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30年以上、官庁を得意先とする企業で研究開発に携わって来ました。 定年退職を期に、思う…

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30年以上、官庁を得意先とする企業で研究開発に携わって来ました。 定年退職を期に、思うところを発信できればと思っています。

最近の記事

出口汪氏の「あながも突然、上手に書けるようになる」が酷い

 出口汪は、現代文のカリスマらしい。また、先生らしい。「あながも突然、上手に書けるようになる」は、副題が 7日間「大人の論理エンジン」で本物の文章力が身につく となっており、図書館で目に付いたので借りてしまった。  1日目として「なぜ、あなたの文章は分かりにくいのか?」として、練習問題を通した説明がされている。私が酷いと思ったのは、練習問題の模範解答例と称する文章である。  氏は、次のような文章を模範解答としている。    このグラフから分かることは、1980年前後を境に、

    • カラーテレビの思い出

       昼の日差しの明るく差し込む腰高窓の枠に座っている。そこは、我が家が借りていたアパートの部屋の窓。一階で、窓の外側の1/4位に柵状のものが付いていて、枠の高さも小学生の自分が座っても畳に足が付くくらいだ。  そこで、新聞を開いてテレビ欄を読んでいる。当時のテレビ欄は、新聞の中ほどにあったのだ。新聞に陽があたっていて眩しいという記憶はない。部屋の中が薄暗く、窓際だけが明るく陽が照らされているイメージ。  当時のテレビ欄には、カラー放送には「カラー」の表記があった。自分は、暗い部

      • 太田和彦氏を嫌いになったわけ

         氏の軽妙な語り口で、いろいろな酒場を訪れた本は、居酒屋ファンにとってはとても楽しく読める本だと思う。氏が語った店が自分の知っている店であれば、親せきの店が褒めらたように嬉しく感じ、知らない見せであれば、機会があれば訪れて見たいというような雰囲気のある語り口だ。  氏は、銘酒だけではなく、安酒でも良いと言いながら、毛嫌いしている酒というか、ビールがある。ドライビールが嫌いらしい。まあ、個人の好みなのでとやかくは言わないが、何度か氏の文章でドライビール批判を呼んだことがある。

        • 新宿メトロ食堂街の蕎麦屋

           小田急新宿店が閉店したというニュースを見た。そうなんだと思ったけれども、別に小田急新宿店には特別な思い入れはない。それよりも、メトロ食堂街がなくなったことのほうのショックが大きい。  学生時代は、新宿を経由して通学をしていたので、なじみがある。メトロ食堂街は、地下から中途半端に階段を上った半地下のところにあって、ごみごみはしていたが、それなりの価格の店が多かった。その中で、蕎麦屋(今回調べて「永坂更科」であったことが分かった)の立ち食いコーナーだけは利用したことがあった。

        出口汪氏の「あながも突然、上手に書けるようになる」が酷い

          Jアラートへの違和感

           はじめに、筆者の違和感については4項に記載しています。1~3は今回(2022年10月4日)のJアラートの発出経緯等の説明上に必要な前提等を記載しています。 1.Jアラートの発出経緯  10月4日(火)に5年ぶりに弾道ミサイル発射に関するJアラートが発出された。筆者自体は、今回のJアラートは、受信しておらず、政府等のホームページをざっとみたが経緯が分かるような資料は発見できていない。  そこで、Jアラート直接ではないが、経緯が分かる首相官邸(災害・危機管理情報)Twitt

          Jアラートへの違和感

          報道って結構いい加減

           もう、30年以上前のことです。我社にテレビ局が取材に来ました。まあ、後にも先にも、その一回限りですけれどもね。  不祥事を起こしたとかではなく、ある製品の初号機を納入するセレモニーがあって、それの取材です。自分は、その製品にかかわってはいましたが、下っ端だったので、会場設営とか、製品の準備をしただけでセレモニー自体には参加していません。 セレモニーが終わった後の、オードブルだとかを後片付けと称して、頂いただけでした。  で、テレビが取材が来たということならば、ニュースで

          報道って結構いい加減