無職日記87 通院

前回までで備忘録も兼ねて親父のがんについて書いたわけですが、この病院通いの中で一つだけ良かったコトがある。

無職なのでいつでも車が出せるのだ。

あとあんまり「仕事どうすんの」って言われなくなった。それがいいかは別として、昨日の今日で車が必要だったりするコトもあったので、適宜対応できたのは良かったと思う。実際、転院したがんセンターは車じゃないと行きづらい場所で、電車でも行けるけど交通費を考えるとやっぱり車の方が得だった。

というわけで週に1度は通院が続いていて、その度に車を出している。ちょっと散歩しただけでも「疲れた」と昼寝する程度に体力が落ちているので、今の親父に運転をさせるわけにいかない。診察は待っている時間を含めていつも2時間くらいかかる。そんで大体半日が終わる。

んで、帰ってくるとみんな昼寝してしまう。僕も例外ではない。運転だけだと別に疲れはしないんだけど、なんだろ、病院って居るだけで疲れません?雰囲気なんだろうか。そりゃ基本病人しか居ない場所だから、体調の悪いオーラが満ちていても不思議じゃないんだけど、とにかく疲れる。親父の入院中も、帰ってくると大体昼寝していた。

そんなわけで、無職の大義名分を手に入れたような気になっていて、それが大変良くないってお話。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?