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パキスタンの国獣

マーコールはパキスタンの国獣です。

マーコールは、独特のねじれた角で知られる野生のヤギの一種で、パキスタン北部と西部の山岳地帯に生息しています。パキスタンでは文化的、生態学的に重要な意味を持ち、野生生物保護活動の象徴として保護されています。

大きさは、体長130-180センチメートル、尾長8-14センチメートル、体重オスが80-110キログラム、メスが32-50キログラムあります。アルファベットの「V」字状の角があり、前肢の手首から先の前面、後肢の踵から先の前面は暗色の体毛で被われています。

マーコールの名前は、ペルシア語の mar「蛇」と接尾語 khor 「~を食べる人」の結合語に由来すると考えられており、この動物がヘビを殺す能力があるとされていると解釈されています。コルク栓抜きのような角を持つため、とぐろを巻いたヘビを彷彿とさせます。

マーコールは、1976 年に世界自然保護基金WWFの記念硬貨に掲載された72匹の動物のひとつでもあります。また、マーコールは、パキスタンのアニメ映画「Allahyar and the legend of Markhor」にもでてきます。

WWF記念硬貨
アニメ映画