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【勝手に人生相談 No.320】友の死が受けいれられない (神奈川県・10代女性)

▼ご相談内容▼

中高一貫校に通う高校2年女子。

昨年、友達が亡くなりました。

中学時代に同じ吹奏楽部でした。高校でも吹奏楽を続けたのは私だけでしたが、その後も仲良くしていました。

もう会えないという事実が受け入れられず忘れられません。

亡くなってから1か月ぐらいがつらかったです。クラスのみんなが休み時間に騒いでいるのも、どうしても受け入れられませんでした。

もう会えないのに、何でそんない笑えるの?悲しくないの?友達じゃなかったの?こんな悲しいのは私だけなの?と。

少し前に担任の先生に自分の気持ちを話した時、半年たっのだからそろそろ前を向きなさい、彼女はあなたに笑ってほしいと思っているよ、と言われました。

私もそう思います。でも、できません。悲しいと言うより寂しい。

どうすればいいのかわかりません。

神奈川県・10代女性

▼やまのぼ回答▼

 人生には絶対的な正解はありません。

 親愛の友を失って、悲しくて寂しくて、どうすればいいのかわからない。
だったら、なにも焦ることはないと思います。

 充分!納得のいくまで、亡き友を悼んであげればいいのじゃないですか!
担任の先生が仰るように、半年たったのだから・・・論は、あなたにとって無謀と言うほかありません。

 何ごとにも、ケジメをつける必要があります。それも、ご自分が納得いくケジメを。

 悲しみや寂しさを引きずったまま、うわべだけ明るく、糊塗した生き方は、お薦めできません。

 あなたは、まだお若い!これからの人生で、この悲しみ寂しさの何十倍、何万倍の辛さを経験することがあると思います。もちろん、喜びも楽しさもたくさんあります。

 でも、あなにとって、いまこの時が全てなのです。

 悲しいときは、しっかり悲しむべきです。むしろ、亡き友にとって、あなが悲しんでくれ、寂しがってくれることが、最高の弔いになると思います。

 では、どうすればいいのでしょう!

 私は、こんなとき、ヒグスリと言う、薬を取り出すことにしています。それは日薬と書きます。関西では、「日にち薬」とか「時薬」とも呼ばれています。

 日にちをかけることで、だんだん楽になるということです。

 とてもいい言葉で、よく効く大好きな薬です。

 私は、今のあなたに、この「日にち薬」を処方します。

 


▼次回のご相談予告▼

 次回の【勝手に人生相談 No.321】埼玉県・60代女性のご相談です。「同居の90代 義母が陰口」を、予定しております。

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