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「できれば、最初から咲ける場所に置いて欲しいね」

ドラマ、「いちばん好きな花」の中のセリフ。

椿さんが、言いにくそうにしながら、ぽつぽつと発していて。

「置かれた場所で咲きなさい。だとか、言われたりするけど、それってさ、言われてもさ、最初から咲かない花もあるんだよね」

それー!
まずもって、置かれた場所がとてもじゃなく咲ける場所じゃないとしたらさ、どうすんのーって話。できれば、最初からさ、咲かせれる場所に置いて欲しいよね。

置かれて咲ける場所を探して、いつか、帰りたい家が持てるように。

美鳥ちゃんが、
もう、喧嘩しなくなったし、怪我もしなくなったし、自分で家も買えるようになったよ。

と、椿さんと美鳥ちゃんが話をしていて。

私も、もう喧嘩しなくなったし、怪我もしなくなったし、自分の家があって、自分の車もあって、憧れていた普通に近づけた気がする。そう、思えた。

noteの世界に来て随分と時間が経ったような気がするけど、どうやら来年の1月末で丸3年になるみたいです。

当初は、すごく戸惑っていて、悲しくて、辛くて、どうして私は花が咲ける土地に産まれてないのかな、土も少なくて、痩せていて、水も少し、肥料も少し。全部が、ほんの少しに私には思えていて。

でも、

私も、もう喧嘩しなくなったし、怪我もしなくなったし、自分の家があって、自分の車もあって、語弊があるか、夫の家だし夫が買ってくれた車だけども。憧れていた普通に近づけた気がする。

そう思えたことで、今は大人になれて安全な場所に行くことができるし、安全な場所を作れるのだと再認識することができた。

息子の同級生の女の子が、登校の見守りに出た私にこう問いてきたことがある。1年生の頃の話だ、

「息子くんは起こして貰えて、送ってもらってるのに、何で私にはないの?」

私は、近所のおばちゃんとして、自分なら言われたかった言葉を彼女にかけた。どう答えたら正解なのかは分からない。

「どうしてだろうね、ママが起こしてくれなかったら自分で起きて、そこらにパンなどある?それを食べて、7時30分に家を出て学校へ来なさい」

彼女は、時計が読めないのだと言ってきた、私は短い針が7 、長い針が6になったら家を出るのだとか細かく話した。

「やって貰えないことは悲しいけれど、自分でやるしかないのだよ」

彼女は、小さく頷いていた。来たり来なかったりするけれど、彼女は5年生になった今も学校と繋がれている。彼女に私は何もできないのだけど、がんばれ!やさしい眼差しを向けていたいと思っている。

やさしい眼差しが、どれほどに心強いことか、私はその眼差しに生かされてきたといっても過言ではないからだ。

出来れば、最初から咲ける場所に置いて欲しいけど、そうもいかなかった者は、死に物狂いで生きなければいけない現実があり、その現実に胸が潰れてしまいそうになるけれど、私は大人になれて、今を生きていて、それを、私の命はよろこんでいるのだろう。


※彼女の件は、既に学校へ報告済であり、話した内容も共有しております。


来年の修学旅行に向けて予告スケジュールとして京都へ行って来ましたー!お土産、食べ物ばっかり。しかも、写真の雑さ加減たらないですね。笑


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