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『爆走兄弟レッツ&ゴー』の全てが詰まってるプロトセイバーJB編

うす。
定期的にアップしてくれる
爆走兄弟レッツ&ゴーの公式YouTube
最高すなぁ。

やはり昔見たアニメ見るのは
メンタルコストを払わなくて済むし
落ち着くぜ。


今回プロトセイバー周りを見て


「沖田カイのいう完全なる勝利」
「ミニ四レーサー魂」
「自分で育てたマシンで勝つ。それがミニ四駆。」
「バトルレーサーなんてミニ四駆なんかじゃない!」
「Jの会心のタイミング」


が言葉ではなく魂で理解できた気がします。


ああ、こういうことだったのか、って。

はい。
ってことで

14話・J初登場
烈・豪VSプロトセイバーJB
リモコン操作に空気砲
幼少期は忘れていたが
『各キャラの必殺技を使える』
チートキャラ


16話・2回目のプロトセイバー戦
アニメでは2回負けてる。
言わずと知れたトラウマ回
子どもが泣いている。
俺も見たら泣いちゃう。
18話・実は初めて見た。
藤吉カップ。
Vマグナム・Vソニックの初レース
漫画ではヤサグレ状態での勝負→会心だったが
アニメではすでにまっすぐな心でのレース。
「トライダガーXを中破」させるJB
強すぎ問題。
19話・JBとの決着。
新登場のVソニックまで中破させているJB。
大神マシンはもれなくそうだが
Vマシンに速さ負けしてないのもヤバい。

ってことで。

爆走兄弟レッツ&ゴー
14話・16話・18話・19話
を見て思ったこと。

爆走兄弟レッツ&ゴーシリーズ
全150話以上ある中で
プロトセイバーJBが一番の強敵だったんじゃないか?
最強の壁だったんじゃないか??

って話です。

いや、化学力とか作中描写、キャラの成長を考えると
ディオマース・ネロやシャドウブレイカーZ-3とか
意味不明な強さなんですけど。

なんていえばいいか。

そう。アニメにおける超えるべき壁。

最大の敵


ってことです。

見ているときの絶望がやべーですわよ。

14話で初登場
J&プロトセイバーJB

マジでヤバイですね。
大神研究所にリムジンで連れていかれる星馬兄弟。
最初はなかなかに友好的な大神博士に草。
まぁ、後に煽り倒して計算通り(?)
烈豪から勝負を申し込まれるってワケ。

まずJB
マグナムよりストレートが速いです。
「なに!?奴のマシンは超高速仕様か!?」

から、ならばコーナーで!とソニックが
「いけ、ソニック! な、なに!?」
と。JBは藤吉&スピンアックスの「サンダードリフトを使用」

大神マシンはもれなく4台とも早すぎましたが
JBは明確にマグナムよりストレートが速い&ソニックにコーナーで勝つ
って描写がヤバいですね。

え!?どうやって勝つの!?

って。ほかの大神軍団は
別にストレートならば!コーナーならば!って感じはありますし
意味不明な描写不足で追いついてきてるだけなので別に問題視してきませんでしたけどこうも明確に負けてたらどうしようもないっていうか。

その秘訣は…


効果音とエフェクト面白すぎる。

リ…リモコンやんけ!!


そうです。私が変なリモコンです。
JBはJがリモコンを操作して走行中にセッティングを変えていました。
「可変ウィング」「シャーシを平らに」みたいなことをしてましたね。
まぁ…黒沢&ブラックセイバーの可変ウイング
オーディンズのホワイトナイトのトランスギアシステムもありましたけど。

リ、リモコンかぁ。
大神は「インチキ?なぜ?ミニ四駆の条件はすべて満たしてるじゃん?」
って屁理屈をいいますけどね。

やべーなコイツ。

現実世界でも子供のミニ四駆大会で
大人が優勝してるの気持ち悪すぎるのに。


流石大神だぜ。裏切らねぇなぁ!!!!

この時は
JBのリモコン操作はあくまでも遠隔セッティング
・ブロッキング等での左右移動はウイングでの空力操作
・空気砲は兵器ではなく特殊なウイングから生まれる後方への乱気流
・左右の空気砲もエアブレーキに空気を取り入れて噴射する装置


ってことで。
強さは理不尽ですけど

土方レイの赤外線誘導よりかはマシかもな


っていう。
なんていうか。空力での操作なんでまだミニ四駆かもな、とも思えましたね。

それでもボコボコに2回クラッシュさせられて
セイバー2台はボロボロ。
ソニック&マグナムのダブルトルネードで何とか追いつけはした…
ってレベルで速さでも負けてるっていう絶望的な相手でしたね。

原作ではマグマに叩き落されてましたけど、なんとか柱に引っ掛かってセーフ。

まぁ数話後に逝ってしまわれるのですがね。


15話はギャングが土屋研究所にミニ四駆盗みに来る回です。

文字で書いても意味不明ですね。

原作漫画では飛行機に乗ってましたけど
アニメでは車ですね。

ここで

大神や土屋は10年間かけてセイバーを作った

ということが語られます。

ウケる。

実際商品開発なんてそれくらいの愛と熱量がいるかもしれませんけど
生活はどうしているんだ生活は。

子供のころなぜ
大神が後発のプロトセイバーを
プロト…初期型セイバーを名乗ってるのかが意味不明でした。

しかし、このギャングは大神が放った刺客だということがわかります。

つまり!!!!!!!!!

大神は鉄心先生から後継者として選ばれなかったけど
悔しいから自分を真のセイバー第1号!プロトセイバーってつけるし
スーパーアバンテは自分が持っておきたい

っていう。可愛すぎる。

ところで。ギャングって
原作漫画でもそうでしたっけ??そんなイメージなくただの泥棒だと思ってましたけど????

大神博士はセイバーの原型・スーパーアバンテを盗むよう
マシンガンを持ったギャングに依頼するわけです。

ギャングはもっと仕事を選べ。


実際子供に発砲してるの面白すぎる。


16話はセイバーのマグマダイバーです。

原作漫画の土屋のVマシン作成を並行して見せていく話って感じ。
原作の雷はなく、WGPのARブーメランズV2モーターの話に持ち越しね。

烈豪がJにリベンジ!!
もう勝負ついたじゃんw
って大神、一応再戦させてあげる。
この大人げなさだと断っても不思議じゃないけど
大神も大神でマシンめっちゃ信じてるしね。

プロトセイバー勝つって信じてるんですよね。


一方星馬兄弟はボコボコ。前回土屋に直してもらったのに
酷い有様。通常の空気砲を貰い続け
「がんばれ!」「負けるな!」の連呼で
ソニックはウイング
マグナムはバンパーが折れ

はたから見ていてつらいです。

僕が今回見ていて

「プロトセイバーJBが最大の壁」
と思ったのがこのシーンです。


烈と豪がまだ勝負が決まってないのに
走りながら泣いているんですよ。


大切なセイバーがボロボロになって。
もう奇跡を待つしかない。
前回のダブルトルネードも同じく奇跡でしたけど
今回ももう神頼みに近い。

いや、信じているマシン頼みですね。

ソニック・マグナムならきっと勝てる!
って信じているけど
それでも泣いちゃってる感が。

もう。
これは最大の敵だなって。

他にこんな絶望感ある敵いました???

速さでも長所でも負けて
マシンが切り裂かれたり貫かれるわけでもないけど
純粋に虐待されてる子供見るみたいな
なんか痛々しくボロボロになるセイバー。

悲しい。

そしてマグマに落とされます。
原作では全回負けたときに落とされてましたからね。仕方ない。

本当悲しい。よく子供の玩具壊せるな?
畜生すぎる。

なんとか奇跡の逆転はしたのに。
クラッシュからの偶然ジャンプ。
Jの初セリフか?ってくらいの焦りも垣間見れるくらいに。

でも大神がなんかBB弾で妨害して。

まぁここら辺はね。

悪に負けるけど一応屈したわけではなく
主人公たちは立派に戦った。不正にもめげず正々堂々戦って
あと一歩のところで外部の影響で負けた。

っていう。
主人公の格を落とさないための配慮なきもします。

「ほおっておけ!死にたいのか!!」
という大神の制止を聞かず
活火山の火口に飛び込む子供。
遺影にならずよかったでゲス。

こんな。火口に飛び込むくらい愛してやまない
子供のおもちゃを壊すなんて。
許せねぇーよなぁ?

流石大神だぜ。

いや本当。大人になったら泣いちゃう。


そして17話は烈・豪の立ち直り回。


ショックな2人をみんなで会心させる。
原作だとVマシンを触らず放置して…

アニメだと父まで会心の手伝いをして。
いいシーンですね。いい父親です。
あー、自分はいい父親ではないな、と情けなくなりますね。

原作でのメンテ不足要素は
セイバーのデビュー戦の古いモーターをVマシンに乗せて
「バトンタッチ、魂の引継ぎをする」
といった形で再現。

あとから追い上げるVマシン。

って感じに。

18話は藤吉カップスタート。


Vマシンは遅れて
プロトセイバーVSまこと・藤吉・リョウ
の展開に。

まことは即破壊だが、一応ガッツを見せて名無しキャラよりも一枚上手ってところを見せてくれるのはヨシ。

藤吉・リョウはリードしてるがJに追い抜かれる。

リョウはなかなかツンツンしてるが
弟の次郎丸をからかわれたからか???

リョウはアニメ開始時からここまで
「ぶっちぎりの強キャラ感」を貰っているわけですが
まさかの中破。

壁走りで1発空気砲を回避するという
格を落とさない強キャラムーブを魅せるが
あのリョウが。この時点ではかなりのカッコよい
リョウ君が中破。うーん。Jやべぇ。

藤吉とリョウは壁走りとサンダードリフトで空気砲を回避。
強キャラというか
その他とは格が違うところを見せることができるが
さらに上をいくJ。これはマジでビビった。

戦績でいうと

マグナムセイバー・ソニックセイバー
大破

トライダガーX
バンガードソニック
中破


に追い込んでるわけですからね。
ここまで強い悪役いた??????

リョウを砕いたのはビビった。
コースアウトじゃなくカウル壊すまでいくかぁ。

世界グランプリン編とかのどうせ直るバトルレースみたいな感じじゃなく
「え!?」っていうビックリがあった。

後半のリョウは噛ませ犬が板につきすぎていくけど
煽り王・無冠の帝王
と呼ばれる前の
ちゃんと強キャラのリョウを倒すのはすごいよマジで。

次回予告の烈兄貴のテンション高くて笑う。


19話・Vマシンの追い上げ&勝利&Jの会心


Vマシンは古いモーターを変えて追い上げ。
藤吉を即パスしてJとのリベンジへ。

なんか…。空気砲の仕様変わってね????

なんか…
粒子をチャージしてるんだけど…
ウイングから生まれる後方の乱気流から
穴から噴き出す空気の弾丸に代わってる…
まぁ、ね。空気をみえるようにしたら
こんな感じになるけど。
Vマシンは空気砲をもダウンフォースに変える!!
Vソニックが破壊されたのは片ウイングだけの0距離だったからかな。
え。メガ粒子方じゃないのか?
このゴン太ビーム。
しかも穴からじゃねーだろ。
ttttっつーーーか。
バックブレイダーのパワーブースターのような
タービン?が回るような描写がある。
作画もいいしレッツゴーって同じネタ繰り返してるのかもね。
いや、大好きだからいいよ。
いや、メガ粒子砲じゃねーか。
ピンクのプラズマまとってるじゃねーか。
それはもうメガ粒子砲なんよ。

まず19話で盛り上がるシーン

作画も気合いが入って空気砲がメガ粒子砲にアップデートされました。


ピンクのプラズマまでまとってたらそれはもうメガ粒子砲なんよ。
粒子チャージしてるし間違いねぇ。

そんなチート武器に
スラローム走法で挑むVマシン。

どう見ても往復している分命中率2倍だが
何故か回避できている。

っていうか後でダウンフォースにできることが発覚するから
避けずに芯で受け止めたほうがいい。


そして。
ついに勝つVマシン。

プロトセイバーは大神マシンの負ける原因あるあるの
バトル用パーツがバランス崩した説。

空気砲チャージのエアブレーキが
ダウンフォースを奪い、Vマグナムの突進で弾き飛ばされた形。

原作と同じく海に落ちてまでプロトセイバーを助けるJ。


この話は終始Jは悩みながら走っていましたね。

烈・豪の「ブイ まぐなーむ ブイ そにっくー!」
の掛け声を聴いて

父の遺品の車を「ブイーン」と走らせていた
幼少期が脳裏によぎるJ。

Vマシンからブイーンにつなげるセンスは一体何なんだ。

父の遺品で遊ぶJ。
それを踏み潰そうとする大神。
遺品を守り、代わりに踏まれる4,5歳のJ。
それを「いい反射神経」と褒める大神。


大神のブレなささが最悪に最悪で草です。

お前最悪に面白いわ。

そして謎の

金髪黒人バンダナ江頭タイツ少年のJは


同じピチタイツミニ四駆軍団に入れられるが
一人だけ明らかに年齢が違いいじめられる。

仕方ない。
そういう教育を受けてるよここの施設。

J本当可哀想。
それはさて置きお前は何人だ。

父の遺品がいじめで破壊される。

言葉も出ないJ。
唖然としている。

集合時間になりいじめていた奴らははける。

一人ショックで動けないJ。



大神「何をしている。早くいけ?」



声優さんの演技が神がかっててマジで笑える。
なんてやベー大人なんだよwwwww
人の心ないんかwwwwww

大神の声優さんすげーわ。
マジで「何をしているの?早く行けよ。」
なんだよなぁ。
わかってないんよ。Jの悲しみがwwwww
すごい演技です。


そして海から出る。
烈・豪に助けられ、大神に止められ
リモコンを壊して自分で走ることを決めたJ。

なんて立派な子供なんだ。

それでこそミニ四レーサーだ、と他のレーサーに歓迎されるJ。

なんと美しいことに…
Jにマシンを壊された子供も応援している。
頑張れJ、もう少しだJ、と。
リョウまで肯定している。

「な、なぜ応援している?貴様らはJにマシンを壊されたやん。恨みはないのか。」
と。

そしてリョウが返す

「それだけか。言いたいことはそれだけか。」



ちょっとした俳句みたいになってるし
リョウ。お前はかっこいいけど
実際それ何も言ってないのと同じだぞ。


人狼ゲームやってるときに
「お前それ何も言ってないのと同じやぞw」
って突っ込み飛び交うの面白すぎる。


まことが言う

「リモコンを壊したJはもう立派なミニ四レーサー。同じ気持ちで走る彼を歓迎する」
と。

2回もクラッシュさせられたまことがいうんですよね。

さすがまこと。いいこという。

「こひろまこと」は原作者「こしたてつひろ」のアナグラムですからね
実質主人公ですよ。

さすがにそれは言い過ぎた。


ってことで。

正義のVマシンの勝利。
Jの会心。

ハッピーエンドなんですけどね。
僕はこの話を何度かループして
色々気が付きました。

レッツ&ゴーのすべてが詰まった話だな、って。


以降はこれの繰り返しだなってね。

まぁいろいろ気が付いたんですけど。
語らせてください。


まずはJの会心のタイミングです。



え?当然海から出てきたときじゃん??

って思う人が多いと思うんです。

でも僕はもう
海に落ちる前から改心してると思うんですよ。

いやー、声優さんすごいわ。

Vマグナムに抜かれないようにブロックするJのセリフ
「抜かせないッ!!」
のセリフ聞いて気が付きました。

Jはもう改心してるって。

心がこもったセリフなんですよね。
それまではセリフ自体がほぼないこともありますが
基本ロボみたいなしゃべり方。
しいて言うなら「負ける?負けはダメだ!」
のシーンは多少感情がこもっていますが。

心がこもってないですよね。

「ミニ四駆で負けたくない!負けてたまるか!!」

っていう

ミニ四レーサー魂をJが手に入れた瞬間だと思います。
あの瞬間、既に改心していた。
ちゃんと心が改まっていたわけです。



何言ってんだ?
って人はぜひ19話見てください。

「抜かせない!!」
というJを。

もうバトルレーサーの声じゃないでしょ。
アレ。


大神の命令じゃない。
自分で負けたくないって。
負けたくないって心から思ってる声でしょ。

いいなぁ。

そして

そのミニ四レーサー魂ってなんぞや?と。


それも同時にわかりました。

やっぱりレースを楽しむ心なんですよね。


皆さん、趣味とか部活とかやってました???

僕は陸上競技やってたんですけどね。

その趣味って、なんで始めました??

はじめは楽しかったんじゃないですか??


は?今もたのしーよ。
って思う人にはいまいち伝わらないかもしれないんですけど…

僕は小学生~大学まで陸上を続けていましたけど。
実際自分が勝てていたのは
自分が速かったのは小学生までかな、って。

それ以降はビリでもないがほぼビリ、見たいな感じで続けてましたね。

同じようにスプラトゥーン。

兄に誘われ出遅れて始めたスプラ。
Sとかになるまでは純粋に1キルに喜んでましたけど。
スプラ2や3でXP2400だ!とか言い出すころには

あぁ、なんでこんな自分が弱いのだろう?
とか、悔しい、練習がつらい、やって意味あるのか??


とか楽しい以外の感情が溢れていますよ。


楽しいと始めたものでも本当に楽しんで続けるのは
とても難しいんだって大人になった今なら痛いほどわかります。



同時に純粋な気持ちのパワーもわかります。
僕みたいにひねくれた人間は純粋な人間を見ると心苦しくなるもんです。

大学時代の陸上部の同期が喘息で
大会で走ったら痙攣とかして
「え、別に勝てるわけでもないのになぜここまで必死に走れるんだろう」
って思っちゃうときもありました。

でもそれがとても美しい行為だってのも痛いほどわかっちゃうわけです。

勝つことは目的でもあるけど
真の目的は「自分がどうか」
なんですよね。

別に他人と比べる必要さえないんですよ。
だって楽しいなんてのは自分の心が決めるんですから。



彼は心の底から陸上競技を楽しんでいたんでしょうね。

一方僕は負けたら恥ずかしい、頑張ったら認められるのか?

と、自分ではなく他人がどう思うかを気にして走っていたのかもしれません。嘘嘘。
そんな難しいことさえ考えてなかったですよ。

練習で鬼ごっことかしてるくらいですからね。


まぁでも。だいたいこんな感じです。


J・沖田カイ・黒沢・カルロ

改心したミニ四レーサーは
烈と豪のミニ四レーサー魂にほだされたってことです。


烈や豪。
「ミニ四駆を楽しむ」というミニ四レーサー魂
鏡のような美しい心に反射して浮き彫りになる自分の芯のなさに
情けなくなって、悩んで、自分を見つける。

ミニ四レーサー魂を手に入れるわけです。


大神の言う通りマシンを走らせてるのはミニ四駆ではない
バトルレースなんてミニ四駆じゃない。
自分でマシンを育ててそれで難しいコースに打ち勝つのがミニ四駆

そうなんですよ。
それがミニ四駆なんですよ。

手を加えることを許されないバトルマシン渡されて
相手のマシンを破壊して勝つ!!!

まぁそれも勝ってるわけですし
優勝台から見る景色は一緒なんだと思うんですけどね。

やっぱり心は違うんだと思うです。

大学時代の同期くんも
きっと負けていいわけじゃないけど
薬で強くなったり不正で勝ちたいわけじゃない。

自分


で勝から楽しいんです。

楽しいと感じるのは自分なんですから
自分で自分に勝たないといけないわけですよ。


楽しそうな、必死な、負けてたまるかって、ボロボロな、
色々な烈、豪兄弟をみて
Jはわかっちゃったんでしょうね。わからされちゃったんでしょうね。
思い出してしまったんですよね。自分との違いを。

父の遺品の車の玩具で遊んでいた時の楽しさを。
壊されたときの悲しさを。

ミニ四レーサー魂を手に入れたわけですよ。
別にリモコンを壊した瞬間じゃなくて
J自身が変わったわけです。

あとは全部繋がるというか。


沖田カイのいう「完全なる勝利」も同じですよね


サバンナソルジャーズ・ジュリアナは1位をとった。
一方レースを棄権したビクトリーズ。

それを見てカイは
負けを認めるカイ

1位なんですよ
それでも
「やっぱり彼らには勝てなかった…。約束です。負けたら引き上げると」

と。

でもジュリアナは自分の不正行為
ビクトリーズのミニ四レーサー魂に気が付き
カイと二人で完全なる勝利を目指すわけです。

ちゃんとした土俵で
自分自身を認めてあげられる結果を出せる
「完全なる勝利」を目指して。


勝てなくてもいい
楽しんだら勝ち
ではないとは思うんですけど。

でも楽しいじゃないですか。子供の時ありませんでした????
自分専用の玩具を触ってるときの楽しさ。
自分で育てたポケモンで対戦で勝ちたい!って気持ち。
負けてもいいわけじゃないけど、兄に貰ったミューツーで勝っても
それは自分の心が自分の勝ちだって認めてくれないわけじゃないですか。

自分で育てたマシンで勝つ。
バトルレーサーなんて、大神にマシン貰って走らせてるだけなんて
ミニ四駆じゃない。
完全なる勝利。


そしてフワフワして
なんかギャグみたいなパワーワード

「ミニ四レーサー魂」

の本質はこんな感じなんだと思うんです。

え、みんな知ってました??
幼少期から
こういうことなんだろうな?
とは思っていましたけどね。

でも
なんだろう。


大人になってそれが難しいとわかってから
その真価に気付き、やっと本当の意味で理解できた

そんな気がします。



あぁ。少年漫画
児童向けアニメ、いいですね。

未熟な主人公とともに成長するパートナー
信頼と友情。

美しいですね。

新しい作品をさすがに見ようとは思いませんが。
子供向けだし。

でも熱いですよね。


子供のころはわからなかったなぁ。
だって。子供のころの俺は陸上やスプラで負けを経験してないわけですし。

兄が昔馬鹿にしてきたんですよね。
諦めない心を。

陸上で、相手がもうゴールするのに
自分はまだスタートライン。
それでもお前は必死に走るのか?
嘘だろ。そんなわけない。

って。

まぁ兄は陸上を経験してないですからね
大した運動部経験がないですから。

なんかゲームごときにスポーツマンシップがどうとかってバカにして
いってスプラでも煽り行為とかしてましたけど

そうじゃないんですけどね。

そんな難しいことじゃなく
自分が許せるかどうかってだけなんですよね。


しかたないね。
兄がどうとかじゃなく俺も経験しなければわからなかったことですから。

言葉でしかわからなかった。

自分の子どもにはいろいろな経験をさせてあげたいなって思いますよ。



そして19話。ラスト

大神に見捨てられたJを
優しい目で見ながら


「どうだい…Jくん…私のところにきてみないか?」
「『いろんな意味で』勉強になると思うんだが…?♥」

と勧誘する土屋博士。

なんでそんなホモっぽくいうんだ。
目もいやらしい。


J君は本当にこの作品のヒロインだが。
めっちゃヒロインなんだが。


でもお前何人なんや。

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