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ロンドンでの第二学期終わり!【SOASってどうなん】

こんにちは〜
大学が一月に再開して、早くも11週間の授業期間が、つまり二学期が終わりました…そして5月には学年末試験が…あわわ…試験勉強頑張ります…

第一学期が半分終わった時に書いた記事の続きというかアップデート的な立ち位置?でSOASで過ごした二学期について書いていこうと思います!

生徒、クラスメイト

生徒に関しては前回の記事言ったのとほとんど同じ感じ!相変わらずみんな多様ですね〜^^最近会った国際的な人はイタリアで育ったバングラデシュ人、アンゴラで育ったイギリス人、イタリア人だけど母親がベンガル人で父親がドイツ人などなど、、(identity crisis大変そう)

3月11日にラマダンが始まってからは結構な人数が断食していました。ラマダンのことをちゃんと知ったのはSOASに来てからだな〜、毎年同じ時期に断食すると思ってたけど実は毎年11日ずつ前にズレていくこととか、食べ物はもちろん水も飲めないこととか…友達が断食しているとやっぱり身近に感じますね、まだまだ知らないことたくさんあるけども

あとみんなすっごい優しいです!98%くらいの人がめっちゃ優しくて残りの2%が変人というか変わってる(決して悪い意味じゃないです笑)、見た目いかつくても話しかけたらみんな朗らかなことがほとんど^^ 

友達のメンタルヘルスとか気を掛け合う文化みたいなの私はすごい感じます!課題もお互いフィードバックし合ったりとかするし、他人を蹴落としたいみたいなアグレッシブさはゼロで居心地がすごくいいです◎

でも学部ごとにやっぱり性格?というか色々あるなあと二学期になって思いました。政治・経済・哲学を学んでいると、例えば経済だけ学ぶ人とか、哲学だけ学ぶ人と同じ授業を受けたりするんだけど、それぞれ個性を感じます。

経済学取ってる人は正直あんまり得意じゃない人もちらほら、、、ざっくり言うと、卒業できればいいみたいなスタンスの人がたくさんいます(成績超重視型の人もいるけども)。もちろん経済学部の学生に限ったことじゃないけど、経済学専攻の人に顕著に多い傾向な気がするな〜マクロ経済学の課題でグループプロジェクトがあって、6人くらいのグループだったんだけど、その中で積極的に参加しようとする人は3人くらいでした笑 まあグループ課題がない限り全然私には関係ないし気にしませんけども… もちろん勉強頑張る系の子の方が多いのでレクチャーとかイベントでそういう学生に出会う場はたくさんあります◎

政治とってる人は共感能力が高いし、一番フレンドリーな気がします。コミュ力おばけが多いのも政治学系の授業だな〜。哲学の授業はおしゃれな人とか頭いい人とか思想強そうな人とかごった混ぜになってるイメージです。なんか一眼パッと見たら政治学とってる人が頭良さそうだし実際頭良いんだけど、哲学とってる人は単に頭が良いというよりもすごい思慮深い印象があります。

A Level出身の人がやっぱり多いけど、IB取ってた人も結構います!みんなでよくどの授業取ってたか言い合って交流深めるIBサバイバーあるある

あとギャップイヤーしてた人もたくさんいるからクラスメイトに結構年上が多いです。一年間自分探しの旅に出てたとかいうレアキャラがよく出没してます。

政治とか社会情勢の話が大好きなのも相変わらずです。みんなパレスチナのこととかニュース記事をインスタのストーリーでリポストしたり、それこそプロテストに参加したりしています。ロンドンはやっぱり大規模なプロテストに参加できる機会が多いですね〜10月7日からほぼ毎週末パレスチナ応援デモがありました。私もSOASに来てから政治だとか経済とかに以前よりも敏感になった自覚があります(Twitterとかインスタに政治関係のニュースとかばっかり流れてくるようになりました)。

SOASの学生が政治の話ばっかりするのは結構有名っぽいし、みんな自覚症状大ありです(なんなら誇りに思ってる)。「彼氏彼女いない生徒が多いイギリスの大学ランキング」みたいな(信憑性・ソースは不明)やつがインスタに出てきて、SOASが確か2位?だったんだけど、そのとき一緒にいた友達が「We don't talk love at SOAS, we debate politics」って言ってて爆笑しました。確かにキャンパスでカップルを見かけることは少ない気がするな〜。

教授陣・アドミン

Lectureをしてくれる教授の方たちはそれぞれ面白そうな研究に携わっていらしゃっていて、毎回「こういう研究の分野があるんだ〜」という学びがありました。例えば政治分析学の授業で、政治をパフォーマンスとして分析する分野の研究をしている教授がゲストとして授業をしてくださったんだけど、「女性政治家が議会とかで肩パッド付きのスーツを着ることを劇の衣装の様に捉える研究をしています」とおっしゃっていて面白そうだなと思いました。

ただプレゼンのフォーマットとかにばらつきがあるから勉強法とかノートの取り方に合う先生とあんまり合わない先生はいます。まあその点に関してはこっちが努力するしかないね〜

Tutorialは正直グループによってガチャ要素はあるな〜という感じがします。なんか…多分このチューターの方英語よくわかってない…?みたいなチューターに当たったことが一学期に一回だけありました。だけどまあたとえチューターが微妙でも、Tutorialはほとんど生徒同士のディスカッションがメインだから割とどうにかなります。自分が理解できてなかったら大体みんな理解できてないはずなので私はガンガンクラスメイトに「どういうこと?」って聞きまくってた笑

あとは、、全体的にフレンドリーな先生が多いです!ウォール・ストリートについてのドキュメンタリー映画見た後に生徒と一緒にパブに行ってお酒奢ってくれる先生とかいる笑笑 お酒まだあんまり得意じゃないからイスラム系の友達たちとクランベリージュース飲みながら「めっちゃイギリスっぽいな…」って思ってました。日本の大学とかだと大学の教授とお酒とか飲んだりするんでしょうか?

事務関係のアドミンは特に問題もなくちゃんと対応してくれます。質問がある場合は大体ネットを通してリクエスト的なものを提出します。時期とか内容にもよるけど普通に遅すぎることなくちゃんと返信・対応してくれます。が!緊急性が高い要件だったら直接話に行くべき!これ絶対!

もやっとポイントは、期末試験の日程が「4月1日に発表されます」とずっと言われてたんだけど、4月1日にウェブサイトチェックしたら「4月2日に発表されます」とどさくさに紛れて変更されてました……どんなエイプリルフール?

しかも!4月2日にもう一回チェックしたら「4月12日までに発表されます」になってて本当にもう海外の学校はどこもかしこも連絡が遅いんだから(高校を思い出す)

授業

授業まじおもろい!!大好き!!今学年一番のお気に入りはIntroduction to Political Economyでした〜〜資本主義、マルクス主義、2008年の経済危機、気候変動や貿易など政治・経済に関係するトピックを幅広くカバーしているモジュールで、教授がめちゃめちゃ知識豊富で面白かった!朝イチの9時から始まる授業だったんですが、本当おもしろすぎてこの授業のためなら5時に起きろって言われても全然起きれる!っていうくらい楽しみました。

あとは、IBやってるときTOK大好きだったから哲学の授業を結構楽しみにしてたんだけど、TOKの経験を活かせたのは正直哲学よりもIntroduction to Political Analysisっていう政治学部がやってるモジュールでした。政治分析の手法について学んだので、TOKでやりがちな「知識の得方」みたいな話をずっと社会科学のコンテクストでしていました。Karl PopperのFalsifiabilityとかTOKのエッセイで書いたなあ、、と思いながら授業受けてました。今だったらもっといいエッセイ書けるのになあ〜〜、でももうIB二度とやりたくないのでいいや、、

1月から2月の間は5時に始まって6時に終わる授業が究極にめんどくさかったです!!日没が午後四時台とかなので、授業始まる前から暗くて絶望でした。高校は三時に授業終わってたので、日没後に授業受けるとか新感覚すぎて脳が情報をシャットアウトしてました笑 
だけど三月になったら日の入りが6時以降になるから大丈夫^^

授業行くか〜って思って外出たらこれなの嫌すぎん??5時ですよ5時

週に8時間しか授業がないのは今学期も変わらずでした。一学期の時は大体毎日均等に授業があったんですが、二学期は月曜日と水曜日は授業ゼロだった分、火曜日と金曜日がしんどかったです(まあ週に8時間しか拘束されないのに文句言うのは違うけども)。時間割本当にガチャ

課題

一学期はあんまり課題多くないな〜って感じだったけど二学期結構多かった!3月から4月にかけては毎週1〜2本くらいエッセイの締め切りがありました。

前の記事を書いた時点では成績が確か一つも発表されてなかったのですが、今学年の成績が段々と揃ってきました。成績は大体1ヶ月後くらいにコメントと共に発表されます。一年生は一つのモジュールを200、300人とかとるから時間がかかると聞いています。

大体平均が50〜60%になるように調整されているのかな?という印象です。70以上だったら高得点なイメージで、70%後半だったらかなり高得点です。一応100点満点だけどほぼ80点満点みたいな感じがします(エッセイに関しては)。というか80点満点と捉える方が心の健康にいいです^^

ストレスは前の学期より体感ちょっと増しました、、でも多分原因課題じゃなくて日光がないからだと思う、、

5月は最終試験があります!うおおお 今は絶賛試験前の準備期間中で、モジュールごとに復習のための授業があったりなかったり。基本的に自習がベースです。

Twitter (現X) でちょっと話題になった弊学の図書館

キャンパス外での学び

前回は書かなかったけど、政治学部や経済学部など、学部からイベントの案内が来たり、Society経由でロンドンでのイベントの情報が回ってくることがよくあります。私も実際いくつかイベントに参加したので紹介します〜

まずは、先ほど今学年のお気に入り授業として紹介したIntroduction to Political Economy の教授がロンドンの地理・歴史に詳しい人で、学生を何人か募集してシティ・オブ・ロンドン(金融街)をガイドしてくれました!BloomburgとかBank of Englandとかの周りを説明聞きながらぐるぐる歩いて、パブでSocialiseして解散的なことをしました。

そのツアーで特に印象に残っているのが、The Royal Exchangeの彫刻の説明です。The Royal Exchangeの正面に三角の彫刻的なもの(名前分からん)があるのですが、右に奴隷が膝をついているのが見えると思います(右から4人目が奴隷)。写真撮ってないのでググってみてください笑 
この建物はイギリスで奴隷貿易が禁止された後に完成したのですが、奴隷が刻んであるのは「奴隷の労働がなければイギリスがここまで豊かになることはなかった」というメッセージを持っているらしいです(だいぶはしょりましたが)。言語化するのすっごく難しいけど、こんな知識が豊富だったら街を歩くのもめちゃめちゃ楽しそうだな…!と思います。俺、博識になりたい…

あとは、オックスフォードで日本の経済を研究してらっしゃる方がSOASにいらっしゃってセミナーを開催するとのことだったのでお邪魔したり、ロンドン大学グループの他の大学がやってるセミナーに出席したりもしました(King'sとLSEに行ってきました)。研究者の方々のお話を聞いて、私まだまだ知らないことばっかりだな〜と思うのが割と好きなのでセミナーは引き続きできるだけ出席したい…!

King'sでのイベント

最後に

いや〜第二学期本当にあっという間でした!日照時間すごく少なくって病みながらしょぼしょぼ課題とリーディングやってたら終わったわ。もう一年生終わりですよ、、やばない??一日一日大切に生きていきます、、まずは打倒学年末試験!!
2024年4月24日


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