歯周病と腸内環境

これを考えるきっかけになったのは
私歯医者に勤めてるんですけども
ほそーーくながーーーく精神でパートでやってるんですがアシストで患者さんの口の中を見るわけですよ。


なんでこんなに歯がなくなるのか?
なんでこんなになるまで放置していたのか?
なんで口の中こんな状況なんだろうか?

って思いながらアシストして
黙々と仕事をやるわけですけど

まぁお口の中って意識が現れるとこでもあり
食生活がわかる場所でもあるのでは?

と。

いくら歯磨きしていても虫歯になるひとはなるし
歯磨きしないでもならない人はならないし

なんでなんでしょうかね?
って不思議におもってたんですが

ふと個人的にきがついたんですけど
口腔内状況が致命的に悪い人って
薬を飲んでる傾向にあるのでは?
つまり糖尿病、高血圧、などの薬を服用してる。

もっと突っ込みますと
腸内環境が悪いといいたい。

またここでもか‼️って感じなんですけど
歯周病って明らかに現代病みたいじゃなくないです?

でね。まず歯周病って何か?ってことで
調べたらこのような感じでした。

歯周病(ししゅうびょう)は、
口腔内の組織である歯肉、歯槽骨、歯周靭帯などに炎症が起こる疾患の総称です。
通常、口腔内に存在する細菌が形成する歯垢(プラーク)と呼ばれる付着物が、歯肉と歯の接合部(歯周ポケット)に沿って蓄積し、これが炎症を引き起こします。

初期の歯周病は歯肉炎と呼ばれ
歯茎の腫れや出血、口臭などの症状が現れます。
歯周病が進行すると、
歯肉と歯との接合部にある歯周ポケットが深くなり、
歯槽骨が破壊されることがあります。
この状態を進行性歯周炎といいます。
歯周病の進行によって、歯がゆらいだり抜けたりすることがあります。また、口臭や歯の感染、顎関節症などの合併症を引き起こすこともあります。

噛み砕けば
不潔、不衛生だということです。

じゃあどうすればいいかというと

歯磨きと口腔衛生の改善:
歯周病の初期段階では
適切な歯磨きや口腔衛生の改善が重要。
歯磨きには歯ブラシと歯間ブラシ、フロス、うがい薬の使用が含まれ
歯科医師や歯科衛生士から
適切な歯磨き方法や口腔ケアのアドバイスを
受けることが推奨される。

スケーリングとルートプレーニング:
歯石(歯垢の固化物)や歯周ポケット内のバイオフィルム(細菌の集合体)を除去するために、
歯科医師や歯科衛生士によるスケーリングと
ルートプレーニングが行われます。
スケーリングでは、
特殊な器具を使用して歯石を除去し、
ルートプレーニングでは
歯根の表面を滑らかにし細菌の付着を防ぎます。

抗生物質や抗菌薬の使用:
歯周病の進行が進んでいる場合や感染が疑われる場合には、抗生物質や抗菌薬の処方が行われることがあります。これは感染を制御し、炎症を抑えるために行われます。

外科的治療:
歯周病が進行し、歯周ポケットが深くなったり、歯槽骨の破壊が進行した場合には、外科的治療が必要になることがあります。例えば、歯周ポケットの浅める手術(歯周ポケット浅める術)や、歯槽骨の再生を促す手術(歯周組織再生療法)が行われることがあります。


大体こんな感じだとおもうんですが
これは歯科医師や衛生士さんが行うことで
日常生活でどうするかは自分自身にかかっています。
つまり歯磨きが重要ってことになります。

しかしながらこの歯磨きをおこなってもなお
進行するパターンがあるようで
こういうのをTwitterで見つけました。

この歯科医師ものすごく正直な方だなぁ。
とおもいましたしこの医師のもと仕事できる人は
かなり吸収できるものが多いだろうとこの発言からみてもわかります。


コメント欄をみるとこのような書き込みがありました。

ではここで腸内環境が大事だと
何回かnoteに書いてますから
そりゃあ私は勿論腸内環境ありきだと思うわけです。

でね気になれば調べますわ。
案の定ありましたよ。

腸内環境は腸内細菌のバランスや
その代謝物質の産生によって
影響を及ぼすことが知られています。
口腔内に存在する細菌の一部は
腸内からの影響を受ける可能性があります。
例えば腸内細菌のバランスが崩れると
全身の免疫応答が変化し
口腔内の炎症や歯周病の進行に
関与する可能性があります。


また、炎症性疾患や全身疾患と歯周病の関連も示唆されています。
例えば炎症性腸疾患(クローン病や潰瘍性大腸炎)や
糖尿病など、腸内環境と全身の健康状態が関連している疾患は、歯周病の発症や進行リスクを高める可能性があります。

ここででてきましたよ。糖尿病。
わたし冴えてます🤣

ちゃんと研究もあるんです。
それが一部ですが以下になります

炎症性疾患と歯周病の関連:
2018年の研究では
炎症性腸疾患(クローン病や潰瘍性大腸炎)を持つ患者の口腔内と腸内環境を比較しました。
その結果、炎症性腸疾患を持つ患者では、
歯周病の発症や進行に関与する可能性のある
特定の腸内細菌の増加が見られました。

短鎖脂肪酸(SCFA)と歯周病:
2017年の研究では
腸内細菌が産生する短鎖脂肪酸(acetate、propionate、butyrateなど)の
口腔内への影響が調査されました。
この研究ではSCFAの存在が
口腔内の免疫応答を調節し
歯周病の炎症を抑制する可能性があることが
示唆されました。

腸内細菌のバランスと歯周病:
2016年の研究では
腸内細菌のバランスが口腔内の微生物叢(口腔内の生態系)と関連していることが報告されました。
特定の腸内細菌の増加や減少が、歯周病の発症や進行と関連している可能性が示唆されました。

短鎖脂肪酸とは
短鎖脂肪酸(Short-chain fatty acids, SCFA)は
消化管内の腸内細菌によって生成される
有機化合物で主な短鎖脂肪酸には
酢酸(acetate)
プロピオン酸(propionate)
酪酸(butyrate)があります。

これらの短鎖脂肪酸は
食物中の食物繊維や非消化性炭水化物を腸内細菌が発酵することによって生成されます。
主に大腸で生成され吸収された後
全身に広まることがあります。

腸内細菌との相互作用による
さまざまな生理的効果を持っています。
これらの効果は
腸内の健康維持や免疫応答の調節に関与しています。
例えば短鎖脂肪酸は腸粘膜の健全性を保ち
腸壁のバリア機能を向上させることが知られています。また短鎖脂肪酸は
免疫応答を調節する役割も果たしています。
例えば
酪酸は腸粘膜の免疫細胞を活性化し
炎症を抑制する作用があります。
短鎖脂肪酸はエネルギー源としても機能します。
特に酪酸は腸上皮細胞によって利用され
エネルギー供給に貢献します。
腸内細菌との共生関係において重要な役割を果たしていると考えられています。
そのため腸内細菌のバランスや短鎖脂肪酸の産生は
腸内環境や全身の健康に対して
重要な影響を与える可能性があります。

ここでお察しで気がつく人は気がつくけど
酪酸。

これが歯周病を改善させる
キーポイントになるかとおもいます。

酪酸は腸内細菌が
食物繊維や非消化性炭水化物を
発酵する過程で生成されます。
大腸の細胞が酪酸を吸収し
エネルギー源として利用します。
ま酪酸は大腸上皮細胞の代謝に重要な役割を果たし
腸粘膜の健全性を維持するために必要。
腸内環境や腸内細菌のバランスを調節し
腸内の免疫応答を改善するとされていて
酪酸は炎症を抑制する効果もあり
腸内の炎症性疾患の緩和に関与する可能性があります。

ではここででてくる食物繊維はわかるけど
非消化性炭水化物ってなんのか?
セルロース:
木材や植物の細胞壁に存在する繊維状の炭水化物です。野菜、果物、穀物、ナッツ、種子などに含まれています。

ヘミセルロース:
植物の細胞壁に存在するセルロースと似た炭水化物です。野菜、果物、穀物、豆類などに含まれています。

ペクチン:
柔らかい果物や野菜に含まれる粘り気のある
炭水化物です。
リンゴ、オレンジ、レモン、キウイフルーツ
などに含まれています。

イヌリン:
シソ科植物やアーティチョーク、バナナ、ニンニクなどに含まれる多糖類の炭水化物です。

ラフィノース:
豆類や一部の穀物に含まれる二糖類の炭水化物です。
大豆、豆類、小麦などに含まれています。

これらの非消化性炭水化物は
私たちの消化酵素では分解されずに腸内に到達します。そこで腸内細菌によって発酵され
短鎖脂肪酸(酢酸、プロピオン酸、酪酸)などの
化合物が生成されます。
この過程により腸内環境や腸内細菌の
健康に寄与すると考えられています。
また非消化性炭水化物は食物繊維として便通を促進し、血糖値の上昇を緩やかにするなどの効果もあります。

全ては腸で決まるのは
わたしの中では完全に確信しかないです。

歯周病を改善しようとするなら
表面部分は医師や衛生士さんの力を借りながら
定期的にお掃除を行い
日常生活も歯磨きをすることは当然ながら
食生活を改善することで悪化を防ぐことは
可能だという認識は必要かと思います。

ですから歯科医師で食事指導までを助言できる人は
本物だとおもいます。
私がフォローしている
歯科医師さんは食まで踏み込んでされていますね。
中々いらっしゃらないかとおもいます。
そういう歯医者に巡り会えた人はほんまに
ラッキーやと思います。



















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