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1年前の 6/24

1年前の話を少しだけ聞いて欲しい。

月末が近くて仕事は立て込んでいるのに有給をとって、電車に飛び乗った。
友達との予定は夕方からだけど、電車に乗ったのは9:30。

完全予約制の店が平日だから空いていたのか朝だけ空いていたから即予約。10:30入店。ギリギリセーフ。

その後は、港まちアートブックフェアに行った。知り合いの美術作家さんの本があるというので気になっていた。未知なるZINEに魅了されて、本の概念とか全部ぶち壊された空間。

港まちポートラックビル

そのビルの1階には港町の商店街地図とおすすめのお店にふせんがたくさん貼られていて、たまたま話しかけてもらえた?ビルの人と話をして、その方のオススメは「きっさ 姉妹」の「レモンヨーグルトジュース」
もう行くしかない。

きっさ 姉妹

店内に他にお客さんはいなくて、店主のおじいちゃんとおばあちゃんが居た。
レモンヨーグルトジュースを頼むと「私も」とおばあちゃんがおじいちゃんに頼んでいて、
私はおばあちゃんと隣の席でレモンヨーグルトジュースを飲んだ。
どこから来たのか、俳句のこと、柳ヶ瀬のおすすめのお店、ご家族のこと、いろんな話をした。お店をメモしているおばあちゃんの字は縦書きですごくきゅんとした。

忘れてはならないのが話の途中に言われたこの言葉。
「自分を大切にしなさい。全て自分に返ってくるから。傷つくのは自分だから。」
身内から言われてもそこまで心に刺さらなかったかもしれない。その日、初めてあった店主のおばあちゃんに言われたからか、心の真ん中に残っている。

港町 歩道橋の別れ道(私の人生の選択肢みたいな)

港町をあとにして、友達の元へと急いだ。
2回会ったことのある友達と初対面の友達。インスタで話したことはあるけど?みたいな。友達って呼ぶのもおこがましいぐらいの友達。
とにかくわくわくと緊張だった。
コメダで彼らの話を聞いて、この人たちの頭の中どうなってるんやろな〜?って思って、
目的であったシネマスコーレ。
だんだん日が傾いてきて、生ぬるい風と薄暗いビルの狭間。黄色く光る看板。ざわざわと人々。祭りのようだと言っていたのを思い出す。

映画を見て、頭がパンクしそうだった。
刺激としげきとシゲキ。確実に知らぬ世界との対面であった。

映画を見終わったあとに見上げたしねますこーれ

実はその日は家を出てから食べ物を食べてなくてお腹が空いていて、流れでそのまま飲みに行った。彼らの高揚感を肌で感じながら、すっかり暗くなった街を歩いて、華金で賑わう居酒屋で乾杯をした。最寄りから車だから飲めなかったけど、雰囲気酔いしたのを覚えている。
私のメモを見ながら酒を飲む友達と撮影エピを話してくれる友達。2人とも翌日は早番だったらしい。
終電を気にしながら居酒屋にいるなんて私にとっては初めての事だった。結局そんなに終電じゃなかったのだが、

手を振り、別れを告げ、名残惜しさしかないままに、電車に乗りこんで最寄りに着いたのがちょうど0:00

明日になっていた。今日が終わらなければいいのになんて綺麗事思うぐらいに目まぐるしく、新しく、刺激的な日は昨日になっていた。

1年経ったけど覚えているらしいこの日のことを忘れないように机にシネマスコーレのチケットを挟んでいる。


そういえばアイコンの写真はこの日に撮ったもの。

駅のホームにて



1年後の今日はユニバに居たんだけどね。

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