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家事シェア戦略がひとり相撲にならないための、きほんのコミュニケーション〜『家事でモメない部屋づくり』より〜

家事シェア研究科三木智有さんの著書「家事でモメない部屋づくり」を拝読しました。

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家事でモメない部屋づくり https://www.amazon.co.jp/dp/4799326333/ref=cm_sw_r_cp_api_i_bQRmFb0FN58GB

「お互いがんばっているのに、なんだか上手くいかない」となりがちな夫婦の家事シェアが、一歩深まる予感のするTIPSを3つピックアップ。
我が家の日々を振り返りってみました。

復職時には、スライド15枚夫に叩きつけて、チーム育児戦略につてのプレゼンをかました私ですが、「この本読んでからにしておきたかった~!」とハンカチ噛みながら悔しがっています。

それではどうぞ!

①ルールと仕組みは別モノだった!決定プロセスが超大事!

ルールと仕組みとは、本文中の例を借用すると『テーブルの上にチラシをためない(ルール)ように、近くにゴミ箱をおこう(仕組み)』というようなこと。
目指す状態と作戦とも言い換えることができそう。

あわわわ・・・
ルールと仕組みを区別できていなかった私・・・
とのっけから、後頭部ガツンです。

家事シェアには、課題に気付いている人・タスクを抱えている人がシェアシップを発揮すること、家族それぞれがオーナーシップを持って取り組むことが大事だそう。

そのシェアシップとオーナーシップを促進するルールと仕組みの設定プロセスが以下。
(ちんとも的解釈)

課題の提起⇨ルール提案⇨ルールの同意⇨仕組みの提案⇄疑問出し⇨仕組みの合意

課題・ルールの提案を受けた側に、自ら考えて意見を出してもらうことで、共同計画者として巻き込むことができるということなのだろう。
あぁ、課題を提起する人が、ルールや仕組みまでパッケージで提案するのが責任のように感じていたけど、まさか逆効果だったとは・・・。
確かに『こうしたから、ああしてね。』とお膳立てされるより、自分ごとになるよなぁと至極納得。

そもそもの問題提起に腹落ちしているかも、結果に影響大のはずなので、共感&同意が得られているかも大切そうだ。
このプロセス、子供との約束事にも通じそう。

こうして、これまでのコミュニケーションが、思った以上に一方的だったことが露見したわけで(汗)。
これは非常にありがたい膿出しになった。

②我が家はパラレル家事タイプ!役割がスイッチするからこそ具体的なゴールの共有が必須!

復職時のプレゼンで「ルーティーンはERオペレーションで!」と熱弁したことを思い出しながら読んだ。(産休前はERで働いていた。)

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改めて我が家は、家事に関しては「担当制」ではなく「パラレルタイプ」だ。

子供がいながら全ての家事を進めるので、一方が子2人を引きつけ、その隙にもう一方が家事を回す。
だからこそ、大人2人のゴールの共有が必須。
(そろそろ子供たちも少しずつ。)

我が家の毎夜のイラモヤも、ゴール(寝るまでに済ませる必要のある子供の世話と家事タスク)の認識のずれから発生しているに違いない。
どの程度きっちり守っりたいのか、少しの抜けは許せるのか、絶対に外せないタスクは何かなど、実は家族それぞれにレベル設定が違ったりしそうだ。

小さな認識の差の蓄積にイライラするなら、ひとつひとつルールの合意をつみあげる必要があるかもしれない。
いつも同じポイントでイラッとするとしたら、そこはルールと仕組みの設定ポイント。

とはいえ、かっちかちなのも息苦しいので、声かけ合いながら、空気読み合いながら、思いやり合いながら・・・、そして『ま、しゃーないか。』というファジーな許し合いも我が家は大事にしたいなと思う。


③主体性を高める伝え方「発言権がない」は「関係ない」のはじまり

①②と振り返ってきて、やはりどうにも私のひとり相撲感は否めない。

両立チーム育児Laboでも「パートナーに主体的に家事育児に関わってほしい」「いつまでも指示待ちでなんなん?」という話題は尽きず、永遠の課題なのかも。

問題意識を多く持つ方が、どうしても仕事量も多く持ってしまうのは必然。
いかに問題意識をすり合わせて、ルールと仕組みの設定に巻き込むかがキモかなと思う。

関心の差、情報の差、スキルの差・・・できれは50/50といきたいけれど、まずは現状を冷静に直視。
(「一緒に親になったのに、あなただけできないなんて甘えよ!」っていうのは今はあえてゴックンしとく。)

自分は10目指したいと思っていても、相手がひとまず3で・・・というなら、スモールステップを一緒に踏むことは遠回りのようで尊いのかも。
その代わり、「理想10に向かってステップアップしていこうね。まずはここからね」と共通目標にすることは忘れずに。

発言権がないは関係ないの始まり。
逆に言えば、発言を促せばどんどん自分ごとになっていくってこと。
かな。


マウントの取り合いではなく、理想の家族を目指してチームを強化すること!

3つの家事シェアTIPSは、どれもこれも「すぐに、今日から、我が家でも」と思えるもの。
そして3つどれもが、「一緒に決めていく」ことの大切さに行き着く。

ルールや仕組みの決定の過程に巻き込むことで、もっと家族を主体的に、自走させ、家庭での肯定感を高め、チームを強化するコツなんだってこと。

コミュニケーションの原点にたち帰った「家事でモメない部屋づくりChapter1.」
既にお腹いっぱいだけど、本番はこれから。
部屋づくり実践編に関しては、また別のnoteで。



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