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Lord to archives~アルバム制作日記~コンセプト編

こんにちは。
ノボのフジタニでございます。

約3年がかりで製作をしていた1st full album「archives」
9/7にリリースをするということで、数回にわけて制作日記という形でお送りていこうと思います。

制作開始

前作「adapter」というmini albumをリリースしたのが2016年初頭。
年明けしてすぐにリリースしてツアーに行きました。

本当は毎年何かしらリリースをしたいと思っていたので、これをリリースしてからすぐに今回の音源の制作に着手はしていました。
実際、今回収録される曲で一番古いのは「vanish」という曲で2016年12月に着手をしていたようです。


もっと聴かれたい

リリースしてツアーもやって、この時に考えてたことは「もっと沢山の人に聴かれたい、もっと知られたい」ということでした。

そのために良い音楽を作るのはもちろんだけど、発表の仕方も考えないといけないなということ。
制作からリリースまでのハードルはすごく下がったので、誰でもやろうと思えば作曲からCDプレスまで自分で出来てしまう。
実際私もそうやってきました。
そこで、一つの限界を感じるわけです。

拡散力の限界

一人で作って一人でリリースする。
制作という面で考えたら超効率的で無駄もなく、全部自分の思い通りに出来るのでとても良いのですが、いざリリースするぞとなった時に、それを広める人がいないという状況が起こってしまいます。
その作品に関わっている人が私しかいないから、「出来たよ!聴いて!!」というのも私だけ。
SNSでそれを見た仲の良い仲間が「いいね」とか「リツイート」してくれるのが限界となってくるとなかなか拡散も難しい。
聴かれる聴かれない以前に知られないといけないわけです。

大人の力を借りたい

拡散力と言えば大人の力。
ということで、ディストリビューターを通してタワレコとかの大手CDショップに置いてもらったり、媒体に乗せてもらったり、渋谷の大画面でMV流してもらったりそういうことをしようかと考えてたりしました。
いくつかそういう会社を調べては見たものの、何か違う気がして結局連絡には至らず(2019年8月現在)

配信かCDか

ノボはCDやダウンロードでの音源の販売を行なっていますが、一部の作品を除いてリリースした音源はapplemusicやSpotifyなどのサブスクリプションサービスでも配信しています。

確かこの2016年くらいからだと思うのですが、SNSでの宣伝も、「販売してます」から「配信してます」に切り替えた記憶があります。

販売で買ってくれた方がこちらへのバックは大きいから正直CDとか買ってもらいたいけど、そもそも聴かれなければ意味がないと思ってそういう形にしました。
リリース前の音源とかをSoundcloudに上げ始めたのもこの時期だったはずです。

お客さんの購入傾向として一度聴いてから買うかどうか決めるという人が増え始めたからというのが理由です。
CDバブルの頃はあまりそういうことがなかったのですが、ある時期から一度聴いてから買うという傾向が強くなった印象があります。

ちょうど1年くらい前にも同じこと言ってた。18:45あたり。
Drive me crazyっていう-仲間の音源BGMにしてドライブをする-っていう趣旨の番組をYoutubeでやってたのですこの頃。

とりあえず作る

上記のようなことをうだうだ考えつつ、そもそも曲がなければリリースも何もないぞということでひたすら曲を作り続けます。
ライブやったりイベント立ち上げて運営したりという活動と並行しながら、制作を続け今回収録の曲が出揃いました。
収録曲以上ある中から選んで制作したのって今回が初めて。
アルバムに入らなかった曲はDLカードになってたり、そもそも表に出てなかったりしてます。

というところで、前作から考えていたことの話と曲が揃うまでの話。
次回は音の制作について書こうかと思います。

引き続きよろしくお願いいたします。

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