。人は自由でなんにでもなれるが、子どもがYouTuberを目指してはいけない。AIについて。仕事をするのは仕方ない、もう諦めました。上手く働けばほどほどのち

          仕事について(AIへの炎)

          木彫り教室に

           木彫り教室に通おうと思う。今回小説を書いたように私は昔からごくたまに創作活動をすることがありその度に思うのだが、作品として伝えたいことが1ミリもない。おそらく、どうにかそれらしく形にしたものをもしかしたらこういうようなことをこの創作物はテーマにしているのではと手直しして、そのように仕上げていく作業が好きなのだと思う。そういったわけで木彫り教室に通おうと思う。具体的に誰なのかは忘れたが、彫刻というのは彫ることによって石の本来の形を表出する作業のことを言うのだみたいなことを言っ

          木彫り教室に

          模様替え

           10代の頃に自分の部屋というのを初めて割り振ってもらい、たしかその時に「この部屋ポスター貼ってもいいの?」つまり私の意思で壁に穴を開けて装飾していいのと親に聞いた覚えがあるのだが、今その時の親の年齢に近くなって思うが本当に可愛いことを言う子どもだったと思う。  時は過ぎて最近、東京で住んでいる家に大人数が来る予定ができそれなら並木さんの部屋かっけえ、ずっといてえ、今日泊まってもいいすか、お前ら好き勝手言いやがって、風呂入るならタオルそこの棚なと思いほとんど鍛えていなかった

          模様替え

          文学フリマ東京に出店します

           noteに何か書くとその分の文字数が吸収されると思いこちらに書くことができなかったのですが、この度2023年11月11日(土)文学フリマ東京にて中・短編集を頒布することになりました。頑張るので応援よろしくお願いします。 https://c.bunfree.net/c/tokyo37/h1/R/22

          文学フリマ東京に出店します

          税務署に行きました

           まったく行きたくなかったのだが税務署へ行った。たまに行く税務署はやはり夢の中の施設のような懐かしさと得体の知れなさがあり、節電のために薄暗い館内の玄関と階段には「税」「市民税」「ぜい」などと書かれた小学生書道展の作品がところ狭しと並んでいる。税務署長や青色申告会長(夢の中のような役職だ)が「税」と書かれた紙に優劣をつけて掲示するのは、あまりに中世の辺境の貴族の趣味というか、そんなにわかりやすく悪人ぽく振舞って大丈夫なのかと思う。中華料理屋の福の字みたく税の字を逆さに書いて提

          税務署に行きました