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ルンバさん103 - ルンバさん9号は言うだけ言うと急に優しくなる

ルンバさん9号が想像以上に酷い。
一生改善しないことを確信して、逆に私の気持ちが吹っ切れてしまったエピソードを書く。

前期の業績を振り返る面談で、ルンバさん9号が切れた。会社からの評価が不本意であるらしい。何をどうすれば評価が上がるのか、以前と同じことをやっているのに評価が微減とはどういうことか、とキレながら聞いてくる。
これが若い人の発言なら、わかる。でも、MBAホルダーで管理職も官公庁出向も海外赴任も経験していて、私よりも学歴も地位も給料も経験も上なルンバさん9号。「以前と同じ仕事」で評価が上がると思ってる時点でアウトだし、どうすれば評価されるのか聞いてくるのもアウト。というのを指摘したら、ますます怒ってる。対面ではなく電話なのを良いことにこっちも応戦。そのうち、口調がトーンダウンするルンバさん9号。「こうやって率直に意見交換するのって大事ですよね」と、急に穏やかになる。

女を殴ってから急に優しくなるDV男と同じ。

これまでのルンバさんにも改善が見込めない人はいたけど、ルンバさん9号は一生治らないんだな、と思い知らされた。
低い評価(と本人は思っているけど、ニュートラル評価)をつけた私がルンバさん9号を怒らせた。怒るだけ怒ったら気が済んじゃって大人しくなる。だけど今後もルンバさん9号の「虫の居所」と環境要因で、同じようにキレることは必然。気分も責任も他者に委ねすぎ。
華々しく見えるルンバさん9号の経歴も、実態は行く先々でことごとくキックアウトされてきたのだろう、ということも、なんとなくわかってしまった。「キャリアアップ」という名目なら角が立たないし。実際本人はそう信じてるし。

ここまでわかってしまえば、逆に何もしないことがルンバさん9号対策になる。何をやってもルンバさん9号が機嫌を損ねる事態は回避できない。評価以外にも地雷はいくらでもあるだろう。DV男はどこでキレるか予想がつかないものだ。
のらりくらりと現状維持しながら、私が上司として時々サンドバッグになっておけば、他に被害が及ばないという総合的な改善にもなる。私は嫌になったらいつでも辞められるんだし、ルンバさん9号が本当に暴力を振るう場合は退場願えるし。
なんだか面白くなってきた。次はどうやって煽ろうかと妄想中。