パキスタンには、冬の寒さを和らげるために、体をぽかぽか温める温かい飲み物がたくさんあります。この記事では、パキスタンで人気のある、おうちでも簡単に作れるホットドリンクを紹介します。

マサラチャイ
チャイはパキスタンで最も人気のある冬の飲み物のひとつです。レシピも非常に簡単で、体を速攻でぽかぽか温めることができます。体を温めるのに必要な材料は、シナモンスティックや生姜などです。紅茶の茶葉とこれらのスパイスを一緒に煮だしてみましょう。

カフワ（Kahwa）
もともとはアラビアの飲み物ですが、パキスタンでもよく飲まれる緑茶のことです。カルダモン、クローブ、シナモンなどのスパイスで風味付けされた緑茶で、特に山岳地方やカシミール地域でよく飲まれます。通常、砂糖または蜂蜜と砕いたナッツなどを添えて提供されます。

カシミールチャイ
カシミール発祥の伝統的なお茶飲料です。ヌーンチャイ、ピンクチャイとも呼ばれます。ヌーンは塩（ナマク）のことで、このチャイは塩味です。カシミールチャイは、緑茶の葉、牛乳、塩、重曹から作られます。カシミールの伝統的なレシピでは砂糖不使用ですが、パキスタンでは砂糖とナッツを添えて提供されることが多いです。

ドゥードゥパティチャイ
ペシャワーリーチャイとも呼ばれるこのチャイは、水を使わず、牛乳だけで茶葉を煮だします。ドゥードゥは牛乳、パティは葉っぱのことです。お好みで砂糖か蜂蜜を加えます。とても濃厚で美味しいチャイです。

温かいリンゴジュース
あまり一般的ではないですが、温かいリンゴジュースも冬の飲み物のひとつです。レシピも非常に簡単で、リンゴジュースをシナモンスティック、ナツメグ、クローブ、オレンジの皮と一緒に煮るだけです。お好みで砂糖か蜂蜜を加えます。体もぽかぽか温まり、心地よい香りを楽しむことができます。

サハラブ
サハラブは中東の飲み物ですが、パキスタンでもよく飲まれます。甘い牛乳入りの葛湯のような飲み物で、ナッツやシナモンを乗せて楽しみます。伝統的には蘭の根の粉で作られていましたが、現在ではスターチ系の粉末で作られることが多いです。

エッグノッグ
エッグノッグは欧米発祥の飲み物ですが、パキスタンでも飲まれます。牛乳、卵、砂糖、香料を使って作られ、シナモンやナツメグを添えて、温かくして飲まれます。

濃い味わいのチャイ、香り高いカフワ、クリーミーなドゥードゥパティチャイなど、温かい飲み物は冬の過ごし方をぽかぽかと豊かにしてくれます。寒い冬がやってきました。そんな季節には、お気に入りのホットドリンクを飲みながら冬の暖かさを満喫し、パキスタンの心温まるひとときをお楽しみください。