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花山歩 #3 八幡平御在所沼6月上旬編

6月の上旬の日曜日。
『ドラゴンアイ』目当ての人でごった返しているであろう八幡平山頂へは行かず… (笑)
アスピーテライン(岩手側)のゲート付近にある
御在所沼と五色沼にお花山歩に行来ました。

駐車場入り口の案内看板

駐車場から作業道の砂利道を3分ほど進むと木道が出てきます。
その木道に入ってすぐの辺りで去年の秋…
熊さんに出会いました‼
こちらは人間が4人だったので
木道に出ようとしてた熊さんは奥に慌てて逃げて行きましたが、
後に居た無防備な関西弁のご夫婦は
『熊が出るなんて書いてなかったで!』
『聞いてない!』などなど大騒ぎしてましたが、
ここは熊さんのおうちです。
きっと熊の方がびっくりですよ(笑)

お気軽お散歩コースですが、ここは熊さんもお散歩コースなんです!特に朝・夕は気を付けて歩きましょうー!

木道が整備されています

雑木林を抜けると
レンゲツツジとイソツツジがお出迎えしてくれますがこの日はまだ蕾。
陽が出れば咲き出しそうなつぼみですが
今日はあいにくの曇り空。次回に開花はお預。
名前の由来となったレンゲみたいな蕾を観察しながら先に進みます。

2022.6.5 


そして奥に見える白い煙モクモクは地熱発電所。
旧八幡平スキー場跡とわ言え
こんな大自然の素敵な場所に
景観的に残念な物々しい人工物が建てられました…
なんだかなぁ〜と思う事があるあるなので
そのうちつぶやきます(笑)

木道を右に曲がると…広い湿原が現れます。
白いフサフサした綿毛はワタスゲですね。
お花の先生によると今年はちょっと少なめだそうです。

湿原の中を歩きながらふと足元を見ると…
知らずに歩いていると見逃してしまいそうな
ピンクの可愛いお花が咲いています。
丸っこいプクっとした小さなめんこい子。
『ヒメシャクナゲ』です。
皆さんが知っているシャクナゲとは程遠いフォルムのお花。

湿原に目を凝らすと見えてくる姫

ヒメシャクナゲ(姫石楠花)

八幡平 御在所沼  2022.6.5撮影

科名 ツツジ科 常緑小低木
花期 6月上旬~6月中旬
花言葉 危険 警戒
分布 北海道・本州中部以北
生育環境 亜高山帯~高山帯の湿原に生育します

身長は10㎝~30㎝と言われてますが、八幡平で見るヒメシャクナゲは5㎝ほどのかわいらしいお花ばかりで、気づかない人もいます(笑)

ヒメシャクナゲいろいろコレクション

このヒメシャクナゲは八幡平山頂の八幡沼の周りにも咲いていますが、
御在所の方が近くで見ることが出来るのでiPhoneでも写真が撮りやすい(笑)
ちなみに、雪解けの遅い八幡平山頂は7月中旬頃まで見ることができます。

ワタスゲ(綿菅)

お花よりも花後の綿毛の方が有名!

科名 カヤツリグサ科
花期 6月~7月
花言葉 揺らぐ思い・努力する 
分布 北海道・本州中部以北
生育環境 亜高山~高山の高層湿原・ミズゴケ湿原

ワタスゲの花 背も低くて地味なんです。
湿原の奥に群生を見つけました!ちょっと遠い…

八幡平国立公園ではワタスゲの名所がたくさん。
大沼・大谷地・大場谷地などなど
なんですが、ワタスゲがピークの時期に行ったことがありません(笑)
今年はワタスゲ狙いで行ってみよう!

ツマトリソウ(褄取草)

登山道脇でよく見かけます

科名 サクラソウ科
花期 6月~7月上旬
花言葉 純真
分布 北海道・本州・四国
 北アメリカ・ヨーロッパ・シベリア・アラスカ
生育環境 亜高山の草地・半蔭地・林緑

マイズルソウ  (お花山歩 #2参照)
笹の間から顔を出すニョイスミレ(笑)
ズミ(コリンゴ)

りんごみたいな赤い実がなって美味しそうなんですが…   とっても酸っぱいです!

レンゲツツジのトンネル

温泉の水も混ざってる五色沼の周辺は暖かいのかな?開花が早く満開でした。

今日の色は?五色沼到着です!

グリーンかな?
五色沼の説明

もう少し先に進んでみます。

水芭蕉は終盤でした。




五色沼と茶屋
御在所沼

準備中だったお花たち

アカモノ(イワハゼ)
イソツツジの蕾
コバイケイソウ
ツルコケモモの蕾

おまけ

イオウゴケ(硫黄苔)

科名 ハナゴケ科
分布 北海道〜九州
生育環境 山地帯〜亜高山帯の硫黄地帯
苔女子じゃなくでもみんな知ってるこの苔
別名『モンローリップ』

マリリンモンローの唇に見えたかな?

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