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北海道遺産シリーズ(12)〜三浦綾子記念文学館と外国樹種見本林

 北海道にだって歴史がある。そんな歴史をたどり、未来へ紡いでいく北海道民の宝物。そんな北海道遺産を自身の足(車)で巡り紹介しようとおもう。なお、記事作成にあたって、『北海道遺産 完全ガイド』北海道新聞社 を参考にさせてもらった。

13/74個目の紹介

冬の間は、遠出を控えており、次に訪れるところを検討していた。
旭川にはいくつか北海道遺産があり、雪解けとともに行こうと決めていた。

旭川の北海道遺産のひとつに、「三浦綾子記念文学館」がある。
三浦綾子氏は、旭川出身であることと、氏の作品「塩狩峠」が小学校の教科書か何かに載っていた記憶がかすかにあるくらいの知識で、氏の小説は読んだことがなかった。

たまたま、書店でみつけた三浦綾子特集コーナで「氷点」をみつけ、氏の代表作ということを知った。記念館を訪れる前に、代表作くらい読んでおこうと、読んだのだが、あっという間にその世界観に引き込まれ、「続氷点」も買って読んでしまった。

小説「氷点」の主人公が育った家や関連する建物は、この「三浦綾子記念文学館」がある外国樹見本林一帯を舞台としており、あらためて小説で出て来る場所とイメージをオーバラップさせることができた。


小説の中でも「見本林」というキーワードが多く出てきていた


寂しげな林
遊歩道を歩いていると何匹ものエゾリスに出迎えられた



遊歩道のあちこちに、「氷点」の一節と、この林の中の説明がある。ストローブ松、ドイツトーヒ、いずれも小説内にでてきた樹木の名前だ。


小説内で非常に重要な出来事が起きた美瑛川と畔がみえる


記念館の横にはおしゃれなカフェが

残念ながら記念館への入館は都合によりできなかった。いまは「塩狩峠」を読んでいるところで、読み終えたらぜひ訪問したい。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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