ゴールデングラブ賞受賞者が発表!今年の守備の達人は誰だ!〜パリーグ編〜
11月10日、「2023年度第52回三井ゴールデングラブ賞」の受賞者が発表されました。
今回は、パリーグのゴールデングラブ賞受賞者を紹介していきます。
ゴールデングラブ賞受賞者
それでは、パリーグで栄えある守備のタイトルを獲得した選手を見ていきましょう(以下一部敬称略)。
投手 山本由伸(オリックス)
次点 小島和哉(ロッテ)
捕手 若月健矢(オリックス)
次点 甲斐拓也(ソフトバンク)
一塁 中村晃(ソフトバンク)
次点 頓宮裕真(オリックス)
二塁 中村奨吾(ロッテ)
次点 外崎修汰(西武)
三塁 宗佑磨(オリックス)
次点 安田尚憲(ロッテ)
遊撃 源田壮亮(西武)
次点 紅林弘太郎(オリックス)
外野 辰己涼介(楽天)
万波中正(日本ハム)
近藤健介(ソフトバンク)
次点 松本剛(日本ハム)
パリーグはセリーグと異なり、全6球団から選手が選出されました。その中でも3人と最も選手が選ばれた球団はオリックス。阪神と同様、ここでもパリーグの覇者の守備の堅さが示されました。
投手 山本由伸選手(三年連続3回目)
投手では、日本のエース・山本由伸選手が選出。次点のロッテ・小島和哉選手と215票差という、圧倒的な得票率でした。もともと守備面で反応の良さなどが高く評価されており、"投守"において素晴らしい能力の持ち主で、今季も獲得となりました。ポスティング申請を承認された山本由選手は、よほどのことがない限り来季からはメジャーでプレー。来季に向け1つ新たなステータスを得ました。山本由選手は、
とコメントを残しました。
捕手 若月健矢選手(初受賞)
捕手では、オリックス・若月健矢選手が自身初の受賞。守備の名手・甲斐拓也選手を抜いてのタイトル獲得となりました。今季は92試合に出場すると、森友哉選手との併用ながらリードの上手さや肩の強さで存在感を残し、失策2、捕逸1で守備率.997の好成績を残しました。若月選手は、
と個人タイトル初の獲得を喜んでいました。
一塁 中村晃選手(四年連続4度目)
一塁は、ソフトバンク・中村晃選手が四年連続での受賞。次点のオリックス・頓宮裕真選手に157票差をつけてのタイトルとなりました。外野も守れる中村晃選手は、一塁守備では堅実な守備を披露。もっとも打球を取る機会が多いとも言えるファーストで128試合に出場し、失策はわずか2。守備率.998ととても安定した数字を残しました。中村晃選手は、
と話しました。
二塁 中村奨吾選手(2年ぶり3回目)
二塁では、ロッテ・中村奨吾選手が選出。もともと堅実な守備が売りだった中村奨吾選手は、同リーグの西武・外崎修汰選手との競争を制し、見事タイトルに輝きました。中村奨吾選手は風の強いZOZOマリンスタジアムを本拠地としながら、二塁の守備率は.991。失策の割合はおよそ22試合に1個と、安定していました。中村奨吾選手はインタビューにて、
と、特に小坂コーチへの感謝を述べていました。
三塁 宗佑磨選手(三年連続3回目)
三塁部門では、三年連続でオリックス・宗佑磨選手が選出。元々は外野やサード、セカンドなどを守るユーティリティータイプとしてプレーしていた宗選手ですが、中嶋監督就任と同時に三塁に専念。するとメジャーリーグ級の強肩と反応速度の速さでレギュラーを掴み取り、一気に守備の名手へと成長しました。宗選手は三年連続での栄誉に、
とコメントしました。
遊撃 源田壮亮選手(六年連続6回目)
今回のゴールデングラブ賞において最も激戦となったのはこのパリーグのショート。オリックス・紅林弘太郎選手とわずか1票差という接戦を制したのは守備の王者、西武・源田壮亮選手でした。今季はWBC中の負傷によりショートでの一軍出場は99試合に留まり、失策も6と名手らしからぬ数でしたが、ヒット性の当たりをアウトにするなど俊敏性が光り、六年連続での受賞に至りました。源田選手は
と、言葉は少ないながら喜びを感じていました。
外野 辰己涼介選手(三年連続3回目)
外野で最も票数を集めたのは、楽天・辰己涼介選手でした。類稀なる俊足とレーザービームのような強肩を持つ辰己選手は、特に縦の動きに強く、浅いポップフライでも凄まじい加速を見せてダイビングキャッチなどをしてくれます。守備率も130試合出場で.997と、申し分ない数字を残しました。辰己選手は受賞に際し、
と、頼もしいコメントを残しました。
外野 万波中正選手(初受賞)
外野2人目の票数を得たのは、日本ハム・万波中正選手。日本どころか世界で見てもトップレベルの強肩を持っており、今季は117試合に外野で出場し、捕殺数は5。出ている試合の数からすればかなり多い部類に入ります。守備率は.983とまだまだ上を目指せる数字ではありますが、ダイナミックなプレーが記者の方々の記憶に残り、初の個人タイトル受賞となりました。万波選手は、
と抱負を語りました。
外野 近藤健介選手(初受賞)
外野3枠目に選ばれたのは、ソフトバンク・近藤健介選手でした。日本ハム時代は打撃特化型、守備では捕手・一塁・三塁・外野を守れるというユーティリティー性が魅力の選手でしたが、近年では守備は外野に専念。そしてソフトバンクに移籍すると長打力が伸び、守備でも103試合に出場し捕殺7と様々な部分の能力が向上しました。近藤健選手は初のゴールデングラブ賞受賞に、
と喜びを見せていました。
まとめ
今回は、今季のパリーグでゴールデングラブ賞を受賞した選手を紹介しました。初受賞の多かったセリーグとは異なり、パリーグは連続受賞の選手が多かったですね。
明日は侍ジャパンの広島との練習試合の様子をお届けする予定なので、ぜひそちらも読んでいただけると嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
出典・画像引用元
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