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冷蔵庫を見直せば、お金が貯まる

こんにちは、ラン丸です。

節約は好きですか?

生活防衛資金の確保するためには、固定費と流動費見直すことが必要になってきます。

固定費は毎月かかるお金です。例えば、住居費(家賃)や保険料、水道光熱費や通信費、教育費などがあります。
流動費はやりくり費とも言われ、食費や日用品費、レジャー費などを指します。

節約の中で、見直し効果が大きいのは固定費で、次に流動費の中身を細かく見ていくのが王道です。

とはいえ、一番身近な食費などの流動費から手をつけたい人は多いはず。

そこで今回は、節約の中で食費に関わる見直し方を解説していきます。

節約できないのは、無自覚の「買いすぎ」が原因

食費節約のポイントは3つあります。
「買い物」「在庫管理」「使い切る」があげられます。

適正な量を買い、賞味期限切れを起こすことなく管理し、使い切るといったバランスが成立していれば、食費の無駄は出ません。

特に、買い方が最も大事で、食費が節約できない家は単純に買いすぎていることが多いです。

必要な量以上に買うからお金がかかり、それを適正に使いきれず、廃棄してしまえば、払ったお金も浪費になってしまうからです。

モノが多いがゆえに新たな収納を買い、自ら管理を複雑にしているのです。

買いすぎてしまうのは、「節約思考」があるから

それでは、なぜ買いすぎてしまうかと言えば、「節約したい」と考えているからです。

節約のために人はなるべく安い食品を買おうと考える。

無意識に「損失回避の法則」(損をしたくない心理)が働いています。

特売品や値下げ商品、おつとめ品といった「安く買える」ものを手当たり次第にカートに入れていませんか?

今晩から次の買い物に行くまでの料理を作るのに何が必要かと考えるわけではなく、
「安いから」という理由だけでカートに入れていくと、レジで合計金額を聞いた瞬間、
想定以上に膨らんだ額にびっくりした経験は多いはずです。

次の買い物でも同じことが繰り返されて、習慣化しているでしょう。

冷蔵庫の中が、節約のために「安いから」買ったものであふれていきます。
すると、奥にしまったまま何が入っているのか分からなくなっていくのです。

安いものを買うこと自体は間違ってはいません。ただし、「いつか使うかもしれないモノ」をと何となくカートに入れるのが問題です。

これを防ぐには、金額だけではなくいつ使うかの時間軸も考えてから買うようにするといいでしょう。

食費の見える化で振り返る

多くのご家庭では、買い物に行く回数は大体決まっていると思います。
(我が家は3日、4日に一回行くようにしています。)

毎月、第一月曜日に集計し振り返りをして支出の把握と今後のスケジュールについて確認を続けています。

ここまでするご家庭は少ないかもしれませんが、予算内に収まるように仕組化できることはないか考えてみると良いでしょう。

例えば、予算を日割り計算し、3日分買うなら×3の数字が財布に入れていい金額となります。

今日はこの金額以上は買えないと意識すれば、なんとなく買っておこうかという緊急度のないものは買わずに済みます。

必ず必要なモノは優先的にかごに入れ、後はその残りの金額内で探せばすっきりします。

安いものから買わないほうがいいのは、準備ができていないからです。

お店側はマーケティング戦略を駆使して購入させる工夫をしているのに、自分たちは何も武器がなければ浪費するのもやむを得ないかなと思います。

買い物に行く際に最初から決めている人はそう多くないです。

基本は、当日の安い食材を買って、それを使って作れるものを今日のメニューにしようと考えますよね。

オススメは、Google Keepなどであらかじめ必要なモノをまとめておいて順番にかごに入れていけば時短にも無駄な浪費が減らせて一石二鳥です。
使用例:(チェックリスト機能で選択済みのアイテムへ移動できます)

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「Google Keep」は、音声入力によるメモ作成、日時や場所を指定してのリマインダー機能など、業務を効率化できる機能が無料で使えます。
iPhone版  
Android版

「別になくてもいいもの」がカートに残ったままレジに向かうと、予算オーバーになってしまいます。

それを防ぐためにも、レジに並ぶ前に再度、買う必要のないものが入ったままになっていないかチェックするのが大切です。

もし、見つかったらすぐに売り場の棚に戻しに行きましょう。

「セット買い」は節約のハニートラップ

安いからではなく、金額で買い物をすると、セット買いのトラップからも逃れられるようになります。

セット買いとは、業務用と言われる大容量パックや、3点セット買いで割引になるという、おなじみのものです。

確かにグラム当たり、1個当たりでは割安感があります。

しかし、その大量の食材は、わが家にとって本当に必要な量なのか深く考えずに買っている人が多いと思います。

家に大量のストックがあると、安心できますよね。しかも大容量パックは冷蔵庫や収納庫を占領してしまうため、できれば早く使い切ろうとします。

つまり、本来必要な量よりも多めに使ってします傾向にあります。

多いし、少しくらい使っても大丈夫だと考えてしまいます。これではせっかく割安で買っても食費節約になっているか見直さないといけないですね。

日持ちするか、使い切れるかも考慮したいところです。

セット売りで得するのは、「消費者」ではなく「お店」

セット売りは割引をうたい文句にして、購入する気がなかった商品を買わせる手段にほかならないです。

それによって、予定していた以上に金額も膨らんでいきます。私たちが、お店に還元しているのです。

確かに、大量の食材を割安で買い、1回分ごとに小分けして、きちんと下ごしらえをしてという節約法はあります。

手間をかけるのが美徳の節約法のひとつです。無理をするくらいなら、たとえ割高になっても1回あたりの食費予算内で買う方が赤字になることはないはずです。

これからは、良いものを少量摂る(食べ過ぎない)がスタンダードになっていくのではないかと考えています。

お金が貯まる家は冷蔵庫でわかる

適量ずつ買い増すのが望ましい理由は、買った食材の使い忘れ防止にもつながるからです。

「買い物」「在庫管理」「使い切り」の食費節約の法則のうち、「在庫管理」が楽になります。

まとめ買いした食材でいっぱいの冷蔵庫では、何がどのくらいあるかわかりません。

「在庫を切らした!」と思って買った食材が実はあった、奥のほうにいつ買ったか覚えていない「何か」があるといいた悲劇が繰り返されます。

たとえ安く買っても、使い忘れのせいで捨ててしまえば、お金を捨てたことになる。

貯蓄できる人の家は総じてモノが少ない傾向にあります。それは、冷蔵庫も例外ではありません。

何がどこにあるかわかりやすく整理されてもいます。

どこに何を入れるかのマイルールを決めておくと、次に買ったものをしまう手間や在庫管理も楽になってきます。

その結果、二重買いや廃棄ロスも減らせるでしょう。

食品の購入と調理方法の改善をしよう

2019年10月1日には、「食品ロス削減推進法」(食品ロスの削減の推進に関する法律)が施行されました。

食品ロスの発生元は、その約半数が一般家庭だと言われています。

法律の要綱にも「消費者は(中略)、食品の購入又は調理の方法を改善すること等により食品ロスの削減について自主的に取り組むよう努めるものとすること」とあります。

この「食品の購入と調理の改善」とは、食費節約のポイントにつながってきます。

買いすぎない、使い忘れを防ぐ、在庫管理をする、そして、食べきる。

食費を節約したい人は、このバランスをぜひ意識してみてください。

今回は、以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。


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