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23年間ドイツ車に乗っていた僕が軽自動車に乗り替えした話(お金の話)

軽自動車の維持費は安い。実際、ドイツ車(フォルクスワーゲン)とくらべて具体的にどのくらいの差があるのか。

フォルクスワーゲン車の費用については、僕の記憶と、インターネットの記事から算出しています。ハスラーの費用も、まだ買ったばかりなので、こちらもインターネットの記事ベースに算出していますことをご了承ください。

以下の記事で、軽自動車に買い替えた理由の大きなものとして、輸入車は維持費がかかると書きました。具体的にどのあたりが高いのか、述べてみようと思います。

まずは、ざっと一覧表。

①自動車税

 毎年、春にやってきて、気が重くなる自動車税。ポロは1.2リットルだったので、34,500円でした。その前は2リットルのゴルフだったので、39,500円。

2019年以降は減税になって5000円くらい安くなっているんですね。知らなかったですが、それでも毎年3万円は確実にかかっていましたが、これが軽自動車になると軽自動車税が10,800円と、約三分の一になります。

 しかも、新車購入時は、次の支払いまで(4月)かからないようですね。僕は11月納車だったので、ちょっとだけ恩恵が薄いですが、それでもオトクな気分です。普通車の場合は、月割で支払う必要があったので。
なお、エコカー減税や、環境割みたいなのは、ゴチャゴチャしてるので、比較は割愛します。

②車検代

 これが輸入車の維持費を高く感じさせる一番の元凶です。表に書いた16万円というのは、初回の車検費用です。自賠責や税金などの法定費用に基本料金的な整備費用を含んでいます(これらは6−7万円)。

 これらに、プラスして、追加整備費用や、車検時にオイル交換やオイルエレメントなど、エアコン関連のフィルターなども替えることを勧められるのでなんだかんだで、このくらいの金額になったとおもいます。

 見積もり明細が残っていないので、インターネットで調べた金額ですが、実際もこんなもんだったと記憶しています。輸入車のメーカートラブル情報のキャッチアップを考えると、ディーラー車検が適切であろうと考えたため、正規ディーラーにお願いしていました。

 そして、怖いのが3回目以降の車検費用です。ゴルフ5の3回目の車検見積もりは、当初32万円と言われました。そして5回目(11年経過)の費用はというと見積り金額はなんと70万円(!)を超えていました。
実はゴルフ5は僕の父親に譲ったので、ディーラーは年金暮らしの父親へこの見積り金額を提示しました。こんな金食い虫を譲った、僕は親不孝者でした。。

もちろん、一番最初に出してくる見積もりには「使用年数から考えて、交換をおすすめします」というパーツも見積もられているため、サービスの人と相談して、最終的な費用はこれよりも安くするのですが、この交渉が、正直、苦痛でして、ちょっと輸入車はしばらく乗れないなと思いました。

一方の軽自動車(ハスラー)は、まだ買ったばかりで車検は迎えていないので、こちらもインターネットの記事で調べた金額だと、法定費用と基本料で、5万円弱。追加整備費用も2万円くらいとのこと。7万円おおくても10万円で収まると思われます。年数が経てばそれなりの費用がかかってくるとは思われますが、部品代や工賃も国産メーカーは半分くらいで済むはずなので、フォルクスワーゲンに比べると安くなるはずです。

これはたまたまスマホに残っていた見積もりの写真

③バッテリー交換

 フォルクスワーゲンの純正バッテリー交換は4万円くらい。たまに、バッテリー交換キャンペーンをやっていて10%オフになるものの3-4万はかかります。オートバックスなどでサードパーティ製のバッテリーを選べばもう少し安くできるのだと思いますが、たいてい、輸入車のバッテリーは在庫を持っていなく、取り寄せになるのと、輸入車の工賃は割高なので、結局、ディーラーで交換するのが手っ取り早いんですよね。

一方、軽自動車は、インターネットで調べると、ディーラーで行っても、1−2万円で済みそうで、オートバックスに行けばもっとう安く交換できそうです。

④オイル交換

 フォルクスワーゲンのオイルは、環境に優しい(らしい)ロングライフエンジンオイルを勧められます。これは1.5万キロか2年に一度の交換で良いそうです。ただし、オイルが減った場合は継ぎ足しが必要。交換は15,000円程度かかります。継ぎ足す場合は量に応じて費用がかかります。

 一方、ハスラーのターボ車は5000キロか半年での交換が推奨なので、1回4000円で済むものの、フォルクスワーゲンが2年で交換するとなると、ハスラーは4回交換が必要ということになるので、金額だけでいうと、あまり変わらない結果となります。

ちなみに、僕は、なんとかメンテナンスパックというのを選んでいるので、3年間はオイル交換代は無料ということになっています。

⑤任意保険

 ちょっと意外だったのは、任意保険。特に車両保険なんですが、車両金額に依存するものと思っていたんですが、ハスラーの車両保険のほうが安い結果に。

というのも、今回、途中で任意保険の切り替えを行ったんですが、ポロの車両保険の全損補償金額は90万円で契約していて、ハスラーに切り替えて180万くらいに変更しました。
おそらく、車両保険は高くなるだろうと追加費用を想定していたのですが、逆に返金がありました。なので、ハスラーのほうが車両保険も安い金額となっているようです。

実際、インターネットの保険見積もりサイトで概算見積もりを出してみると、いずれも車両込みで、
  ポロ:25,000円〜35,000円
  ハスラー:18,000円〜22,000円
とハスラーのほうが安い結果となりました。新車であれば、車両価格の差もあるとはおもいますが、今回のポロ:90万円とハスラー:180万円の差があるにも関わらず、ハスラーのほうが車両保険が安かったことを考えると、輸入車の車両保険は高めに設定されていると思われます。

⑥ガソリン代


 輸入車(とくに欧州車)は、どういうわけか、たいていハイオク仕様なんです。フォルクスワーゲンも、一番ローエンドの車両であるUP!でも、ハイオク。これは関税なのかとおもうくらい。ハイオクはレギュラーに比べて1リッターあたり10円以上高いので、なんぼ燃費が良い車両でも、ハイオクという一点のために、維持費においては残念に思います。

まとめ

あらためて、並べて比較すると、輸入車の維持費は実にお高い。
一段も二段も安定した走行性能や国産車と違う雰囲気を得るだけの価値を見いだせるうちは、お金がかかる部分には目を潰れるのだけど、ライフスタイルや、使いみちに応じた車を選んだほうが、費用対効果が得られるということがわかりました。

今回、ライフスタイルの変化にあわせて、軽自動車を選んだのは正解だと思っております。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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