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23年間ドイツ車に乗っていた僕が軽自動車に乗り替えした話(運転席周り)

ドイツ車(フォルクスワーゲン車)からスズキのハスラーに、乗り換えた僕が、無謀にも色々、比較してしまおうというこのお話。今回は、運転席周りなどを比較してみていこうと思います。

■Poloの運転席周り

Poloの運転席周りは、カタログ引用写真ですが、こんな感じ。オーソドックスを絵に書いたようなもの。その前に乗っていた、GOLF4/GOLF5もほぼ同じ路線で、全く派手さもなく、合理性のみを追求した感じで、これが僕にとっては、「車の運転席に座っているんだ」という安心感を与えてくれていました。

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シンプル!

メータ周りは、大きなメータとタコメータがあって、水温計とガソリンメータがしっかりと視認できて、運転以外と平均燃費(表示は変更可能)、なにも考える必要がないものでした。

シンプル!


ただ、ここは輸入車ゆえの課題と言っていいと思いますが、日本モデルのはずなのに、情報モニタは英語表記、上の写真にある「Avg. consumption」は「平均燃費」のこと。最初、consumptionがわからなくて辞書引いたくらい。ゴルフ7などを試乗したときは情報表示も日本語へローカライズされていたので、Poloの場合は完全に手抜きでしたね。

手抜きといえば、ステアリングに配置されているスイッチ。カタログ画像の拡大表示で分かりづらいと思いますが、電話ボタンや音声認識のボタンは、存在するけど、動作しませんでした。電話ボタンは、Telephony unavairableと表示され、音声認識ボタンは押しても無反応。マニュアル見てもわからず、ディーラーに質問しても、日本仕様では無効なんですと言われ、ちょっと残念な思いをしました。だったらスイッチ自体付けるなよとおもいました。こういうのは、日本車の品質基準では、考えられないような気がします。

スクリーンショット 2022-02-05 22.44.23
機能しないスイッチがある

■ハスラーの運転席周り

一方、ハスラー。こちらは、ドイツ車と対象的に、ゴチャゴチャした感じ、良く言えばいろいろな機能が凝縮されたコクピット。いかにも日本車、そして最近の機能満載の軽自動車という感じで、とても新鮮なもの。実際に、いろいろな機能がついていて、これについては別途、語ろうと思います。

機能満載感たっぷり

メーター周りはというと、カラフルなスピードメーターがひとつと、昔のiPhone3Gを横にしたようなインフォメーションディスプレイがひとつ。このディスプレイは、燃費の詳細情報や、ドライブ時間の詳細情報、デジタルタコメータ、モーターの使用状況など様々な表示ができるもの。さらに、イグニッションONでハスラーのアニメーションが表示される遊び心があるもので、楽しい。
 ただ、メーターはひとつなんですが、ディスプレイの情報に目が行ってしまうため、スピード情報が頭になかなか入ってこない。シンプルな表示からこちらの表示に慣れるのが大変。他社の軽自動車でもシンプルなメーターを設けているモデルもあって、個人的にはシンプルメーターが好みですね。車のキャラクターにも依存するんでしょうけど。

このメーター表示。ひとつだけ、重大な課題があると思っています。スズキセーフティサポートという機能で、車内外に設置されたカメラをつかって、自動ブレーキや、車線逸脱防止、ACCなどを実現する安全装備がついているのですが、豪雨や吹雪、ガラス凍結によるカメラの視界不良が発生した途端。警告音とともに、以下の表示に。あらゆる警告灯が派手に点灯し、一部は走行中にずっと点滅までします。
車からの「安全装備が停止中なので、気をつけてね」というメッセージではあるのですが、逆に運転者は動揺するし、点滅が気になって前方への注意が削がれる状況に陥ってしまいます。それでなくても悪天候で緊張感が高まっている状況に、さらに、気が散る、不安を助長させるこの仕様は安全観点からも課題だと思います。
 正直、「カメラ作動していないのは、わかったから運転に集中させてくれ」と言いたくなります。

 一時的に、派手に伝えてくれてもいいけど、あとは警告灯一つだけとか、ボタン一つで警告をOFFにできる機構が必要なんじゃないかなと思います。

豪雨や吹雪の間、ずっとこの表示になるので辛い


■まとめると


個人的には、ただ、ハスラーの機能満載の運転席周りにも慣れるのかなとは思いますが、長年乗ってきたフォルクスワーゲンの運転席周りが、車としての安心感があって良かったなと。

■新しいPoloはというと


前回の車検の代車で、NEW Poloを貸してもらいました。フル装備なので、メーター周りも最新の全面ディスプレイタイプのものとなっていました。でも、どうしてもこういうハイテクメーターは、自分には馴染めなくて、次もPoloを選ぼうという気が萎えた理由の一つだったりします。
シンプル路線だったフォルクスワーゲンも、他社テクノロジーへの追従が必要あるいは、テクノロジーのリーダーシップを取らないとならない状況だからしょうがないんでしょうね。

ど真ん中に地図があったら目線がそこから離れない・・・

結局は、慣れの問題という締めくくりにしてしまった感がありますが、最後までお読みいただきありがとうございました。

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