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「街の小さな映画館」第14回 新文芸坐

塚本晋也監督が撮る!ミニシアターの魅力を伝える動画「街の小さな映画館」第14回は東京・池袋の名画座、新文芸坐さんです!新文芸坐は東京・池袋の東口に2000年にオープン。1956年に創業した前身の「文芸坐」を含めると60年以上映画ファンに愛され続けています。2022年4月15日には音響・映写設備を一新しリニューアル。デジタルでは「4Kレーザー」上映に対応すると同時に35ミリフィルム、16ミリフィルムも現役で稼働。またオリジナルの音響システム「BUNGEI-PHONIC SOUND SYSTEM(ブンゲイ・フォニック・サウンド・システム)」が導入されました。

公開された動画では、ロビー壁面の和田誠さんの名画イラスト、様々な機材の並ぶ映写室、今では珍しくなった緞帳のあるスクリーンなどを辿ります。インタビューでは支配人の花俟良王氏、映写担当スタッフの濵本栄紀氏が劇場の特色や、時代に即した名画座としての取り組みなどを語ります。

第14回 新文芸坐

【塚本監督から新文芸坐へ】

遠く文芸坐の時代から数々の思い出がある。
ぴあフィルムフェスティバルの席を取るのが大変で、ようやく見ることができた映画が華々しく映り憧れた10代。映画を作るようになって、自分の特集上映をやってもらい、1階と地下の両劇場が満員になったうれしい時代。新文芸坐になり、そして最近リニューアルされ、さらに映像、音響がグレードアップし、デジタル化した自分の作品が新たに蘇った感動。思い出すとキリがない。
長い期間に渡り、とても多くの人々の夢と記憶を運ぶ映画館です

新文芸坐
東京都豊島区東池袋1-43-5 マルハン池袋ビル3F
TEL:03-3971-9422
https://www.shin-bungeiza.com/
座席数:264席

1956年、東京・池袋駅東口の映画館「人世坐」の姉妹館として「文芸坐」が開館。当初は松竹洋画系の封切館だったが、人世坐の閉館後に名画座に転向。建物の老朽化などを理由に1997年に閉館。跡地に再建されたマルハン池袋ビル内に2000年12月12日に「新文芸坐」として復館。オープニング作品は『七人の侍』。2022年4月15日にはリニューアルオープン。再び『七人の侍』を皮切りに「4Kで甦る黒澤明」特集で幕を開けた。リニューアルを機に名画座でははじめて4Kレーザープロジェクターを投入。昔ながらの35ミリフィルム、16ミリフィルムの上映も可能で多種多様な上映に対応している。音響システムはオリジナルの「BUNGEI-PHONIC SOUND SYSTEM(ブンゲイ・フォニック・サウンド・システム)」を導入。新旧・洋邦問わないオリジナルなプログラムやイベント、毎週土曜日のオールナイト上映など独自の路線でファンを集めている。
 
【『野火』上映記録】
2016:3月20日~3月22日 *舞台挨拶:3月20日 
2017:7月30日~8月1日 *舞台挨拶:7月30日
2018:8月9日 *舞台挨拶:8月9日 *メイキング上映
2020:8月12日 *舞台挨拶:8月12日
2021:8月11日, 8月16日 *舞台挨拶:8月11日
2022:8月6日 *舞台挨拶:8月6日
2023:8月10日 *舞台挨拶:8月10日

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