CP+2023に参加しました!(ただしオンライン)

 4年ぶりのリアル開催というパシフィコ横浜でのCP+。コロナ禍で中止だったり、オンラインのみの開催となったり、ようやくリアル開催となった、ただしオンライン開催も並行して行われている(ハイブリッド開催)。

https://www.cpplus.jp

4年前は、東京に単身赴任中で現地で参加、その前も出張などが重なり、現地で参加している。カメラ好きの僕には年に一度のお祭だ。

 現地では最新機種のトライアルができたり、モデルさんの撮影ができたりと楽しいイベントがあるが、一番の楽しみはステージでのセミナー。いろいろなテーマのが開催されており、どのメーカーのどんなテーマのセミナーに参加しようかと時間割を作り、参加したものだ。

 ただ、大きな欠点がひとつある。それは人が多すぎて、目当てのセミナーに参加するには整理券をもらったり、早めに、座席を取りにブースに行ったりと、けっこう歩く必要があり大変なのも事実。一方、オンラインであれば、配信してくれさえすればそんな苦労もなく、自宅でゆっくりとセミナー参加できる。

 前置きが長くなったが、今回はさすがに移動してまでの参加はしていなくて、自宅からオンラインでの参加となった。連休も重なり、朝から家でゴロゴロしながら動画配信を楽しんでいる。

 今回、CANONやSONYが、ステージでのセミナーをほとんどすべてライブ配信してくれているので主に、その二社のを視聴したのだが、両社のスタンスに大きな違いを感じたので、そんなことを書いてみたいと思う。

 CANONは、新製品としてR8やR50などを引っさげてのCP+であるが、セミナーの内容はもちろん新製品の宣伝っぽいのはあるものの、写真をどうやって楽しむかの提案だったり、作品をどのような観点で作り上げていくか、など「写真を楽しむ」というテーマが根底にあるように感じた。
 スマホできれいな写真が誰でも簡単に取れる時代に、もう一歩踏み出して、写真を楽しみませんか?という提案が感じられ好印象。
 大袈裟に言うと、日本の写真文化を牽引してきたトップメーカーならではの哲学、意地みたいなのが感じられた。

 一方のSONYは、α7RmarkⅤやα1といったカメラの性能をアピールするというセミナーが多いと感じた。著名な写真家が撮影した作品を見せてくれるのだが、必ず、新しいカメラのAF性能が凄い、解像度が素晴らしい、マルチアングルモニタが超便利と、どの写真家も判で押したようにSONYカメラの優位性を褒め称える。事実、優秀なカメラなんでしょう、高価だけど・・・

 圧倒的なテクノロジーを全面に打ち出して、他社を牛耳ってやろうというメーカーの野望みたいなのを感じて、ちょっと引いちゃった感じ。講師の写真家さんは皆素晴らしい技術や感性をもっていて、どんなカメラでも素晴らしい作品を生み出す力があるのに、なんかそれが霞んじゃった感じ。

 CP+は、カメラと写真の展示会なので、SONYはカメラ、CANONは写真をアピールしているという印象で対称的。個人的にはCANONのほうが素直に受け入れられるかな。

 という僕はSONYのミラーレスNEXシリーズからカメラを好きになったくらいで、テクノロジーに惹かれた部類なので、あんまり大声では言えないのだが・・・

 尚、ニコンは、メインステージのセミナーの配信は、残念ながらナシ。配信はどちらかというと若い人や女性向けのコンテンツが多かった。オンラインで見るのはそういったユーザーが多いというマーケティングなのか、オジサン世代としては少し物足りなかった。

 富士フイルムは、いつもの独自路線?で、富士フイルム使いの馴染みの写真家さんのセミナーをオンラインでのみ配信。リアル展示ではチェキや写真プリントが多く展示があったようで、CANONに似た感じにみえた。

 いずれにしても、4年ぶりのリアル開催があったおかげで、オンラインコンテツも割と充実していて、楽しんでいる。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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