アベンジャーズエンドゲームをインフィニティーウォーのネタバレして紹介するから前作を一つも見てなくても大丈夫になるノート

アベンジャーズエンドゲーム…楽しみですよね。私は去年インフィニティーウォーを見て以来寝ても醒めても動画を作っていても次回作のことを考えていました。

インフィニティーウォーにはある仕掛けがあり、見た人を必ずそういう気持ちにさせるように出来ています。出来ればこんな文章なんて読まずに今すぐインフィニティーウォーを見てほしいのですが、知ってる人は知っての通り、アベンジャーズというシリーズはマーベル映画の集大成であり、2008年のアイアンマンから話がすべて繋がっているため、過去作18作を見なければ話を深く理解することが出来ません。

もちろん見なくても理解は出来るような構成にはなっているものの、私のようなストーリー潔癖症的な症状を持っている人は「見たいけど見たくない」というジレンマに陥っているはずです。

仮にそこまでマーベル映画をガチで見たくはなくとも、何となく話題になっているからとアベンジャーズエンドゲームは見たい、でも前作のインフィニティウォーを見るのは面倒くさいという人もいるでしょう。

そんな人のために今回の動画ではアベンジャーズエンドゲームを見ていない人、もしくはストーリーをある程度知ってスッキリした気持ちで見に行きたい人のために、インフィニティーウォーをネタバレしながら次回作エンドゲームを気持ちよく見られるようになるための解説をしていきます。

ほんとは配給会社からの依頼でこういうものを作りたかったのですが、私は弱小ユーチューバーなのでそんな依頼が来なかったため勝手に宣伝動画を作ります。マーベルの人~~見てたらなんかくれ~~ロキかロケットのなんかくれ~

マーベル映画について何も知らないならば、アベンジャーズエンドゲームの前作であるインフィニティーウォーの話をする前に、まずMCUの話…をする前にまずマーベルという会社の話から始めると分かりやすいかもしれません。

マーベルという会社

マーベルというのはアメリカの漫画を作る会社で、例えばアイアンマン、スパイダーマン、ヴェノム、X-menのウルヴァリン、デッドプール、スクイレルガールなどが主人公の漫画を作っています。

この会社は日本の出版社とは違い、漫画家が会社になったようなものであるため、すべてのキャラクターの権利をマーベルが握っています。

これはつまりマーベルの出すキャラクター同士は例えばジョジョ5部に康一くんが出てきたり、ドラゴンボールにアラレちゃんが出てくるのと同じ事をかなり大規模に、かつフレキシブルに出来るということを意味します。

そのため、マーベルの漫画では単体の主人公としても人気のスパイダーマンやウルヴァリンがアベンジャーズの一員としてアイアンマンやキャプテン・アメリカとともに、たまにはお互いに戦うというクロスオーバーストーリーを何度も頻繁に出来るわけです。

日本で例えるならナルトとルフィと孫悟空が手を合わせて戦うみたいなものですね。集英社もたまに似たようなことをやっていますが、マーベルの漫画ではもっと頻繁にこのような夢のチームをテーマにした漫画を作れるわけです。

実際、マーベルの作る漫画はそれぞれのヒーローが集まってとんでもない強さの敵やヒーロー同士が戦うクロスオーバーというシリーズがかなり人気となっており、アベンジャーズもそのクロスオーバーのシリーズの1つとなっています。

そんなマーベルの世界観を映画にしてしまおうと始めたのがマーベル・シネマティック・ユニバース、略してMCUです。

マーベル・シネマティック・ユニバースことMCU

このMCUは先程も言ったとおり、マーベルにたくさんいる主人公たちが共闘するような映画を作ろうという思いから始まったプロジェクトで2005年ごろから構想され始め、2008年に公開されたアイアンマンから始まりました。

このMCUの大きな目的はやはりマーベルの一番の魅力である、様々な人気ヒーローが一同に会して巨悪に立ち向かうというクロスオーバーを1から実写映画でやるという点であり、とりあえずはアベンジャーズというシリーズから始まりました。

しかしこのアベンジャーズ…アイアンマン、キャプテン・アメリカ、マイティー・ソー、ハルクらといった人気ヒーローが5人も6人も集まって結成されたユニットであるため、アベンジャーズを真に面白い映画にするためにはアイアンマンの映画、キャプテン・アメリカの映画、マイティー・ソーの映画、ハルクの映画を作って彼らの人気ヒーローとしての地位を固める必要がありました。

そのためにマーベルはMCUとしてアイアンマンの単体映画を2個、キャプテン・アメリカ、マイティー・ソー、ハルクの単体映画をそれぞれ1個公開した上でアベンジャーズを作り、公開したわけです。

つまりMCUは2012年に公開されたアベンジャーズという映画をひとつ作るために2005年から構想し2008年から3年かけて5個も映画を作るというはっきり言って正気の沙汰ではないことをマジでやってのけたわけですね。

その甲斐あってアベンジャーズは大成功を収め、MCUのシリーズはまだ続いています。アイアンマンが最初に公開されてから11年経ちますが、いまMCUが目指しているのはマーベルのクロスオーバーとして人気の高いインフィニティ・ガントレットシリーズの映画化です。

インフィニティ・ガントレットシリーズを映画にするにはアベンジャーズのキャラクターとは比べ物にならない数のヒーローを紹介する必要があるということで、インフィニティーウォーが公開される2018年までにマーベルはガーディアン・オブ・ギャラクシー、アントマン、ドクター・ストレンジ、スパイダーマン、ブラックパンサーなどの単体映画やその続編を6年かけて12本も公開してきました。

それぞれの映画はインフィニティウォーを出すのが目的であったのにもかかわらず興行収入ではこれまでにアメリカの歴代興行収入ランキング3位につけるような映画を出したり、アカデミー賞候補に8回くらい選ばれるくらいの成功を収めています。

そしてすべての映画の集大成として公開されたのが前作、アベンジャーズインフィニティーウォーなわけです。

さあ本題のインフィニティーウォーの話に入ってきましょう。

アベンジャーズ・インフィニティーウォー

ここから先はインフィニティーウォーのネタバレで満載であるためここまで見て面白そうだと思った人はインフィニティーウォーだけでも見てみたください。個人的にはガーディアン・オブ・ギャラクシーがめちゃくちゃ面白いし、他の映画との繋がりが無いのでそちらを、アイアンマン1から見たい人はそれもいいでしょう。

MCUの世界にはインフィニティーストーンというものが存在しています。

このインフィニティーストーンは宇宙が誕生するまえから存在していたとされ、そして宇宙の様々な場所に点在しています。このインフィニティーストーンは全部で6種類あり、それぞれのインフィニティーストーンは空間・精神・現実・時間・力・魂を司っており、例えば空間を司るスペースストーンを使えば離れた場所へワープ出来たり、マインドストーンを使えばヒーローの精神を乗っ取って味方に出来たりなどインフィニティーストーンを使えばその名前に応じた能力を行使することが可能となっています。

2011年公開のキャプテン・アメリカ1でその存在が確認されて以来、これまでのMCUの映画内で少しづつインフィニティーストーンの所在は明らかにされてきました。

そんなインフィニティーストーンですが、すべて集めてその真価を発揮できるアイテムに搭載すると宇宙を好きにどうこうすることが可能になります。

インフィニティーウォーではこのアゴがたくさんある土星うまれの巨人サノスがインフィニティーストーンの真価を引き出すアイテムであるインフィニティーガントレットを持ってインフィニティーストーンを集め始める所から始まります。

サノスの究極的な目的はインフィニティーストーンの力をもって「宇宙の生物の数を半分にする」事です。

14世紀にヨーロッパで流行した黒死病によりヨーロッパの人口が6割減った際は、人が減ることによる地価の低下、そして賃金上昇、余った土地での畜産が盛んになったため食費も安くなるなどあながち悪いことばかりではなかったようですが、だからといって半分殺していいわけはありません。特にマーベルの映画で食っているマーベル社にとってヒーローが半分死んだらかなりの打撃です。

そういうわけでインフィニティーウォーのストーリーは「サノスがインフィニティーストーンを集めて人口を半分にしようとしているのでこれまでMCUに登場してきたヒーロー全員が力を合わせてそれを止めようとする」という感じになるわけですが、ここで一瞬止まってアベンジャーズインフィニティウォーがどういう話になるのか考えてみましょう。
ヒントは
1.インフィニティーウォーとエンドゲームの二部構成
2.サノスがインフィニティ・ガントレットを完成させる必要がある
3.サノスがインフィニティ・ガントレットを完成させると宇宙の生物が半分死ぬ

大体の人は「アベンジャーズインフィニティウォーではアベンジャーズがサノスと戦ってインフィニティ・ガントレットの完成を阻止しようとするが、サノスにやられてしまいインフィニティ・ガントレットは半分完成してしまう。アベンジャーズエンドゲームではインフィニティ・ガントレットが全部完成してしまうがギリギリでなんとかなる」

こういう感じのぼんやりとした予想をするかと思われますが、実際にはインフィニティーウォーはこんな話でした。
「宇宙からやってきたサノスがすべてのヒーローを蹴散らしてインフィニティーストーンを奪うことによりインフィニティ・ガントレットを完成させて宇宙の生物を半分殺してサノスは逃げて終わり ヒーローは半分死ぬ」

ストーリーの教科書をまったくもって無視しています。話の構成を考えるとき、起承転結を考えるのがコーラを飲んだらゲップが出る以上の必然なわけですが、アベンジャーズインフィニティウォーは起承転くらいでいきなり映画を終わらせます。

アベンジャーズが半分死んでこれからどうなる?というところでいきなり幕が降りるわけです。正義はかならず勝つはずのヒーロー映画にあってはならない展開ですね。二部構成の映画でもこんな途中で終わらせる映画もなかなかありません。

去年インフィニティーウォーを見ていた私は死ぬほど驚きましたからね。「え?これで終わり?まだ話半分だけど??」という感じでしたよ。そういうわけで今年1年間インフィニティーウォーの続編のことしか考えられなかったわけです。

いまでもインフィニティーウォーの幕が上がった瞬間の事を思い出すとつらくなります。このあと1年も待たないと続きが見られないなんて…と考えただけで無気力になったものです…

そういうわけでもうすぐ公開される次回作、つまりエンドゲームでは半分になったヒーローたちでサノスと戦うことになります。果たしてアベンジャーズのヒーローたちは宇宙をどうこう出来るサノスをどうこう出来るのか?というのが4月26日公開のアベンジャーズエンドゲームのストーリーになるわけです。

アベンジャーズ・エンドゲーム

最後にサノスを倒すために彼に挑む、死ななかったヒーローを紹介していきましょう。

まずアイアンマンシリーズよりアイアンマン。変化自在で空も飛べるしビームも撃てるヒーローです。なお、インフィニティーウォーのラストで土星の惑星タイタンに取り残されたためエンドゲームの序盤から他のヒーローに合流することは出来ない見込みです。

次にキャプテン・アメリカシリーズよりキャプテン・アメリカ。超人血清により超人になった軍人で、宇宙で一番硬い素材で出来た盾を投げたりして戦います。わけあってアベンジャーズからは除名されていましたが、さすがに宇宙の危機なので他のヒーローとも手を取り合って戦う予定です。

アイアンマン2初出のブラック・ウィドウ。超凄腕のスパイです。それ以外に特に能力はないので人間ではないサノス相手には戦闘ではたぶん役に立たないとは思われますが、割となんでも出来る有能キャラなので今回も何かしら役立つ事はしてくれるでしょう。おいしいコーヒーを入れるとか…

インクレディブル・ハルクよりハルク。物理学者のブルース・バナーが怒るとハルクに変身し、制御が効かなくなる代わりにめちゃくちゃ強くて暴れまわる怪物になります。

マイティ・ソーよりソー。雷神でサノスの体を貫くことが出来るストームブレイカーという武器を持っており、インフィニティーウォーでサノスに結構なダメージを与えることが出来た唯一のヒーローです。

マイティ・ソー初出のホークアイ。ハートロッカーやメッセージでいい演技をしたジェレミー・レナーが演じている以外いい所が特に無いヒーローです。アベンジャーズ1では敵に乗っ取られ一般人を虐殺し、アベンジャーズ2では有力ヒーローが死ぬ原因となり、シビルウォーではアベンジャーズに弓を引くなどこれまでまともな活躍をしてこなかった彼がエンドゲームで何をやらかすのか、はたまたここにきていきなりとんでもない活躍を見せるのか今から楽しみでもあります。

ガーディアン・オブ・ギャラクシーよりロケット。遺伝子改造でアライグマにされてしまった元賞金稼ぎ。見た目はアライグマで性格が本当に酷いのですが銃器や機械のエキスパートでガラクタから何でも作ることが出来たり凄腕のパイロットでもある有能キャラです。

同じくガーディアン・オブ・ギャラクシーよりネビュラ。サノスの娘であり改造人間です。残虐な性格で今まで敵としてたち振る舞って来ましたが、サノスは嫌いらしくベジータのようになあなあの関係で仲間になっています。

アントマンよりアントマン。原子間の距離を変えることにより大きくなったり小さくなったりすることが出来るヒーローです。エンドゲームでは彼が小さくなってサノスの尻から侵入し巨大化することによりすべてを終わらせるのではないかとインターネットで囁かれています。

キャプテン・マーベルよりキャプテン・マーベル。空を飛んだり素手からビームを撃ったり出来るスーパーマンみたいな女性です。アベンジャーズの上司の個人的な知り合いで、宇宙の危機なので駆けつけてくれました。

果たしてアベンジャーズたちはサノスをぶっ殺せるのでしょうか?そしてアメコミではお約束の死人を生き返らせるような事を本当にしてしまうのか?楽しみにしながら劇場へ行きましょう。

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